| このフェラーリ・デイトナSPはムゼオ・エンツォ・フェラーリに展示予定 |
ルクレールは「フェラーリはどこかにレッドが入っていなくてはならない」と考えている
さて、スクーデリア・フェラーリのF1ドライバー、シャルル・ルクレールが自身のフェラーリ・デイトナSPにつき紹介する動画がフェラーリ公式にて公開。
このフェラーリ・デイトナはシャルル・ルクレールの意向に従い、フェラーリのパーソナリゼーション部門「テーラーメイド」がカスタムした一台ですが、これまでにもSNS上で多数の目撃情報が寄せられており、しかし今回改めて見てみると今までにわからなかったディティールも見ることができるようになっています。
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シャルル・ルクレールのフェラーリ・デイトナSP3はこんな仕様を持っている
そこでシャルル・ルクレールのデイトナSP3を見てみると、ボディカラーはマットブラック。
このカラーはルクレールのお気に入りで、実際のところ、いくつかの自身のヘルメットにも用いられています。
そしてそこに(出身地である)モナコの国旗を示すリバリー(ストライプ)がフロントからリアにかけて入り・・・。
リアのプランシングホース(跳ね馬)エンブレムはシルバー、しかしリアデッキ上の「Ferrari」エンブレムはブラック(Ferrariエンブレムをペイントする例はかなり珍しい)。
ホイールもマットブラック(センターキャップはカーボン)、ドア上のスクーデリア・フェラーリのシールドエンブレムは「手書き」、そしてブレーキキャリパーはレッド、さらにボディアンダーのエアロパーツにはレッドのハイライトが入ります。
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さらにリアフード上にもレッドのアクセントが用いられ・・・。
キャビンのサイドにはルクレールのレーシングナンバー「16」がモナコカラーにて。
シャルル・ルクレールのフェラーリ・デイトナSP3のインテリアも特別だった
そしてインテリアもまた特別仕様にて作り上げられ、シートはレッドのアルカンターラ、そしてセンターにはレッドとホワイトの(レザーによる)ストライプ。
ちなみに内装カラーにレッドを選んだのは「フェラーリはどこかに必ずレッドがなくてはならない」という自身の信念に従った結果なのだそう。
左右シート間にはルクレールのレーシングナンバー、そしてサイン入り。
ステアリングホイールはカーボンファイバー製(センターマークなし)しかしパドルサイドにはモナコカラーが再現されています。
なお、この仕様を決めるためにはフェラーリのテーラーメイド部門のスタッフと5-6時間の打ち合わせを要したそうですが、これまでにも何台か同じ仕様のフェラーリ(488ピスタなど)を作ってきたルクレールだけに「フェラーリでは何ができるか」を把握しており、よってこの短時間でここまでの仕様を考えることができたのかもしれませんね。
このあとこのフェラーリ・デイトナSP3はムゼオ・エンツォ・フェラーリ(フェラーリ博物館)へと展示されるそうですが、運が良ければ来月の訪問時に見ることができそうです。
シャルル・ルクレール自らが自身のフェラーリ・デイトナSP3を紹介する動画はこちら
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参照:Ferrari(Youtube)