Image:LEXUS
| これほどの美しいいクルマ、そしてレクサスの品質を備えるのに対し、中古相場はあまりに安すぎる |
ただし売却時には「もっと」安くなるのかも
さて、レクサスは日本でも「ファイナルエディション」の投入を発表し、レクサスRCに別れを告げていますが、これに加え北米でも同様の仕様を持つ「RC Fファイナルエディション」の追加を発表することとなっており、全世界的にこの美しいクーペの歴史に幕を下ろすとアナウンスしています。※日本だと「RC」「RC F」両方にファイナルエディションが設定されているが、国や地域によるとRC Fのみに設定されている場合があるようだ
なお、レクサスRCは現行のレクサスでは「もっとも古い」モデルで、過去10年間、62か国で9万台が販売されることに。
ただし近年だけの状況を見てみると、米国市場ではレクサスの中で最も売れないモデルの一つとして知られ、2022年には1,854台の販売にとどまり、同じく販売が苦戦しているレクサスLC(1,464台)をわずかに上回ったものの、2023年にはLCに逆転されて「もっとも売れないモデル」へと転落しています。
一方、「人気がない」ということは「中古市場で安く買える」ということを意味していて、実際のところ中古車としてのレクサスRCは非常に良い選択というのがぼくの認識(安価で購入でき、しかもレクサスであり、誰もその値段で購入したとは思わないようなコストである)。
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レクサスRC F ファイナルエディションはこんなクルマ
それはさておき、今回発表されたレクサスRC F ファイナルエディションを見てみると、5.0リッターV8エンジンの出力に変更はなく、しかしレクサスいわく「より滑らかで興奮を与える回転フィールとエンジンサウンドを実現するよう洗練された」。
さらにリアディファレンシャルに関しては、熟練した技術者がバックラッシュを調整することで「スムーズな応答」を実現したとされています。
その他の特徴は以下の通り。
- ボディカラー:インコグニート(グレー)、ラディアントレッド、ソニックイリジウム、ウルトラホワイトの4色展開
- レッドにペイントされたブレンボ製ブレーキキャリパーを装備
- カーボンファイバーパッケージ(ルーフ、サイドスカート、フロントスポイラー、アクティブリアウィング)装備
- 各車両にはシリアルナンバーが付与され、フロントコンソールにはファイナルエディションのエンブレムも
- インテリアはブラックのウルトラスエードと赤いレザーとのコントラスト仕様、レッドのシートベルトがスポーティな印象に
レクサスRCの生産終了はファンにとって惜しまれる決定ではありますが、ファイナルエディションはその集大成として、多くの車愛好家にとって特別な存在となるものと思われます。
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