ブガッティがシンガポールに初のショールームを開設！関税が20％程度、ほかにも物品税、道路税や高額な登録料がかかり、日本に比べて2.5倍ほどの乗り出し価格となる模様

｜　3億5000万円のブガッティ・シロンだと乗り出し8億円くらいに　｜

それでもほとんどの顧客は「現金」でスーパーカーを買うそうだ

さて、ブガッティがシンガポールにブガッティ初のショールームをオープンした、とアナウンス。

このショールームはマリーナベイサンズ横の植物園の南側に位置しており、1906年創業の高級自動車販売店であるWearnes社とのパートナーシップにより設立された、とのこと。

ちなみにこのブガッティのショールームは完全予約制となっており、専用のワークショップでは専門的な訓練を受けた2名のブガッティ技術者がサービスを担当すると紹介されています。

なぜシンガポール？

ブガッティの中東・アジア地域ディレクター、コンスタンティノス・プサリス氏によれば、「かつてない数の超富裕層を生み出したシンガポールの弾力的な経済は、世界の羨望の的です」と声明を発表。

さらに「この都市国家のエネルギーと野心は、その卓越した建築物に反映されており、住むのにエキサイティングな場所となっています。ブガッティが東南アジアに新拠点を設立し、東南アジアで増え続けるお客様のニーズや要望に応えるには、時期的にも場所的にも最適です。東南アジアで増え続けるお客様のニーズに応えるためにも、ブガッティが東南アジアに新たな拠点を設立するのに最適なタイミングであり、現地の市場について比類ない知識と経験を持つウェアネス社との協力関係を楽しみにしています」とコメントしています。

なお、シンガポールには現在富裕層の移住が相次いでおり、土地の価格もどんどん上昇中。

コロナ禍においてもシンガポールの土地やゴルフ会員権はどんどん上昇しているといい、移住してきた外国人がポンポンと超高級車を買ってゆく、とも。

ちなみにシンガポールには、かの有名な「スーパーカーの自動販売機」があり、実際に訪れて「売れるの？」と聞いてみると「売れるよ」と二つ返事。

そのほかぼくは現地のフェラーリ、ランボルギーニ、アストンマーティン、ポルシェディーラーほか高級車ディーラーを回ってきたのですが、どのディーラーでも口を揃えて言うのが「とにかくクルマが売れる」。

ちなみにシンガポールでは関税が20％程度、ほかにも物品税、道路税などがかかり、さらには車両価格の倍ほどの登録料金が必要となるため、おおよそ「日本の車両購入価格の2.2〜2.5倍くらい」が現地での購入価格になる模様。

よってランボルギーニ・ウラカンEVOだと「乗り出し8000万円」くらいということになり、しかも購入する人の大半（というかほぼ全て）が現金で支払うといい、「マジか・・・」となったことを覚えています。

ちなみにぼくは世界中のスーパーカーデイーラーを訪問するのが趣味のようなものですが、とにかくシンガポールのスーパーカーディーラーで聞く話はケタ違いだったという感じ（ドバイも凄まじかったが）。

加えてシンガポールではF1グランプリが開催されるということもあってクルマ好きが多く、スポーツカー、スーパーカーの人気が高いようで、とにかく多数のスーパーカーが走っていたな、ということを昨日のことのように思い出します。

参照：Bugatti