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スバルが今週発表する新型車、WRX TRの画像とスペックが流出。なおTRとは「チューナーレディ」を意味し、アフターパーツでカスタムすることを想定か

スバルが今週発表する新型車、WRX TRの画像とスペックが流出。なおTRとは「チューナーレディ」を意味し、アフターパーツでカスタムすることを想定か

| スバルWRX S4よりもスパルタン、19インチホイールやブレンボ製ブレーキシステムの装備も |

なお、アメリカでは2006年にWRX「TR」が導入されたことがある

さて、スバルが先日ティーザーキャンペーンを開始したばかりの新型「WRX TR」。

今週末の発表を目前にその姿がリークされており、これはオーストラリアでの販売に際し、公的機関に登録するための画像なのだそう。

そしてその申請書類には画像の他に「TR」とは「Tuner Ready(チューナーレディ)」の略であることも記されています(チューナーに対し、どうぞ好きに弄ってください、と投げかけている)。

参考までに、2006年にはアメリカ市場向けにWRX「Tuner Ready=TR」が(おそらくはじめて)投入されたことがあり、これはアフターマーケットパーツでクルマをアップグレードすることを計画しているオーナーに向け、豪華装備を削除し価格を抑えた特別仕様車という位置づけです。

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その他、資料にはTR専用のエンジン(ただしパワーアップはない)と6速マニュアルトランスミッション、そしてシンメトリカル四輪駆動を備えるという定番の構成を持つことが記されていますが、気になるのは画像に一切「TR」のバッジがないこと。

先日スバルがBRZに追加した「BRZ tS」については、レッドを用いた専用バッジがフロントとリアに誇らしげに輝いていたので、今回のWRX TRに専用バッジに類いがないのはちょっと意外です。

subaru-brz-ts (12)

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ただ、これについてリーク元は一つの見解を示しており、「地域によってはTRの名が使用されない」可能性を指摘してい。

よっ今回、スバルの提出書類上ではモデル名を得的できない画像を用いることとし、他地域でもこの画像を使用し別の名称で申請することを念頭に置いたのかも知れず、米国では「TR」、オーストラリアでは「SE(スペシャルエディション)」の名乗るのでは、とも見られているようですね。

SUBARU-WRX-TR (2)


今回リークされた画像と資料では、大きなリアウイングに加えて19インチホイール(タイヤは245/35 R19のブリヂストン・ポテンザS007)の装着、フロント340x30mm、リア326x30mmのベンチレーテッド・ディスク(標準モデルのフロント316x28mm、リア290x18mmから拡大)、レッド塗装のブレンボ製ブレーキキャリパーといった装備を確認可能。

サスペンションは通常のWRX(マニュアル・トランスミッション版)と同じようで、(オーストラリア現地にて投入されている)CVTオートマチック専用のフラッグシップモデル、WRX tSに装備されるアダプティブダンパー(電子制御ダンパー)の装備は見送られています。

インテリアでは、レカロ製スポーツバケットシートを用意され、オーストラリア市場向けだと「サンルーフなし」。

そのほか、車体重量は1,519kgという記載があるそうで、これはオーストラリアのサンルーフ付きマニュアルセダンWRX RSより2kg軽く、しかしサンルーフのないベースモデルのWRXより37kg重い数字なのだそう。

SUBARU-WRX-TR (3)

スバルWRX TRは日本で発売される?

現時点では日本市場へ導入されるかどうかはわからないものの、スバルは海外市場で導入したモデルを日本へ、そしてその逆というパターンが多く(とくに日本で生産しているモデルだとこういった手法が容易である)、よってTRの名を用いるかどうかはわからずとも、スバルがこのクルマを日本市場へと投入する可能性は小さくないだろうと見ています。

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その理由としては、せっかく開発したモデルであれば、そのモトを取るためにより広く販売せねばならないこと、日本で生産すると思われ、かつオーストラリア向けに右ハンドル車を投入するのであれば日本市場向けのクルマを作るのにさほど手間がかからないこと、そして現在のスバルのラインアップを侵食せずに販売を拡大できること(WRX STIの穴を埋めるまでとはゆかないが)、なによりもスバルが(最近押し出している)スポーツイメージをさらに強調できること。

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現在日本市場ではWRX S4の先行予約が開始されていますが、このWRX TRはS4に比較しても「より走りに特化した」装備を持つようであり、ぜひとも日本でも販売して欲しいところですね。

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