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パガーニが「ウアイラ・ロードスターBCの限定台数40台をすべて作り終えた」と発表。次はウアイラRの30台を製造してウアイラが終了、いよいよ後継モデルへとバトンタッチ

2022/02/07

パガーニが「ウアイラ・ロードスターBCの限定台数40台をすべて作り終えた」と発表。次はウアイラRの30台を製造してウアイラが終了、いよいよ後継モデルへとバトンタッチ

| パガーニ・ウアイラ・ロードスターBCは「パガーニ史上もっともパワフルで速い」オープンモデル |

ウアイラ後継モデルは「ゾンダとウアイラの中間」あたりの性格となりそうだ

さて、パガーニが自社のインスタグラムへと「ウアイラ・ロードスターBCの限定台数、40台をすべて生産し終えた」として画像とコメントを投稿。

ウアイラ・ロードスターBCは「パガーニ史上最も高価で、もっとも速い」ロードスターとして登場していますが、発表当時の価格は3億8000万円に設定されています。

搭載されるのはメルセデスAMG製の6リッターV12ツインターボ、出力は800馬力、トランスミッションにはXtrac製のシーケンシャル7速が採用され、車体は軽量化に次ぐ軽量化によってわずか1217kgという軽さを誇ることに。

ちなみにコーナリング時の横方向のGはブガッティ・シロンの1.5Gを越えて1.9Gを記録する、とアナウンスされています。

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ウアイラ「BC」にはこんな意味がある

なお、ウアイラはクーペ、ロードスターそれぞれに「BC」を設定していますが、これらはイタリアから無一文でアメリカに渡って成功を収め、パガーニの「最初の顧客」となったBenny Caiola氏のイニシャルを取った、特別な意味を持つ限定シリーズです。

パガーニ創業者、オラチオ・パガーニ氏は母国アルゼンチンから単身イタリアへと渡り、一時はテントにて生活せざるをえないほどの困窮を極めたといいますが、そうやって成し遂げた自身の”夢”だけに、「最初の顧客」には特別な思い出があるのでしょうね。

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オラチオ・パガーニ氏はその後なんとかランボルギーニにて職を得ることができ、ランボルギーニにてカーボンファイバー含むコンポジット素材の研究を行い、実際にカウンタック25thアニバーサリーに(部分的に)コンポジット素材を採用したほか、アウトモビリ・ブガッティ(現在のブガッティ・オトモビルではなくその前の、ロマーノ・アルティオーリによるイタリアのブガッティ)にてカーボンモノコックシャシーを使用したEB110の製作に携わったことも。※カーボン満載の「カウンタック・エボルツィオーネ」を試作したこともある

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ウアイラ・ロードスターBCの次はウアイラR

なお、今回ウアイラ・ロードスターBCをすべて生産し終え、このあとに製造を行うのはウアイラR。

こちらはサーキット走行専用車で、30台限定、その価格3億4000万円というこれまたハイパーなクルマ。

サーキット走行専用といえどもなんらかのカテゴリのレギュレーションに準拠しているわけではなく、ただ単に「いかに速く走れるか」のみを追い求めた一台で、搭載されるエンジンは6リッターV12(公道走行を考慮しておらず、よって環境規制を受けない自然吸気)、出力は850馬力、車体重量は1050kgというスペックを誇ります。

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そうやって常に自身の道を歩んできたオラチオ・パガーニ氏ですが、まだまだここから先もやりたいことが多数残されていると見え、このウアイラRが生産完了となる前に(おそらく)発表されるであろうウアイラ後継モデルがコードネームC10と呼ばれるクルマ。

すでにある程度開発が完了しており、その名称も決まっているといいますが、今のところ何ら公表はなく(リークはなされている)、わかっているのはウアイラ同様の6リッターV12ツインターボを積む、ということくらい。

その出力はウアイラにひかくして「わずか」になると言われるものの、軽量化や、より進歩した車体制御技術によって飛躍的にパフォーマンスが向上しており、なにより「(7速シングルクラッチに加えて)6速マニュアル・トランスミッションを搭載する」ということもまことしやかに囁かれています。

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参照:paganiautomobili

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