>ロータス(Lotus)

ロータスが「5つのアイコニックなカラー」を持つ限定モデルを各色12台づつ生産すると発表。JPS、ゴールドリーフ、マルティニ、英国ナショナルカラーにキャメルという構成か

ロータスが「5つのアイコニックなカラー」を持つ限定モデルを各色12台づつ生産すると発表。JPS、ゴールドリーフ、マルティニ、英国ナショナルカラーにキャメルという構成か

Image:Lotus

| ロータスはF1で最初に「スポンサーカラー」を車体に反映させたファクトリーチームである |

それだけに「時代」によって多種多様なカラーリングを持っている

さて、ロータスが「5つの象徴的なカラーリングを復活させた特別仕様車を発表する」としてティーザー画像を投下。※おそらく車両そのものはエミーラ

現在この「5つ」については明かされていないものの、ティーザー画像では「ブラックとゴールド」つまりJPSカラーが示されているので、まずこの”ジョン・プレーヤー・スペシャル”が設定されることは間違いないものと思われます。

ロータスが8台限定、JPSカラーの「エヴァイヤ・フィッティパルディ」を公開!1972年のF1タイトル取得50周年記念、タイプ72F1マシンをイメージ
ロータスが8台限定、JPSカラーの「エヴァイヤ・フィッティパルディ」を公開!1972年のF1タイトル取得50周年記念、タイプ72F1マシンをイメージ

| ロータス・エヴァイヤ・フィッティパルディは高級感あふれる仕様を持っていた | やはりJPSカラーはいつ見ても気品あふれる印象を与えてくれる さて、ロータスが「1972年にエマーソン・フィッティパル ...

続きを見る

ロータスは様々な「特徴的な」カラーを持っている

このJPSカラーは「F1史上、もっとも印象的」とも言われるものですが、実際にロータスはこれまでにも何度かこのカラーをイメージした特別仕様車をリリースしており、しかし様々な事情から「JPS」のロゴはなく、しかし今回はなんとかそれを復活させてほしいところでもありますね(たばこメーカーのロゴなので、法的にこれを示すことができない地域があるのかもしれない)。

ロータスはその会社、そしてモータースポーツ活動の歴史において素晴らしいスポンサーのカラーリングを次々と採用してきましたが、実はレーシングカーのカラーリングにスポンサー(のイメージカラー)を初めて導入したファクトリーチームであり(全体でも2番目のチーム)、よって多数の「記憶に残る」カラーを持つのは当然のことなのかもしれません。

ロータスはこんなカラーリングを採用してきた


ロータスが採用した最初の「企業」カラーリングは1968年のインペリアル・タバコ(ゴールドリーフブランドのイメージカラーであるレッド、ホワイト、ゴールドであった)、そして1972年にはジョン・プレイヤー・スペシャルのブラック&ゴールド(1980年代にも再登場している)。

そしてこの「ブラックとゴールド」はその後レーシングカーだけではなく自動車業界での一つの定番となり、バンディット・トランザム、ランボルギーニ・カウンタックなどもこの印象的な組み合わせを採用したクルマとして知られます。

このほかだと、「そのレーシングカーが、所属する国のナショナルカラーを使用しなければならなかった時代」のブリティッシュ・レーシンググリーンにイエローという組み合わせ、1979年のマルティニカラー(ホワイトにレッド、複数のブルー)、1980年代にアイルトン・セナ在籍時代に用いられていたキャメルカラー(イエローにブルー)が記憶に残るところです。

なお、ロータスはこれら「5つの」カラーを持つクルマをわずか12台づつしか生産しないと述べており、これらの販売先は「欧州のみ(欧州のどの地域に振り分けられるのかはわかっていない)」。

詳細の発表は12月12日に行われるそうですが、これはロータスの新しい「ビスポーク(特注)プログラム」の予告も兼ねており、このプログラムは、特別な何かを求める買い手のためにロータスのクルマをカスタマイズするという内容(ポルシェのエクスクルーシブ・マヌファクトゥア、フェラーリのテーラーメイド、ランボルギーニのアドペルソナムのようなもの)となりますが、今回の限定モデルによって、その可能性を顧客に示すことになるものと思われます。

あわせて読みたい、ロータス関連投稿

ロータス・エミーラ
方針を変更したロータスが「エミーラのハイブリッド化と延命」について言及。「今の時代は何ごとにも柔軟に対応することが原則です」

Image:Lotus | 近年の「EV不人気」によって多くの自動車メーカーがその戦略の変更を強いられる | ロータスは数ヶ月前まで「ラインアップを完全にEVへと入れ替える」予定であったが さて、早け ...

続きを見る

ロータス
苦境に陥ったロータスがついに「完全電動化」方針を撤回しガソリンエンジンの存続を決定。今後はハイブリッドやレンジエクステンダー車を投入することに

| カーガイにとっては朗報ではあるが、エヴァイヤ、エメラ、エレトレなどのEVは「短命」に終わる可能性も | 現時点では「新しいロータス」の展開は謎である さて、「2028年までに完全電動化」を目指し、 ...

続きを見る

ロータス
「販売目標を半減させた」ロータスの危機は予想以上?今回は「英国にて従業員を200人削減する準備が進行中」と伝えられる

| ロータスがこのまま「電動化」をひた走るのか、それともガソリン車に再注力するのかは不明である | しかし現在の流れ、そして親会社の意向を考慮すると「ガソリン回帰」の流れはないだろう ロータスは202 ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ロータス(Lotus)
-, , , , ,