1850馬力、5.2億円のブガッティ・ボリードが「もっとも美しいハイパーカー」に選出！なお「もっとも美しいスーパーカー」はマセラティMC20

｜　たしかにブガッティ・ボライドの姿はこの世のものとは思えず、自動車をも超越している　｜

なお、ボライドの受賞は「3台のライバルをみごと抑えて」の快挙

さて、ブガッティは2020年10月に「1馬力あたり0.67kg」という驚愕のパワーレシオを持つ未来型レーシングカーとして「ボライド」を発表していますが、その後の8月には、わずか40台の限定ながらもボライドを（その価格1台5億2000万円で）市販するとコメント。

残念ながらパワーウエイトレシオは0.67から0.9へとダウンしたものの「1850馬力」という驚愕の出力はそのまま維持されており、おそらくは「ガソリンエンジン最後の」ブガッティとしてその歴史に名を刻むことになりそうです。

ブガッティ・ボライドは「もっともデザインが優れるハイパーカー」に選出

そして今回、ブガッティはそのボライドについて、「パリで開催された第36回フェスティバル・オートモービル・インターナショナル」にて、ハイパーカー部門での「もっともデザインが優れるクルマ」に選出されたと発表。

この部門は「シリーズ生産され、6万ユーロ以上で販売され、スポーティなデザインと優れた性能を備えた車」のみが参加できるルールとなっているそうですが、最終的には4台が残り、ブガッティ・ボライドは残る3台を抑えての「栄えある一位」となったようですね。

ブガッティ・デザイン・ヘッド・オブ・スペシャル・プロジェクトのニルス・サヨンツ氏によると「ボライドは、極めて機能的でありながら、ブガッティ独特の個性と伝統にあふれています。1920年代、タイプ35のような軽量で機敏なマシンを設計してモータースポーツ界を席巻し、実質的に無敵の存在となった若きエットーレ・ブガッティのウエイト・トゥ・パワーという哲学にインスパイアされて誕生したのです。ボライドは、その哲学の究極の集大成であり、そのデザインと目的は非常に純粋なのです」とコメント。

現在、ハイパーカーメーカーとしてはケーニグセグやパガーニが存在し、メルセデスAMGやフェラーリ、マクラーレン、ランボルギーニもハイパーカーと呼べる存在をリリースしているものの、それらの中でもボライドがひときわ輝いていることは否定のしようがなく、現存するいかなる自動車とも異なり、独自のデザインを持つことや、自動車という概念すら超えてしまいそうなルックスが評価されたのかもしれません。

そのほかにはこんなクルマが選出されている

なお、このフェスティバル・オートモービル・インターナショナルでは、アウディ Q4 e-tron スポーツバックが「最も美しいショーカー」に、DSエアロスポーツ・ラウンジが「最も美しいコンセプトカー」に、そして未来のクルマ部門ではメルセデス・ベンツ・ヴィジョンAVTRが、最も美しいスーパーカー部門だとマセラティMC20が受賞しています。

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参照：Bugatti