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さよならアウディTT・・・。欧州にてTTの最終限定モデル「TT RSクーペ アイコニック エディション」が100台のみ限定発売、ボディカラーはすべてナルドグレー

さよならアウディTT・・・。欧州にてTTの最終限定モデル「TT RSクーペ アイコニック エディション」が100台のみ限定発売、ボディカラーはすべてナルドグレー

| アウディTTはボクが「完璧」だと考えるクルマの一台である |

TT RSクーペ アイコニック エディションのエアロパーツはなかなかにカッコイイ

さて、アウディは先日「R8のファイナルモデル」ともいうべき新型R8 GTを33台のみ限定発売すると発表しましたが、今回はおそらくTTのファイナルモデルとなる「TT RSクーペ アイコニック エディション」を100台のみ限定にて発売する、と発表(現時点では欧州市場のみの投入予定)。

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なお、アウディTTはすでにオープンモデルの「ロードスター」の生産が終了し、地域によっては販売終了、さらに北米ではTT RSの販売が終了済み。

つまりはどんどんその生息域が限定されており、もう「絶滅間近」なモデルのひとつです。

後継モデルは「5ドアハッチバック、SUVスタイルになる」という話もあったものの、現時点ではアウディが(半ば)公式に後継モデルはない、ともコメントしていますね。

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アウディTT RSクーペ アイコニック エディションはこんな外観を持っている

そこでこのアウディTT RSクーペ アイコニック エディションがどんなクルマなのかを見てみたいと思いますが、ボディカラーは全車ともボディカラーは「ナルドグレー」。

これはアウディのRSモデル専用色ではありますが、このボディカラーの登場によって「グレーが脚光を浴びるようになった」と言われ、多くのチューンドカー、カスタムカーがこのボディカラーへと再ペイントされているほか、同系色のボディカラーが各社から登場しています(BMWはなぜか純正オプションにてこのカラーを設定している)。

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今回のTT RS アイコニック エディションにつき、最大の特徴はそのアグレッシブなエアロキットで、これはR8 GT同様、2017年にアウディスポーツが発足した際に発表されたオプションのエアロパーツ群をベースにしたもの(その頃のTTはまだフェイスリフト前だったので、今回はフェイスリフト後の外装にマッチするように微調整がなされている)。

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フロントだとスプリッターにカナード(エアロフリック)、バンパー内にはブレードが追加。

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サイドには専用デザインのサイドステップ(一部がピアノブラックにペイントされる)。

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ホイールは7スポークデザイン(やはりピアノブラック仕上げ)、ブレーキキャリパーもブラックです。

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リアにはバンパーサイドエクステンションにカーボン製リアディフューザー。

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リアウイングはグースネック形状を持っています(翼端はカーボン製)。

なお、リアサイドウインドウには「Iconic Edition」のロゴが見えますね。

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フロントグリルやバッジ、エンブレム(フォーリングス)、ドアミラーなどもピアノブラック。

アウディTT RSクーペ アイコニック エディションはこんな内装を持っている

そしてこちらはアウディTT RSクーペ アイコニック エディションのインテリア。

ブラックのアルカンターラにジェットグレーのナッパレザーという組み合わせを持っており、ステッチはイエローです。

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マットやシートの背もたれにはイエローにて「RS」ステッチ。

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フロアマットにはレザーの縁取りも用いられています。

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ダッシュボードやメーターバイザーにもイエローステッチ、そしてステアリング・ホイールの12時位置にはイエローのセンターマーク入り。

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アウディTT RSクーペ アイコニック エディションのパワートレインは通常のTT RSと変わらず2.5リッター5気筒ターボ、出力は394S/780Nm。

トランスミッションは7速Sトロニック、駆動輪はもちろん4輪(クワトロ)、0-100km/h加速は3.7秒、最高速は280km/hというスペックを誇ります。

アウディTTは完璧なクルマのひとつ

なお、アウディTTはぼくの考える「完璧な」クルマのひとつ。

手頃なサイズ感を持ち、スタイリッシュで、質感の高い内外装を持ち、エンジンはパワフル、しかし燃費に優れ、(モデルによって)AWDを採用するのでいかなる条件でも安全に速く走ることができ、しかもマトリクスヘッドライトやバング&オルフセン製オーディオなどオプションも充実している、というクルマ。

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正直言って「非の打ち所がなく」、とくにエアコンの効きが優れ、内装はきしみ音ひとつたてないので、だれか他の人を乗せるときにも気を使わずにすむのもありがたいところ(ポルシェのスポーツモデルは内装のノイズが大きく、けっこう同乗者に気を使う)。

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ただし一般的に大きな人気を獲得するまでに至るクルマではなく、リセール価格もイマイチなのが玉に瑕ですが、これは「SUV全盛、スポーツカーにとって冬の時代」という直接のアオリを受けたものだとも思われます。

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そのためにアウディとしては(いかにTTがエポックメイキングなモデルであったとしても)後継モデルを開発することが難しいのだと思われ(アウディ社内にはTT派閥があり、後継モデルをプッシュしているようだが、上層部が開発を許可しない)、しかし個人的には「SUVであっても」継続して欲しいクルマ。

ちなみにですが、ぼくは「ターボブルーのTTSの出物」があれば買っておこうと考えていて、ときどき中古車検索をかけています(売るときに相当に値が下がるので、新車で買う勇気はない)。

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