ランボルギーニ/フェラーリ/ポルシェオーナーのブログ。クルマのほか、腕時計、トラベルなどライフスタイルに関わる情報をお届けします。

Life in the FAST LANE.

>VW(フォルクスワーゲン/Volkswagen)

VWが「2022年にEVを80万台生産し、2025年にはテスラを抜く」と大胆発言!生産能力はともかく、今後のEV製造コスト増加にVWは耐えることができるのか

投稿日:2022/05/17 更新日:

VWが「2022年にEVを80万台生産し、2025年にはテスラを抜く」と大胆発言!生産能力はともかく、今後のEV製造コスト増加にVWは耐えることができるのか

| 現時点でも利益が出ていないとされるEV事業において、これ以上コストがかさめば大幅値上げもやむをえない |

そして「値上げされた」フォルクスワーゲンのEVに需要がついてくるかどうかもわからない

さて、テスラCEO、イーロン・マスク氏をして「テスラの次にEVへの取り組みにおいて進んでいる」と評されたフォルクスワーゲン。

つまり「ナンバー2」だとテスラに評されたことになりますが、当のフォルクスワーゲンはもちろんナンバーワンを目指しており、2022年中に80万台の電気自動車製造を目指している、との報道。

これはフォルクスワーゲンの販売主任、ヒルデガルド・ウォートマン氏がロイターの取材に答えたもので、2022年には80万台の電気自動車を生産し、2025年にはテスラを抜き、2030年までには全生産量の50%を電気自動車にするという目標を達成すべく、2023年には130万台のEVを製造する計画だと語っています。

果たしてその野望は実現できるのか

なお、テスラは昨年におよそ94万台のEVを製造しており、今年はおよそ120万〜150万台程度を製造するのではと見られていますが、もしフォルクスワーゲンが80万台を製造できればテスラに次ぐ「EV製造世界第二位」のポジションを獲得することが可能です。

現在の圧倒的王者であるテスラは2022年第1四半期に30万台を製造し、このままのペースだと「120万台」ではあるものの、一部では生産ペースがアップしていることも報じられ、かつイーロン・マスクCEOも「150万台の製造は十分に”あり得る”」。

テスラ
テスラが「2022年第1四半期は過去最高の納車と売上、利益だった」と発表!その内容はアナリストの予想を大きく超える

| このままテスラは「年間150万台」の生産を目指す |この記事のもくじ| このままテスラは「年間150万台」の生産を目指す |テスラは「値上げし続けても売れる自動車メーカーに」なったようだ一方、テス ...

続きを見る

しかしながら上海工場のロックダウン、テスラとて無縁ではないマイクロチップ(半導体)不足の影響を受けており、フルに工場を可動させることができるかどうかは現在のところ不明です。

加えて、バッテリーの原材料であるリチウム等の価格高騰という問題もあり、なにかと厳しい状況が続く可能性も見えています。

そんな状況においてフォルクスワーゲンは2022年に80万台を生産し、2025年にはテスラを抜くというアグレッシブな目標を掲げていて、正直これが達成できるかはちょっと疑問。

DB2021AL00159_overfull

フォルクスワーゲンがオンラインイベントを開催し重大事項を発表
フォルクスワーゲンがオンラインイベントを開催し重大事項を発表!「最高のバッテリーにて電動化レースでのポールポジションを獲る」。新型バッテリーにてEV価格は30-50%も下がる可能性がありそうだ

| 韓国のサプライヤーはこの計画から除外され、「フォルクスワーゲンショック」が韓国で発生 |この記事のもくじ| 韓国のサプライヤーはこの計画から除外され、「フォルクスワーゲンショック」が韓国で発生 | ...

続きを見る

EVの製造原価が上昇する中でフォルクスワーゲンが競争力を発揮できるのか

もちろんバッテリーの調達能力、マイクロチップの供給といった問題もあありますが、ぼくがフォルクスワーゲンについて最も懸念しているのは「需要」であり、そこまで人々がフォルクスワーゲンのEVを欲しがるのかどうか、ということですね。

フォルクスワーゲンは比較的求めやすい価格帯のクルマを提供することで知られますが、もちろんEVについてもそれは同じ。

ただし今後はEV製造のコストが大きく上昇することになるものと思われ、となるとフォルクスワーゲンのEVも「けっこういい値段」になる可能性も。

そうなると、「同じ価格でアウディやBMW、メルセデス・ベンツのガソリン車を購入できる」「もうちょっとプラスすればジャーマンスリーのEVを購入できる」といった状況になる可能性も出てきて、この状況下にて「プレミアムカーメーカーではない」フォルクスワーゲンのEVが競争力を発揮できるのかどうかというのはちょっと疑問だと考えているわけですね。

ただ、フォルクスワーゲンには、つい最近発表したばかりの「ID.Buzz(ワーゲンバスのEV)」という強力な武器があり、このID.Buzzの売れ行き次第で今後の状況が変わってくるのかもしれません。

【動画】ついにVWマイクロバスが現代に「ID.Buzz」として蘇る!ピュアエレクトリック、そしてレトロフューチャーな外観、ポップな内装。ちょっと欲しいぞ
【動画】ついにVWマイクロバスが現代に「ID.Buzz」として蘇る!ピュアエレクトリック、そしてレトロフューチャーな外観、ポップな内装。ちょっと欲しいぞ

| コンセプトモデル発表から5年、思ったよりも”劣化”せずに市販モデルが登場 |この記事のもくじ| コンセプトモデル発表から5年、思ったよりも”劣化”せずに市販モデルが登場 |現時点では日本への導入、 ...

続きを見る

合わせて読みたい、フォルクスワーゲンとEV関連投稿

フォルクスワーゲンが「同社でもっとも売れそうなEV」、ID.4の納車を開始したと発表
フォルクスワーゲンが「同社でもっとも売れそうなEV」、ID.4の納車を開始したと発表!ゆとりあるSUVボディに400kmの走行可能なバッテリーを備えて約430万円

| ID.4はすでに23,500台の受注があるらしい |この記事のもくじ| ID.4はすでに23,500台の受注があるらしい |実際にID.4は23,500台の受注を獲得その性格は「快適志向」その価格 ...

続きを見る

フォルクスワーゲンが「最安」260万円のEV、ID.Lifeを発表!使い勝手や収納性、日常性を考慮するも「石のような」外観はちょっとナゾ
フォルクスワーゲンが「最安」260万円のEV、ID.Lifeを発表!使い勝手や収納性、日常性を考慮するも「石のような」外観はちょっとナゾ

| おそらくはテスラの発売するエントリーモデルと真っ向からぶつかることになりそうだ |この記事のもくじ| おそらくはテスラの発売するエントリーモデルと真っ向からぶつかることになりそうだ |ただし発売は ...

続きを見る

フォルクスワーゲン
フォルクスワーゲンが2021年、「同社史上、英国でもっとも売れたブランド」に!「もっとも売れたEV」は2位に3倍ほどの差をつけてテスラ・モデル3

| 欧州市場の全体的な動向として「SUVよりもコンパクトカー」、そして価格志向が強いようにも思える |この記事のもくじ| 欧州市場の全体的な動向として「SUVよりもコンパクトカー」、そして価格志向が強 ...

続きを見る

参照:Reuters

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->VW(フォルクスワーゲン/Volkswagen)
-, , , ,

© 2022 Life in the FAST LANE. Powered by AFFINGER5