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ランボルギーニ・ウラカン・ステラート発表目前!ランボルギーニが「ウラカン・ステラート・コンセプトはどうやって誕生したのか」を振り返る

2022/11/24

ランボルギーニ・ウラカン・ステラート発表目前!ランボルギーニが「ウラカン・ステラート・コンセプトはどうやって誕生したのか」を振り返る

| ウラカン・ステラート・コンセプトはデザイナーや技術者の「あったらいいな」から誕生していた |

これまでのランボルギーニにはない新種だが、「運転する楽しさ」が市販化の決め手となったようだ

ランボルギーニは11月30日にウラカンのファイナルモデルにして「最後の純粋なガソリンエンジンモデル」、ウラカン・ステラートを発表する予定です。

これまでにもいくつかウラカン・ステラートのティーザー画像や動画が公開されているものの、今回ランボルギーニはすべての「原点」とも言えるウラカン・ステラート・コンセプトに再び焦点を当て、その世界観をあらためて紐解いており、ここで「いったいウラカン・ステラート・コンセプトはどういったクルマだったのか」を見てみましょう。

ランボルギーニ・ウラカン・ステラート
まさかのランボルギーニ本家から「ウラカンのオフローダー」、Huracan Sterratoが発表。車高47ミリアップ、オーバーフェンダーで武装

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ランボルギーニ・ウラカン・ステラートはこうやって誕生した

ウラカン・ステラート・コンセプトは2019年6月に突如オンラインにて発表されたクルマですが、現在ランボルギーニ・モータースポーツにて副社長を努め、ウラカン・ステラート・コンセプトの開発当時にCTOを務めていたマウリツィオ・レジャーニ氏はこう語ります。

「すべては最初のウラカンのプロトタイプの1つ、シャーシ番号53から始まりました。私のチームは、”走る実験室”を作るためにそのクルマに取り組み、より高い地上高を持つオフロードソリューションを導入したのです。初めて運転する機会を得たとき、この予想外のスーパースポーツ・コンセプトがどれほど楽しいものか、すぐに理解できました。そして、プロトタイプを完成させた後、経営陣もこのクルマがもたらす感動に納得してくれました。」

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そしてランボルギーニのチーフテクニカルオフィサーであるルーヴェン・モア氏によると、「ウラカン・ステラートは、私にとって最も身近なプロジェクトのひとつです。このプロジェクトは、私がランボルギーニで車両開発責任者として初めて仕事をしたときに始まりました。ナルドの "ストラーダ・ビアンカ "でテストをしていたとき、私たちのうち何人かが、このダートトラックで改良型ウラカンを運転することを思いついたのです。最初のテストが終わった夜、マウリツィオ・レッジャーニとミッチャ・ボルカートと一緒に夕食をとりながら、ウラカンとウルスの中間のクルマを作ろうというアイデアを練り上げました。目標はオフロード車というよりも、あらゆる路面状況に対応する、これまでにないスーパースポーツカーを作ること。そしてプロトタイプを製作することとなったのです。未舗装路を走るのがとても楽しく、真のラリー用セッティングを施した、本当に素晴らしいクルマに仕上がりました。そして今、お客様にも大変喜んでいただける市販バージョンが誕生したことを誇りに思います」。

ウラカン・ステラート・コンセプトは2019年に発表されている

2019年に発表されたウラカン・ステラート・コンセプトは、5.2リッターV10エンジンが発生するパワーと、アスファルトを超越し最大限のドライビングの楽しさを実現するために設計されたクルマであり、文字通り「スーパーカーの境界線を押し広げる」新種として登場。

エクステリアは、スーパースポーツカーの典型的なデザインに加え、ステラートの持つ冒険心を明確に視覚化したもので、まずはグランドクリアランス(地上高)を拡大し、アプローチアングルとデパーチャーアングルを改善。

トラック(トレッド)幅も押し広げられ、ワイドウォールタイヤはオーバーフェンダーによって拡張されたホイールアーチに収められており、このスタンスがウラカン・ステラートの冒険心を表しています。

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ランボルギーニのデザイン責任者であるミッチャ・ボルカート氏は、「ウラカン・ステラート・コンセプトのデザインは、最初の瞬間から楽みに溢れていました。社内では、このコンセプトを実現し、このアイデアがいかにクールでチャレンジングなものであるかだけでなく、生産の可能性を示すことができたのです。私たちの目標は、楽しさを追求し、道路やサーキットを超えて世界中を走りたいという、アクティブでスポーティな人々のために、他とは明らかに異なるものをデザインすることでした。最終的な市販版のステラートは、一目見ただけでコンセプトがそうであったように、決定的にランボルギーニそのものであり、同時にランボルギーニをユニークな、そして新しい領域へと押し上げるものです」。

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ランボルギーニ・ウラカン・ステラートの市販モデルは驚くほどコンセプトカーに忠実

ウラカン・ステラートの市販モデルにつき、先日そのビジュアルが公開されていますが、それとウラカン・ステラート・コンセプトとを見比べてみると、おどろくほど「似ている」こともわかります。

ウラカン・ペルフォルマンテ似のフロントバンパーにスキッドガード、六角形のハウジングを持つアディショナルランプ、そしてリベット留めの前後オーバーフェンダーにルーフレール。

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逆に相違といえば、オーバーフェンダーのトップにスリットがないこと、左右ルーフレールの間に設けられたLEDヘッドライトをライトバーがないこと、リアバンパー形状がやや異なること、そしてシュノーケルが追加されたこと。

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さらに先日目撃されたウラカン・ステラートのプロトタイプでは、ウラカン・ステラート・コンセプトに近いグラフィックを再現していることも確認されており、これほどコンセプトカーに近い外観を持ったまま市販化されるクルマも珍しいかもしれませんね。

参照:Lamborghini

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