
| モータースポーツにおいてその存在感を示すことができれば、その成功はさらに確かなものに |
現時点ではキメラ039のパワートレインは非公開、「天を突き抜けるサウンドを放つ」とだけ明かされている
さて、キメラ・アウトモビリが「037」「038」に続くレストモッド第三弾、「039」を公開。
キメラ・アウトモビリのレストモッドシリーズはランチア037ラリーにインスパイアされた037からスタートしていますが、正直なところ「ここまで続くとは思っていなかった」というのが実情です。
現代では「いかに名車をモチーフにしていたとしても」目が肥えたユーザーは「確たる品質を伴わなければ」そのレストモッドにビタ一文支払うことはなく、しかしキメラの製品がここまで続いたということは「それだけ優れたクオリティを持つ」ということなのだと思われます。
キメラ 039はパイクスピーク ヒルクライムへと出場予定
キメラ・アウトモビリはこの039をレーシングカーとして設計しており、2025年のパイクスピーク ヒルクライムへと出場させるという計画を公表していますが、現時点ではそのスペックについては非公開。
そのスタイリングについては1970年代後半の伝説的なパイクスピーク参戦車両(下の画像)を意識しているとアナウンスされていますが、アグレッシブなフロントスプリッターと大きなリアウィングを備え、さらには巨大なオーバーフェンダーも。
なお、興味深いのはそのマルティニカラー、そして実際に「MARTINI」のロゴが入っていること。
マルティニはイタリアのアルコールブランドですが、モータースポーツへのスポンサーシップによって名を挙げており、ランチアはもちろん、ポルシェなど様々なレーシングカーのボディを飾っています。
よって各自動車メーカーとも、このマルティニカラーをイメージさせるカラーリングを採用した車両をリリースしているものの、商標の関係からかこれまで「マルティニ」の文字とマークを記したことはなく、しかしこのキメラ039では堂々と「MARTINI」という文字が入っているわけですね。
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これはもちろん「マルティニとの正式契約を結んだため」だとも考えられますが、このクルマがパイクスピークにて天に向かって駆け抜ける勇姿を見てみたいものですね。
キメラ・アウトモビリ 039のプロモーション動画はこちら
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参照:Kimera Automobili