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ロータス・エミーラに新「エントリー」「V6 SE」グレード登場。既存モデルもアップデートされボディカラーにも新色追加

ロータス・エミーラに新「エントリー」「V6 SE」グレード登場。既存モデルもアップデートされラインアップ全体での魅力がUP

Image:LOTUS

| 新登場、エントリーモデル「エミーラ・ターボ」 |

ロータスが誇るピュアスポーツカー「エミーラ」に、2026年モデルとして新たなエントリーモデル”エミーラ・ターボ”と走りを極めた”V6 SE”グレードがワールドワイドに登場。

日本では2024年10月から「エミーラ・ターボ」と「エミーラ・ターボSE」が展開されていますが、このうちの「エミーラ・ターボ」が世界規模にて拡大展開されるのだと思われ、一方の「エミーラ V6 SE」は現在日本でも未導入のグレードです。

さらに全モデルにわたってパフォーマンスと快適性を向上させるアップデートが加えられ、ここでその内容を見てみましょう。

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新グレード「エミーラ・ターボ」のスペック

そこでまずは新しいエントリーグレード、「エミーラ・ターボ」のスペックや装備は以下の通り。

「エントリー」とはいうものの、相当に充実した内容をもつことがわかりますね。※パフォーマンス面では、これまで日本で展開されていたエミーラ・ターボと同じ数値である

  • エンジン2.0リッター 直列4気筒ターボ(メルセデスAMG製)
  • 最高出力360馬力(268kW / 365PS)
  • トランスミッション8速DCT(デュアルクラッチ)
  • 0-100km/h加速4.4秒
  • 最高速度275km/h
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主な装備

  • 12ウェイ電動シート
  • 10.25インチデジタルメーター + 12.3インチインフォテインメント(Apple CarPlay/Android Auto対応)
  • 緊急自動ブレーキ(AEB)、ブラインドスポット警告、疲労検知システム などの運転支援機能

価格

  • イギリス価格:£79,500(約1550万円)
  • ドイツ価格:€97,500(約1600万円)
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より鋭い走り、「エミーラ V6 SE」登場

そしてこちらは日本には導入されていない「エミーラV6 SE」。

日本だと「ファーストエディション」のみしかV6の設定がなく、「エミーラ・ターボ SE」は4気筒エンジンを搭載するため、この「エミーラ V6 SE」は日本市場にとっても新しい存在であり、もしかすると今後導入が見込めるのかもしれません。

  • エンジン3.5リッター V6スーパーチャージャー(トヨタ製ベース)
  • 最高出力400馬力(298kW / 406PS)
  • トランスミッション6速マニュアル または 6速オートマチック
  • 0-100km/h加速4.3秒
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改良ポイント

  • 新設計のサスペンションチューニング(ツアー/スポーツモード選択可)
  • ホイールアライメントの調整でハンドリングと乗り心地を向上
  • 20インチ鍛造アルミホイール(レッドブレーキキャリパー装備)
  • 専用ボディカラー「ジンクグレー」とアルカンターラインテリア

価格

  • イギリス価格£96,500(約1883万円)
  • ドイツ価格€117,500(約1933万円)

2026年モデルのエミーラに共通するアップデート内容

全グレードに共通するモデルイヤーアップデート(年次更改)も見逃せず、主な内容は以下の通り。

冷却性能と快適性の向上

  • 冷却システムの最適化によりトランスミッションクーラーとラジエーターの流量を改善し、軽量化も実現
  • エアコンの性能向上により、暑い環境でも快適な室内温度を維持
  • エンジンサーモスタットの作動温度を引き上げ、冬場の暖房性能も改善
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トランスミッションの進化

  • 8速DCTに新たなチューニングを施し、よりスムーズで素早いシフトチェンジを実現

新色追加とオプション強化

  • 新ボディカラー「EOSグリーン」「パープルヘイズ・メタリック」が登場
  • SEグレード限定の「レーシングライン・パッケージ」では、ピンストライプや特別な内装アクセントが追加可能

まとめ:ロータス・エミーラがさらに魅力的に進化

2026年モデルでは、価格帯を広げた新しいターボモデルから走行性能を徹底的に突き詰めたV6 SEまで、より幅広いニーズに応えるラインアップとなっていますが、ロータスらしい軽快なハンドリングに加え、一方で「これまでのロータスではあまり注力しなかったであろう」快適性を大幅に引き上げていることは注目すべき点。

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これからスポーツカーを楽しみたいエントリー層、真のドライビングプレジャーを求めるエンスージアストにまでにも対応できるラインアップを揃え、いっそうの販売拡大が期待できそうですね。

なお、現在の日本だとエミーラの価格は17,615,400円(エミーラ ターボ)から18,231,400円(エミーラ ターボ SE)に設定しており、「かなり高い」という印象があるものの、実際にはこの価格で購入できるミドシップスポーツはそう多くはなく(フェラーリもマクラーレンもランボルギーニもずっと上の価格帯に移行してしまった)、意外とエミーラは「いいポジション」「空白地帯」に存在するのかもしれません。※ただしポルシェ911という強力なライバルと戦わねばならない

2026年モデルのロータス エミーラを紹介する動画はこちら

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参照:LOTUS

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