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BMW「エレクトリック時代に突入すれば、スーパースポーツの発売もありうる」。ノイエクラッセプラットフォームを使用し開発コストを抑えることで実現か

投稿日:2022/02/03 更新日:

BMW

| BMWはライバルのようにスーパースポーツを持たず、そこがヨワいと指摘されることも |

ただしBMWの上層部はスポーツカーの開発には積極的ではないようだ

さて、現在そのラインアップに「スーパースポーツ」を持たないBMW。

ライバルであるアウディは「R8」を、そしてメルセデス・ベンツは「AMG GT」を持っているものの、BMWはそれに対抗できるモデルを持たず、かろうじてメンツを保たせているのは「M8」くらい。

実際のところBMWは「我々にスーパーカーは必要ない。M8こそがスーパーカーだからだ」とコメントしているものの、これがあまりに苦しいいい訳であることは誰もが理解できるかと思います。

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実際のところ、BMWはブランド100周年の際にも(多くのブランドがそうするように)スーパースポーツを発表せず、先日の「Mブランド50周年」の際に発表されたのはなんとも形容しがたいSUVの「XMコンセプト」。

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なお、BMWはM部門の未来を示すクルマとして「ヴィジョンMネクスト」を発表しているものの、こちらはその後何ら続報がない状態です。

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もちろん、開発コストがかかり、その割に販売台数が少ないスーパースポーツを発売することはビジネス的に正しいとは言えず、しかしやっぱり世間の注目を集めるのはスポーツカーやスーパースポーツであり、「ブランドイメージ」を考慮するならば、たとえ売れずとも、それ以前に「発売しなくても」なんらかの節目には、多くの人があっと驚くスーパースポーツを発売すべきなのかもしれません(XMコンセプトには、別の意味で驚かされたが・・・)。

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なお、BMWが「重要な節目」においてスーパースポーツを発表していないところを見ると、BMWの経営陣は「スーパースポーツは無意味」「スーパースポーツはBMWの未来を示していない」と捉えていることは間違いないのだと思われます。

ただし現場はそうは考えていない

しかしながら、BMWの経営陣が「スーパースポーツは不要」と考えるのに対し、現場はけしてそうは考えていないようで、これまでにもたびたびBMWやM部門の関係者は「やはり自動車メーカーで働いているからには、一度でいいからスーパースポーツの開発に関わりたい・・・」的なコメントを発してきたことも。

そして今回、BMWの最高技術責任者であるフランク・ウェーバー氏は「現在のBMWには象徴的なM1のようなスーパーカーがない」というメディアの指摘に対して「ノイエクラッセ(BMWの新しいエレクトリックプラットフォーム)が導入されれば、その道が拓ける(可能性がある)」と回答。

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これがすなわち「BMWがスーパースポーツを作る」ということにつながるわけではありませんが、ピュアエレクトリック時代になると、ガソリン時代に比較して「より簡単に、コストを抑えて」異なるクルマを作れるようになるため、実際にスーパーカーが(BMWから)登場することになるのかもしれません(実際に、ノイエクラッセをベースとし、4つのインホイールモーターを備えるスーパーカーを開発中という報道もあるようだ)。

なお、現在BMWは販売好調だといいますが、それに大きく貢献しているのはスポーツブランド「M」だといい、BMW自身も実際にはスーパースポーツの重要性、それによるブランドパワー向上の必要性を「一応は認識して」いるのだとも考えられ、コストとリスクを最小限に抑えることが可能であれば、一発逆転も夢ではない、と考えられます。

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参照:WhichCar

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JUN

興味の範囲が広く、猫、小説、映画、音楽、腕時計、クルマなど。 酒、タバコ、ギャンブルは一切しません(ある意味では自分の人生そのものがギャンブル)。 いま欲しいクルマはアルピーヌA110。

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