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ミニが「クーパーとの協業60周年」を記念し「MINIアニバーサリーエディション」を限定740台にて発売開始!けっこう特別感のある仕様に

ミニが「クーパーとの協業60周年」を記念し「MINIアニバーサリーエディション」を限定740台にて発売開始!けっこう特別感のある仕様に

| ミニとクーパーとの関係性は、時代や親会社が変わっても現代にまで続いている |

今回の限定モデルはけっこう価値が高そうだ

さて、ミニが「クーパー・カー・カンパニー」のが活動開始60周年を記念し、「MINI アニバーサリーエディション」を投入。

なお、日本ではミニ=ミニクーパーというくらいクーパーの名が浸透していて(というか「ミニ」と一体化している)、クーパーとはなんぞやということについて触れてみると、もともとは1946年に(チャールズとジョンの)クーパー親子によって開始された事業に端を発しており、1947年には「クーパー・カーズ」という体を成すことに。

その後はF3、F2、F1用のマシンを多くのプライベーターに供給し、F1においては1958年の「はじめてのプライベーターの勝利」に貢献することになりますが、同時に市販モデルを利用したレース参戦にも進出し、そこで目をつけたのが「ミニ」。※「ミニクーパー」の初登場は1961年10月で、これに合わせて組織体制を「クーパー・カー・カンパニー」へと変更したものと思われる

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ラリーでの活躍が「ミニクーパー」の名、ホワイトストライプを浸透させる

果たしてジョン・クーパーはミニを使用してレースに参戦することになりますが(とくにラリーが有名)、この際に用いた「ブリティッシュグリーンにホワイトのストライプ」がこれ以降のアイコンとなったわけですね。

そしてレースで活躍したイメージがあまりに強く、ミニ=ミニクーパー(さらにミニ=ホワイトのストライプ入り)となったのだと思われますが、ミニブランドがBMWへと移行した後にもこの関係は続いていて、ライセンス契約締結によって2006年にはミニクーパーSに「ジョンクーパーワークスGPキット」を限定にて追加し、その後2008年にカタログモデルとしての「ジョンクーパーワークス」が誕生。

さらに現在ではそのラインアップをどんどん拡充している、というのがおおまかな「ミニとクーパー」との流れです。

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そして今回の「MINI アニバーサリーエディション」についてですが、ブリティッシュ・レーシング・グリーンにホワイトのフードストライプとレッドのアウトラインを配した専用色を採用し、これはクーパー・カー・カンパニーのデザインをモチーフにしている、とのこと。

さらにボンネットとボディサイドには、ミニクーパーが初めてレースに出場したときのナンバー「74」が大きく(ステルス仕様にて)描かれています。

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Cピラーにも「COOPER」のロゴ。

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MINI アニバーサリーエディションのインテリアも「特別仕様」

クーパー・カー・カンパニーへのオマージュは室内にも及び、アニバーサリー・エディションのドア・シルとサイド・スカットルにはクーパー・カー・カンパニーのロゴが配置。

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ダッシュボードにはジョン、ジョン・マイケル、チャーリーという、3世代にわたるクーパー一族のサインが刻まれています。

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MINIアニバーサリーエディションの価格は39,900ドルからに設定され、全世界で740台のみ生産となるそうですが、今のところ日本国内でのアナウンスはなく、しかしこれまでの例を見るに、おそらく国内にも正式導入されるのではと予想。

MINI USAのマーケティング・プロダクト・アンド・ストラテジー部長のパトリック・マッケンナ氏によると、「クーパーの名前はMINIと歴史を共有しており、この新しいアニバーサリー・エディションはクーパーのパフォーマンスの伝統を反映し、クラシックでスポーティな外観を実現しています。ジョン・クーパーは初代ミニクーパーを用い、60年におよぶパフォーマンスの革新をスタートさせましたが、アニバーサリー・エディションは過去60年間にMINIのパフォーマンスを決定づけたクーパーの遺産に敬意を表しているのでる」とコメントしています。

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