| けっこう魅力的な図柄ではあるが |
さて、ポルシェ911としては比較的珍しい「アートカー」が中古市場に登場。
これはカナダのケベック国立美術博物館が運営するアートカープロジェクトの一環として制作されたもので、ペイントを担当したのはドミニク・ベズナー氏とイヴ・ティボルト氏。
制作された時期、そして使用された塗料等についての情報はなく、この「アート」が剥がせるのかどうかも不明です(現代のアートカーであれば、ひとまずラッピングを行い、その上からペイントするケースが大半だと思われるのでシートを剥がせばもとに戻せそうだが、古い年代になると直接ボディに塗っていることが多い)。
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フロントフードには鼻輪をつけた雄牛
このポルシェ911に描かれている図柄は相当に迫力があると言ってよく、フロントフードに描かれたのは鼻輪をつけた雄牛。
角はフロントフードを大きく飛び出し、フロントフェンダーからフロントドアにかけてまで伸びています。
オレンジ、レッド、イエロー、ブラウン、ブルー、ホワイト、ブラック、ターコイズといったカラーの組み合わせも力強いですね。
車体後部はブラック。
ホイールは16インチのフックススタイル、タイヤはフロントに205/50、リアに225/50のピレリ製チントゥラート。
センターキャップはポルシェ純正のようですが、こちらにもペイントが施され、4輪とも異なるグラフィックを持つようです。
一方でインテリアは「普通」。
ドア開口部を見るに、もともとのボディカラーがホワイトであったということもわかりますね。
エアコン、ケンウッド製CDプレーヤーも装備されます。
搭載されるエンジンは空冷フラットシックス、出力は217PS、そして2020年5月にオイルとバッテリーを交換したところだと紹介されています。
このポルシェ911アートカーを紹介する動画はこちら
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