| ホンダの耐久性はずば抜けていると聞いてはいたが |
しかも内装も「新車時から交換せず」を維持しているらしい
さて、アメリカはフロリダ州のホンダディーラーにて「100万マイル(160万キロ!)」を走破したホンダCR-X)が展示されていると話題に。
正確には100万2473マイルとなりますが、この距離は地球と月を2往復でき、さらに地球を40周走行できるだけのものだそう。
更に驚かされるのは、エンジンとトランスミッションが「新車当時から交換されていない」ということ、そして内外装が非常に美しい状態に保たれているということ。
なお、ホンダのクルマは非常にタフなことで知られており、ちょっと前にも複数メーカーのクルマを集めて「ぶっ壊すためのテスト」をカーメディアが行い、フォードやプジョーは数十秒でエンジンが壊れてしまったのに対し、ホンダは「壊れる気配すらなかった」ということも。
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ボディだけは再塗装
なお、このホンダCR-Xは1991年式で、100万マイルを達成したのは2015年。
実はそれ以降ずっとこのホンダディーラーに展示されているようですね。
ちなみにボディは再塗装されていて、しかし内装は新車時のままだと報じられています。
100万マイル走るクルマはさほど多くない
この100万マイルというのは「偉業」と言ってよく、これほどの距離を走ることができるクルマはごく一部。
よほど車両が頑丈でないと達成できず、大抵は途中でどこか壊れ、修理にお金がかかるのであればいっそのこと買い換えようとなるわけですね(よって、100万マイル走ったということは、大きな出費を要する故障がなかったと考えていい)。
ぼくが直接知る範囲だと、大学の頃、同級生が毎日通学に中古のカリーナEDを使用しており、98万キロ走ったというのが「最長記録」。
ただ、彼はまったくメンテナンスを行わずに98万キロを走ったので、カリーナEDもたいそう丈夫なクルマだったということになりますね。
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参考までに、トヨタ・タンドラで100万マイルを走った人もいる模様。
これらのほかに100万マイルを走った車だと、ネットを見る限りではポルシェ356、ボルボP1800、BMW325i(E30)、サーブSPGといったところが出てきます。
なお、ポルシェについては70年超の歴史において、これまでに製造したクルマの70%がいまだ現役で走行しているといい、そのタフさを改めて思い知らされますね。
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参照:Tampa Honda