| 新型アキュラ・インテグラは思ったよりも「インテグラ」全開で来た |
今後発表されるであろう価格、市販モデルのスペックには期待したい
さて、アキュラが予告どおりに、そして14年ぶりとなる「新型インテグラ」を発表。
ただし今回公開されたのは市販モデルではなく、シビックのときと同じように「プロトタイプ」としての発表です(ただし、やはりシビックと同様、実際の市販モデルもプロトタイプと大きな差異はないものと思われる)。
全体的なデザインは現在の「アキュラ」が採用するものと共通で、ヘッドライトはおなじみのジュエルアイ、そしてデイタイムランニングランプは「シケイン」。
ボディカラーはDC2世代をイメージ?
今回公開されたインテグラ・プロトタイプのボディカラーは「イエロー」で、これはアキュラにとって非常に珍しく、もしかするとDC2世代の採用されたインディイエロー(地域によってはフェニックスイエロー)をイメージしたのかもしれません。
フロントグリルやフロントバンパー内のインサートはグロスブラック(ベルリナブラック)、そしてボディサイドにはブラックの「INTEGRA」文字。
ヘッドライトとテールランプの前にもINTEGRA文字がエンボス加工され、アキュラがかなりインテグラに期待をかけていることもわかります(現行アキュラでは、唯一、記号ではなく名前を持つモデルであることからも、その特別扱い度がわかる)。
ボディ形状は事前に示唆されたとおりに「クーペ風のルーフを持つ4ドア」ですね。
ホイールはマット仕上げの19インチ・スプリット5スポークホイール、そしてブレーキキャリパーはブレンボ製のイエロー。
アクセントはベルリナブラック
そしてルーフ、デッキリッドスポイラー、ドアミラー、リアディフューザー、上述のフロントグリルなど、多くのパーツにはベルリナブラックのアクセントが使用されており、かなりメリハリのついた仕様を持っていますが、この仕様がどこまでプロダクションモデルに反映されるのかは今のところ不明です。
テールパイプもブラック、そしてちょっと面白いのはテールランプのインナーがボディカラー同色のイエローということ。
さすがにこれは「汚れ」を考慮すると市販モデルに採用されることは無いのかもしれません。
搭載されるエンジンは「1.5リッター4気筒ターボ」ということが明かされていますが、出力にまでは言及されておらず、ただしシビックSiと同じだとすると200HP、トルクは260Nmということになりそうです(もちろん事前にアナウンスされたとおり6速トランスミッションがこれに組み合わせられる)。
現時点で価格は未公開
なお、今回は新型アキュラ・インテグラの価格については発表されておらず、しかしアキュラによると「およそ30,000ドル(330万円くらい)」で販売されるとのことで、生産はアキュラTLXと同じくオハイオ州のメアリーズビル工場にて。
今回の発表に際し、アキュラの副社長兼ランドオフィサーのジョン・イケダ氏によると「インテグラは、アキュラの歴史の中で最も象徴的なモデルの1つです。この新しいインテグラは、今日のバイヤーが求めている多様性と実用性と組み合わせ、エモーショナルなパフォーマンスとスタイルにて、オリジナルのインテグラが持っていたユニークな地位を獲得することになるでしょう」とコメントしています。
新型アキュラ・インテグラが発表された際の動画はこちら
参照:Acura