
| 2時間でこれだけの作品を描くことができるとはさすがに「アートバトル」参加者だけのことはある |
どちらの作品も甲乙つけがたい
さて、ポルシェはかつてのジャニス・ジョプリンの「サイケデリック」356から最新のネルソン・マカモに至るまで(公式・非公式にかかわらず)様々なアートカーの歴史を持っていますが、今回ポルシェが公式に「アートバトル」の素材としてポルシェ・タイカンを提供することに。
なお、このアートバトルは新進気鋭のアーティストが「時間制限」の中でアートを作成し、そのワザを競うというイベントだそうですが、このカナダラウンドにて対決する「レイ・ミシリとメーガン・クレア・ケホ」二名のキャンバスとしてタイカン4Sが使用されています。
それぞれのアーティストが「得意技」で勝負する
そして今回の対決のテーマは「ジ・アート・オブ・エレクトリック」と題されていて、レイ・ミシリに与えられたのはブラックのタイカン4S。

彼はトロント在住のカリグラフィーアーティストだといい、とくに壁画が得意だとされ、その作品は「異なる文化や自然界の美的要素からインスピレーションを受けた」と説明されています。
画像を見るに、たしかにカリグラフィーっぽい、強弱がぞんぶんに生かされたタッチを持っているようですね。

レイ・ミシリの得意技は、ブラックの背景にメタリックの塗料で大胆かつ繊細なペンやブラシで図柄を描くことだとされ、このタイカン4Sにおいても彼の作風がぞんぶんに生かされることに。

マットブラックにグロスブラック、そしてゴールドというゴージャスなタイカン4Sに仕上がっています。

作成のために与えられたのはわずか2時間
対するメーガン・クレア・ケホに与えられたのはホワイトのタイカン4S。
大きくて明るい色の壁画を扱う仕事をしているといい、彼女は「人々のために戦う人たちにインスピレーションを受け、重要な会話ができるようなパブリックスペースを作る」ことが自分の仕事だと語っています。

それぞれのアーティストは人々の前で、そして持ち時間2時間を使用してアートカーを作成することになりますが、アートバトルの様子はライブストリームでネット上にて配信され、最終的にはこれらの視聴者が勝者を投票するという仕組み。

メーガン・クレア・ケホによると、「ポルシェ・タイカンは本当に素晴らしい曲線を持っている」と語り、「信頼性があり、しかもセクシーで、この2つが組み合わされているクルマはそうそう見られることではない」とも。

よって車を運転したときにそれらを感じるような外観にしたかったといい、クルマが自分の体の延長になるような、魂のつながりを感じてほしいという気持ちを描いたようですね。

結果的に勝利したのはブラックのタイカン4S
そして勝負の結果というとレイ・ミシリ作のブラックのタイカンが僅差で勝利を収め、その後の決勝戦へと進むことに。
そしてここで優勝すれば全国大会へと出場する権利が与えられるそうですが、どちらが勝利してもおかしくはないほどの素晴らしい作品だと思います。
なお、これらのタイカン4Sは最終的に販売されることになるものの、残念なことに販売前にはこれらの塗装が剥がされる、とのこと(車両には予めラッピングが施され、アーティストはその上に絵を描いている)。


合わせて読みたい、ポルシェのアートカー関連投稿
-
-
ライトでポップ!ポルシェ公認、空冷世代の911をデジタルアートにて表現し続けるアーティストが登場
| そこはかとなく感じられる透明感や浮遊感がなかなかいい感じ | 3Dデザイン、タイポグラフィーを得意とするデザイナー、クリス・ラブルーイ(Chris Labrooy)氏がポルシェ911をテーマにした ...
続きを見る
-
-
珍しいポルシェ911のアートカーが販売中!ビビッドな色調に重い図柄で「雄牛」が描かれる
| けっこう魅力的な図柄ではあるが | さて、ポルシェ911としては比較的珍しい「アートカー」が中古市場に登場。これはカナダのケベック国立美術博物館が運営するアートカープロジェクトの一環として制作され ...
続きを見る