| フェラーリの中でローマほどボディカラーの選択に悩むクルマはないだろう |
ボクであれば散々悩んだ末にレッドもしくはイエローを選ぶと思う
さて、フェラーリが公式Facebookページにて、自社のパーソナリゼーションプログラム「テーラーメイド」によってカスタムされたローマを公開。
その内外装はブラウンとカッパーにインスパイアされたと紹介されており、ともにエレガントそしてシックな仕上がりとなっています。
なお、ローマは正直「かなりボディカラーの選択が難しい」クルマだと考えていて、他のモデルに比較して内外装とのマッチングが非常に重要な意味を持ち、そしてまずは選ぶボディカラーそのものが難しいと考えているわけですね。
ローマはボディカラーによって表情が変わる「幅」が大きい
その理由としては、ローマはほかのフェラーリ、たとえば296GTB / 296GTS、SF90ストラダーレ / SF90スパイダーに比較して「ボディカラーによって印象が変わる幅」が大きいと考えているからで、シックなカラーを選べばよりシックに、そしてスポーティーなカラーを選ぶとよりスポーティーになるように思います。
なぜぼくがそう思うのかは言葉にするのは難しいのですが、ローマはGT系ということもあり、ミドシップスポーツに比較するとデザインの「アク」が強くなく、よってカラーによってそのイメージがシフトしやすいのかもしれません(ミドシップスポーツはデザインそのものの主張が強く、ボディカラーが変わろうとも、デザインの主張のほうが強く、よってそこまでイメージが変わらないのかもしれない)。
そしてこのローマのボディカラーはメタリックブラウン(ボディカラー名は紹介されていない)、ホイールはメタリックグレーにペイントしたうえで切削加工。
ホイールセンターキャップはイエロー、フェンダーにはスクーデリア・フェラーリのシールドエンブレムがオプション装着されています。
インテリアもまた「ヴィンテージ」
そしてこのローマのインテリアはボディカラーにマッチしたヴィンテージな印象を醸し出しており、ブラックのプレミアムレザーにブラックのアルカンターラ、そしてアクセントカラーには「オレンジ」。
ステッチは「トーン・オン・トーン」つまりシートなど生地同色であり、色を反転させるコントラストステッチを使用しないことにより、これまたクラシカルな雰囲気を醸し出しているようですね(コントラストステッチを用いると、一気に現代風になる)。
なお、センターコンソール(シフトセレクター下)にはアフリカンエボニーウッドを使用するなど珍しい仕様も見られ、このクルマのオーナーさんの「こだわり」が発揮された部分だと言えそうです。
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