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GRヤリスがメキシコで販売開始→12時間で予定台数を完売。トヨタは順次販売地域を拡大しつつも完売を繰り返し、GRヤリス人気を盛り上げる計画?

GRヤリス

| GRヤリスの裏には「転売需要」もありそうだが、それもまた人気の裏返し |

さて、GRヤリスがメキシコにて発売され、300台の予定台数がわずか24時間で売り切れた、とのこと。

GRヤリスは御存知の通り、ラリー参戦のためのホモロゲーション取得用モデルですが、年間25,000台を販売せねばならない、という使命を課せられています。

日本においては(RZが)MTのみということで販売が振るわず、試乗の申し込みすらもさほど集まっていないと聞きますが、ラリー人気の高い欧州、そしてオーストラリアでは相当に好調な販売を記録しているといい、オーストラリアでは申込受付開始後、最初の24時間で560台を販売したとも報じられています。

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GRヤリスは北米では販売されていない

なお、GRヤリスは(意外なことに)米国では販売されておらず、これはおそらくアメリカ人が「コンパクトハッチ」にあまり興味を示さないであろうこと、そもそもラリーに興味を持たないであろうことが理由だと思われます。

ただ、世界中でこれだけ話題になるとさすがのアメリカでもGRヤリス待望論が盛り上がっており、今回の「メキシコでの販売好調」については、「アメリカのコレクターに(25年ルールの規制から外れる頃に)売りつけよう」と考えて購入している人が多いんじゃないかとも見られているようですね。

参考までに、こういった「急に売り切れた」クルマはキャンセルが出ることも多く、よって現在、トヨタ・モーター・セールス・オブ・メキシコではキャンセル待ちを見越したウエイティングリストを作成中だとも報じられ、購入できる可能性が100%ではないものの、いちおう「予約」ができるようですね。

L1250608

現在、GRヤリスはどの程度の受注があるのか?

そこで気になるのが「GRヤリスはどの程度売れているのか」。

25,000台を売らねばならないという予定からすると、オーストラリアで1,000台、メキシコで300台というのはかなり少ない台数であるように思われ、しかし日本でも「さほど」となると、欧州ではけっこう売れているのかも。

もしくは、販売地域や台数を制限することで別地域での飢餓感を募り、そこから新しい地域へと市場投入することで一気に「完売」という状況を作り、その後同様の例を繰り返しながら販売地域を増やしてく(勢力を拡大してゆく)可能性もありそうです。

その意味では、まだGRヤリスが発売されていない「アメリカ」は最後の砦だと思われ、上述のような特色もあるものの、「世界各地で話題となっているGRヤリスであれば、なんとしても手に入れねばならない(投機筋も含めて)」と考える人も多いとも思われます。

このまま25,000台が消化できれば問題はなさそうではあるものの、もし消化が難しいようであれば、最終的に「アメリカ頼み」となるのかもしれません。

GRヤリスを見てきた、そして試乗してきた際の動画はこちら

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