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フォルクスワーゲンが「最安」260万円のEV、ID.Lifeを発表!使い勝手や収納性、日常性を考慮するも「石のような」外観はちょっとナゾ

フォルクスワーゲンが「最安」260万円のEV、ID.Lifeを発表!使い勝手や収納性、日常性を考慮するも「石のような」外観はちょっとナゾ

| おそらくはテスラの発売するエントリーモデルと真っ向からぶつかることになりそうだ |

ただし発売は4年先の2025年

さて、フォルクスワーゲンはエレクトリックカーブランド「ID」を展開していますが、今回はそのエントリーモデルとなる「ID.Life(ライフ)」をミュンヘン・モーターショーにて公開。

登場時期は2025年(2年前倒しされている)、価格は2万ユーロ(約260万円)からだとされるので、テスラが発売を計画している「2万5000ドルの」EVと真っ向からぶつかるということになりそうです。

ただ、この「2万ユーロ」というのは装備を簡略化した価格訴求モデルになる予定で、装備充実版は2万5000ユーロ(約327万円)となる模様。

それでも、現在IDシリーズで最も安価なID.3の3万5460ユーロ(約463万円)よりはぐっと安く、EV普及に拍車をかけることになりそうです。

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なぜ「石」みたいなデザイン?

なお、ボディ表面は「石」のようなテクスチャを持っていますが、その理由は全く謎(言及されていない)。

もしかすると、「ぶつけてもキズが気にならないように」という配慮なのかもしれません。

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兄貴分のID.3は後輪駆動となるものの、このID.lifeコンセプトは、シティカー用に開発されたMEBプラットフォームの短縮版を使用した前輪駆動のEVとして設計されており、しかしエレクトリックモーターは、231ps(172kW)/290Nm(214lb-ft)というパワーを前輪に供給し、0-62mph(100km/h)を6.9秒で、最高速では112mph(180km/h)を達成するとされ、つまりは「なかなかの俊足」ということになりそうです。※参考までに、トヨタ86が7.4秒、GR86が6.3秒

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このID. lifeは、57kWh(グロスで62kWh)の容量を持つバッテリーパックから必要な電力を供給し、WLTPサイクルに基づく約249マイル(400km)の航続距離を実現。

さらにはDC急速充電にも対応しており、わずか10分で101マイル(163km)の航続距離を実現すると発表されていますが、進化著しいEVにおいて、発売が「あと4年先」ということになれば、実際にはもっと高いスペックで登場するのかも。

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「SUVと乗用車の中間」

このID.lifeはなんとも分類が難しいセグメントだと思われ、ハッチバックではあるもののSUVっぽさも持っています。

実際に最低地上高は190ミリを確保しているというので乗用車よりは5センチほど高めでもあり、前後バンパー下部を丸めることでアプローチアングル26度、デパーチャーアングル37度を確保。

ボディサイズそのものは全長4091mm、全幅1845mm、全高1599mmで、ゴルフMk8よりもはるかに短いにもかかわらず(EV専用シャシーの恩恵にて)ホイールベースは2650mmを確保(ゴルフよりもわずかに長い)。

リアシートと助手席を折りたたむと、最大で1,285リットル(45.3立方フィート)のラゲッジスペースが出現するといい、十分なリアレッグルームと優れた荷室容量を兼ね備えるということになりそうです。

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収納に関してさらにいうならば、リアのストレージコンパートメントだけで225リットルの荷物を収納でき、さらフロアの下には108リットルの荷物を収納でき、フロントエリアに68リットルの収納スペースを設け、そこにさらに約8リットルの容積を持つ空間を設けて充電ケーブルを収納するなど「考えに考え抜かれた」という印象。

加えてドアポケットがスマートフォンの誘導充電パッドになっていることも見逃せず、まさに「Life」の名の通り生活に密着したクルマだと言えるかもしれません。

フォルクスワーゲンID. Lifeのインテリアはこうなっている

こちらはID.Lifeのインテリアですが、これまで以上にシンプルになっていることがわかります。

ダッシュボードに計器類はなく、必要な情報はステアリングホイール上、そしてフロントガラス上に投影されることに(ヘッドアップディスプレイ)。

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ウッドや手触りの良さそうな素材が使用されることで「家具」「居心地の良い部屋」といった印象もあり、これらもやはり「Life」の名の通り。

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ステアリングホイールは「ヨーク型」、そしてセンターにはディスプレイがありますが、これは操作上の理由、エアバッグ内蔵の必要性があることから(市販モデルでは)採用が見送られることになりそうです。※「Life」の名も日本ではホンダの商標と抵触するため、この名を名乗れないかもしれない

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フォルクスワーゲンID.Lifeのレビュー動画はこちら

参照:AUTO BILD

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