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キドニーグリルはBMW史上最大!43年ぶりの「M専用」モデル、BMW XMが発表に。なにもかもが特別誂えのフラッグシップ

キドニーグリルはBMW史上最大!43年ぶりの「M専用」モデル、BMW XMが発表に。なにもかもが特別誂えのフラッグシップ

| クリス・バングルによる7シリーズが発表されたとき以上に衝撃的なデザインでBMW XMが登場 |

正直、カッコいいのかそうでないのか判断ができない

さて、BMWが予告通り、モータースポーツ部門である「M」独自開発となるコンセプトXMを発表。

BMW Mは1978年に(ランボルギーニの協力を得て)はじめてM部門専用となるスーパーカー「M1」を発表していますが、こちらは3.5リッター直列6気筒エンジン(274馬力)を搭載するBMW初のミッドエンジン車。

そしてそれから40年以上が経過し、2台目となる「M専用モデル」、コンセプトXMを発表することとなっています。

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新世代のM専用モデルはクロスオーバー

その意味では、今回のコンセプトXMはM1の後継といえなくもなく、しかし新世代の「M専用モデル」はプラグインハイブリッド、そしてクロスオーバー。

デザイン的にも大きなカイリがあり、M1との共通点があるとすれば、コンセプトXMのルーフ両端にあるBMWのプロペラマークかもしれません(M1のリア左右にも、同じようにプロペラマークがあった)。

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ちなみにこちらはM1。

おそらく、この位置にプロペラマークがあるのはM1とコンセプトXMだけなんじゃないかと思います(ヴィジョンMネクストはこの位置にプロペラマークを持たない)。

BMW コンセプトXMは市販化前提

そしてこのコンセプトXMは市販化前提のコンセプトカーですが、これまでBMWが発表してきたコンセプトカー(コンセプトZ4など)について、「コンセプト」という文字が取れた状態で発売されているので、このコンセプトXMについても、市販時には単に「XM」となるのかもしれません(シトロエンXMとの兼ね合いや、国ににっては2文字だと商標登録ができないので、なんらかの変更も考えられる)。

なお、発売については「BMW M部門が50周年を迎える」2022年だと言われていますね。

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パワートレーンは上述のとおり「プラグインハイブリッド」ではあるものの、現時点でBMWはその詳細(エンジンやバッテリーサイズなど)について述べておらず、ただし最高出力は750馬力、最大トルクは最大トルク737Nmを発揮し、バッテリーのみでは約48kmの走行が可能だと推測されています。

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BMW コンセプトXMのデザインもまた新世代

このコンセプトXMについて、やはり触れずにいられないのがそのデザイン。

従来のBMWとは大きく異るデザインを持ち、キドニーグリルはBMWのラインアップ中では「最大級」であり、ティーザー画像にて示されたようにLEDイルミネーションがグリルフレームに仕込まれ、夜間には強烈な存在感をアピールしそう。

ねお、ヘッドライトは「上下二分割」ではなく、スリムなLEDヘッドライトが左右ひとつづつ備わります。

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ホイールは23インチでこれまた「BMWでは最大級」の大きさを誇り、スポーク部、センターキャップともにこれまでにないデザインを採用。

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リアバンパーに仕込まれるテールパイプも「新しい」デザインを持ち、三角とも六角形とも受け取れるデザインです。

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テールランプはボディサイドからテールゲートへと回り込むデザイン。

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Mロゴ自体はこれまでと同じですが、カラーがモノクロームに。

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インテリアは意外やレトロで重厚だった

このコンセプトXMにてぼくが驚いたのがこのインテリア。

外観から推測すると先進的な雰囲気を持っていそうですが、意外やレトロ。

そしてそのレトロな雰囲気はヴィンテージレザーによって形成されているようですね。

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シート形状そのものは最新であるものの、やはり張り材はヴィンテージレザー。

なお、天然レザーは「サステイナブルではない」「エコではない」という理由にて敬遠される傾向が(特に欧州で)強まっていると聞きますが、一方ではレザーの支持も非常に高く、よってBMWはそういった風潮を鑑み、レザーを使用しつつも、ヴィンテージレザーによってエコっぽさを出そうとしたのかもしれません。

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センターコンソールのスイッチ類も新しくデザインされ(ベゼルはホイールのスポークとの関連性が見られる)、周囲のパネルのテクスチャも新しいデザインへ。

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一方でドアインナーハンドルやドアインナーパネル上のスイッチは従来のBMWとの共通性が見られるところ。

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リアシートの背もたれこそ独立しているものの、座面はベンチシートとなっており、「ラウンジのような雰囲気」を出そうとしていることもわかります。

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シート座面にはダイヤモンドステッチ入りベルベット、そしてフロアマットには毛足の長いカーペットが使用されており、一風変わった高級感を演出しているようですが、BMWとしては、メルセデス・ベンツやベントレーなどと異なる方向にてプレミアム感を出したかったのでしょうね。

ちなみにヘッドライナーには「パープル、ブルー、レッド」という3色のMカラーを用いたアンビエント照明が用いられている、とのこと。

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現時点ではコンセプトXMの価格については何ら情報はなく、しかしプラグインハイブリッドに750馬力、そしてこのインテリアや独特の(専用設計パーツの多い)エクステリアを見るに、その価格はけして安価なものではなく、「かなり高価」、しかもBMWでもっとも高価な部類となるかもしれません。

参照:BMW

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