>ブガッティ ■新型車・スパイフォト・ウワサなど

ブガッティがシロン後継ハイパーカーのプレゼンを実施。発表は2024年、新しいスタイリングが与えられ「V16+ハイブリッド」にて1,900馬力を発生する可能性も

2023/10/18

ブガッティがシロン後継ハイパーカーのプレゼンを実施。発表は2024年、新しいスタイリングが与えられ「V16+ハイブリッド」にて1,900馬力を発生する可能性も

| やはりブガッティは他のクルマと比較される存在であってはならない |

現時点では確たる情報は何もないが、新体制で開発される最初のブガッティには大いに期待

さて、ブガッティは500台限定のシロンをすべて売り切り、その後継モデルを開発している段階にあると言われます。

実際のところ、ブガッティ自身も「シロン後継モデルは新任デザイナーによってデザインされ、2024年に発表される」と公式にコメントしており、しかしその詳細については一切わかっていないというのが現在の状況です。

しかしながら今回、なんとそのシロン後継モデルのプレゼンテーションの様子、そしてティーザー画像がリークされて大きな話題を呼ぶことに。

ブガッティが「19年間デザインを牽引したデザイナーが退任する」と発表。後任は内部から、そしてシロン後継は後任デザイナーによって2年前から開発され2024年に発表予定
ブガッティが「19年間デザインを牽引したデザイナーが退任する」と発表。後任は内部から、そしてシロン後継は後任デザイナーによって2年前から開発され2024年に発表予定

| ブガッティをデザインするということは、永遠に残る芸術品を作り出すことに等しい | さらにブガッティはパーツ一つ一つ、そして「ボディパネルを外した時の美しさ」にも注意を払っている さて、ブガッティが ...

続きを見る

ブガッティ・シロン後継モデルはどんなクルマに?

今回リークされたのはプレゼンテーションの風景、そして一枚のティーザー画像ですが、このプレゼンテーションにおいてばブガッティ・リマックのCEO、メイト・リマック氏が担当しており、これまでのブガッティから「ブガッティ・リマック」が業務を引き継ぐこと、そして新生ブガッティ・リマックは「先進的」「控えめで、しかし大胆」「情熱的である」ことなどが画面に記されています。

そしてフロアに鎮座しているのが(カバーをかけられた)新型ブガッティということになりますが、ティーザー画像、そしてカバー越しのシルエットから判断するに、優雅な曲線で構成され、なだらかにスロープし、かつラウンドしたテールエンドを確認できます。

1

このスタイリングはシロンやディーヴォなど「(横から見ると)スパっと切り落とされたような」リアエンドとは大きく異なるもので、もしかすると新しいブガッティのハイパーカーは「より過去に」向かう可能性もありそうですね。

ブガッティが「400台目のシロン」を生産したと発表!シロンは100台の製造を残すのみ、あとはW16ミストラル、ボリードの製造完了をもってW16は消滅

なお、ブガッティはそのクルマを「100年以上」保存し価値を高めてゆくことを考慮しており、自社のハイパーカーをして「クルマというよりは芸術作品」だとも表現しているため、「流行に左右されない」タイムレスなデザインを採用するものと考えられ、伝統の中に先進性を組み込んだスタイリングが与えられるのかもしれませんね。

気になるのは新型ブガッティのパワートレーン

今回画像のリークはあったものの、パワートレーンに関する状況は提供されておらず(プレゼンテーションにおいて情報が公開されたかどうかは定かではない)、しかし「ハイブリッド化」されるというのは既定路線。

そして現在出ているウワサは主に2つあり、ひとつは「V8ハイブリッド」。

このV8ハイブリッドについては、もし実現するとなれば「ランボルギーニ・ウラカン後継モデル」に搭載されるユニットとの関連性がもたらされるものと考えられ(ブガッティとランボルギーニは同じVWグループに属している)、しかしシロン後継モデルは(ウラカン後継モデルの)10倍ほどのプライスタグを掲げることになると思われるので、その価格納得性を示すには「いかに芸術的なデザイン、品質を持っているとしても」十分ではないかもしれません。

ランボルギーニ
マジカヨ!ランボルギーニ・ウラカン後継モデルはV8ターボ+ハイブリッド、ただし7,000回転までは「NA+モーター」、そこから10,000回転までは「ターボ」という前代未聞のセットアップに

| さすがはランボルギーニ、すべての条件を満たし、しかも予想外のソリューションを提供するようだ | まさかこの方法で自然吸気を守ってくるとは思わなかった さて、ランボルギーニは年内に「ウラカンの派生モ ...

続きを見る

そこで出てくるのが、シロンに搭載されるW16に変わる「V16ハイブリッド」。

ブガッティのエンジン

これについてはけっこう実現性が高いんじゃないかとも考えていて、その理由のひとつはブガッティ・リマックCEO、メイト・リマック氏が「シロン後継モデルは誰もがぶっとぶクルマになる」と語っていること。

ブガッティ
ブガッティ新CEOが語る。「シロン後継はハイブリッドで、ゼロから設計され、既存モデルから引き継いだものは何もない。それを見た人は皆、ぶっ飛ぶことになるでしょう」

| 聞いている範囲では、シロン後継モデルが大きな議論を巻き起こすことは間違いなさそう | ただし、リマック主導で開発されるからには「誰もが驚く」性能を持つのも間違いない さて、ブガッティはシロンシリー ...

続きを見る

そしてブガッティの理念は「比較されるようであれば、それはブガッティではない」という(ブガッティ創業者、エットーレ・ブガッティの)ものなので、この前代未聞のV16ハイブリッドはまさに人々がブガッティに求める”そのもの”かもしれません。

なお、W16ではなくV16を選ぶ理由は不明ですが、これは単にフォルクスワーゲングループが持つV8エンジンを2基連結することで設計や製造などの効率化を狙ったものだとも考えられ、しかし「片側8気筒」の長いエンジンを収めるとなるとかなり長い車体を必要とするのは間違いなさそう(実際にティーザー画像を見るに、かなり長いクルマであるように思われる)。

そしてこのV16ハイブリッドエンジンはシステム合計にて1,900馬力(ここまで来れば2,000馬力を目指して欲しい)を発生するとも言われており、ぼくとしては「この路線でお願いしたい」というところです。

あわせて読みたい、ブガッティ関連投稿

ブガッティ・シロン後継モデルにはW16エンジンの搭載「無し」。デザインチームはすでに小型・小排気量絵エンジンの搭載を前提に動いているようだ
ブガッティ・シロン後継モデルにはW16エンジンの搭載「無し」。デザインチームはすでに小型・小排気量エンジンの搭載を前提に動いているようだ

| たしかに公式に「W16エンジンを積むのはミストラルが最後」だと語られている | しかしブガッティが他ブランドのクルマよりも小型のエンジンを積むというのは想像が難しい さて、先日ブガッティはシロン世 ...

続きを見る

新会社「ブガッティ・リマック」が11月より正式に発足!資本関係が公開されヒュンダイが「遠縁の関連会社」に、そしてブガッティCEOは交代
ブガッティ・リマックCEO、シロン後継モデルについて語る。「ガソリンエンジンは生き残り、しかし誰もが見たことがないような驚愕のハイパーカーになるだろう」

| おそらくは文字通り「ブガッティとリマック」が合体した、”ハイパーな”ハイパーカーになるに違いない | シロン後継モデルはてっきりピュアエレクトリックになると考えていたが さて、ブガッティはつい先日 ...

続きを見る

ブガッティがサーキット走行専用ハイパーカー、ボリードの設計/安全要件を公開。ル・マン用レーシングカーを超える剛性を持ち、消火システムはなんと「軍用スペック」
ブガッティがサーキット走行専用ハイパーカー、ボリードの設計/安全要件を公開。ル・マン用レーシングカーを超える剛性を持ち、消火システムはなんと「軍用スペック」

文字通り「比較されるようであれば、それはブガッティではない」を地でゆくハイパーカー、それがボリード | ブガッティはどんな小さなことにも妥協を許さず、規制の範囲を超えて最高を目指す さて、ブガッティは ...

続きを見る

参照:The Supercar Blog

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ブガッティ, ■新型車・スパイフォト・ウワサなど
-, , , , ,