Image:Lotus
| ロータスはF1で最初に「スポンサーカラー」を車体に反映させたファクトリーチームである |
それだけに「時代」によって多種多様なカラーリングを持っている
さて、ロータスが「5つの象徴的なカラーリングを復活させた特別仕様車を発表する」としてティーザー画像を投下。※おそらく車両そのものはエミーラ
現在この「5つ」については明かされていないものの、ティーザー画像では「ブラックとゴールド」つまりJPSカラーが示されているので、まずこの”ジョン・プレーヤー・スペシャル”が設定されることは間違いないものと思われます。
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ロータスは様々な「特徴的な」カラーを持っている
このJPSカラーは「F1史上、もっとも印象的」とも言われるものですが、実際にロータスはこれまでにも何度かこのカラーをイメージした特別仕様車をリリースしており、しかし様々な事情から「JPS」のロゴはなく、しかし今回はなんとかそれを復活させてほしいところでもありますね(たばこメーカーのロゴなので、法的にこれを示すことができない地域があるのかもしれない)。
ロータスはその会社、そしてモータースポーツ活動の歴史において素晴らしいスポンサーのカラーリングを次々と採用してきましたが、実はレーシングカーのカラーリングにスポンサー(のイメージカラー)を初めて導入したファクトリーチームであり(全体でも2番目のチーム)、よって多数の「記憶に残る」カラーを持つのは当然のことなのかもしれません。
ロータスはこんなカラーリングを採用してきた
ロータスが採用した最初の「企業」カラーリングは1968年のインペリアル・タバコ(ゴールドリーフブランドのイメージカラーであるレッド、ホワイト、ゴールドであった)、そして1972年にはジョン・プレイヤー・スペシャルのブラック&ゴールド(1980年代にも再登場している)。
そしてこの「ブラックとゴールド」はその後レーシングカーだけではなく自動車業界での一つの定番となり、バンディット・トランザム、ランボルギーニ・カウンタックなどもこの印象的な組み合わせを採用したクルマとして知られます。
このほかだと、「そのレーシングカーが、所属する国のナショナルカラーを使用しなければならなかった時代」のブリティッシュ・レーシンググリーンにイエローという組み合わせ、1979年のマルティニカラー(ホワイトにレッド、複数のブルー)、1980年代にアイルトン・セナ在籍時代に用いられていたキャメルカラー(イエローにブルー)が記憶に残るところです。
なお、ロータスはこれら「5つの」カラーを持つクルマをわずか12台づつしか生産しないと述べており、これらの販売先は「欧州のみ(欧州のどの地域に振り分けられるのかはわかっていない)」。
詳細の発表は12月12日に行われるそうですが、これはロータスの新しい「ビスポーク(特注)プログラム」の予告も兼ねており、このプログラムは、特別な何かを求める買い手のためにロータスのクルマをカスタマイズするという内容(ポルシェのエクスクルーシブ・マヌファクトゥア、フェラーリのテーラーメイド、ランボルギーニのアドペルソナムのようなもの)となりますが、今回の限定モデルによって、その可能性を顧客に示すことになるものと思われます。
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