BMWがヴィラ・デステに向けてナゾのコンセプトカー画像を投下。おそらくはZ8オマージュに新要素を加えた超高級ツアラー、そして実際に市販されるというウワサも

｜　昨年の「コンセプトツーリンググーペ」は市販されなかったが、今回のコンセプトカーは事情が異なるようだ　｜

発表の場所が場所だけに「富裕層を対象にした、無駄に贅沢」なクルマであるのは間違いない

さて、BMWのデザイン責任者、ドマゴイ・デュケック氏が自身の公式インスタグラムにて「最新コンセプトカーのティーザー画像」を公開。

このコンセプトカーはコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステで披露されることとなりますが、同イベントにおいてBMWは20台目のBMW公式アートカー、新しいバイク、そして「海洋性を取り入れたスポーティなユニークな車両」の発表を行うことについて言及しています。

「20台目のアートカー」とはすでに制作開始がアナウンスされているMハイブリッドV8ハイパーカー、そして「海洋性を取り入れたスポーティなユニークな車両」が今回ティーザー画像が公開されたナゾのクルマなのだと思われます。

BMWはいったいどういったコンセプトカーを公開？

BMWはコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステにてコンセプトカーを発表するのが常となっており、ここで発表されるコンセプトカーは多くの場合で「過去のアイコニックなモデルへのオマージュ」となっていて、たとえば昨年に公開されたのは「Z3クーペの再来」です。

なお、BMWはすでに「Z8オマージュ」だと思われるコンセプトカーの発表を匂わせているので、今回ワールドプレミアがなされるクルマはまさにZ8の再解釈ともいえる内外装を持つのかもしれません。

ただし「海洋性」というところには注意する必要があり、というのもZ8のどこにも海洋性はなく（007映画では真っ二つになって海に転落したが）、よってこの「海洋性」は新しい要素だと考えて良いかと思います（おそらくは高級ヨットをイメージ）。

今回のティーザー画像の公開に際し、ドマゴイ・デュケック氏は「The sky is the limit」というキャプションを付けていて、しかしこれが意味するところはナゾであり、発表の場（コモ湖の牧歌的な環境）やそこへ集う客層を考慮すると、このコンセプトカーはオープンモデルだと思われるものの、詳細を知るには新たなるティーザー画像が必要ということになりそうですね。

画像からわかるのは大きなリアデッキを持つこと、上品かつエレガントなローズゴールドのボディカラーを持つこと、小さなリアウインドウを持つことくらいであり、パワートレーンについても一切わかっておらず、環境を重視してピュアエレクトリックとなる可能性も考えられ、一方では内燃機関時代への郷愁を示すためにガソリンオンリーとなるのかもしれません。※昨年のコンセプト ツーリング クーペとは異なり、今回のコンセプトカーは少量ながら市販化されるという情報もある

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