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アルピナがBMWに統合される前の「最後のモデル」、B8 GTが登場。限定99台のみが生産され、アルピナ「GT」シリーズの4番目にして最終モデルとして有終の美を飾る

アルピナがBMWに統合される前の「最後のモデル」、B8 GTが登場。限定99台のみが生産され、アルピナ「GT」シリーズの4番目にして最終モデルとして有終の美を飾る

Image:ALPINA

| アルピナは今年末までにBMWへと完全に統合され、これまでのアルピナとは「決別」 |

今後の方向性については発表されていないものの、超高級ビスポークブランドになるというウワサも

さて、先日謎めいたティーザー動画を公開したアルピナが「新型B8 GT」を公開(残念ながらB4のクーペ版ではなく、4ドア版の強化モデルである)。

このB8 GTは同社の「GT」ラインアップ第四弾という位置づけですが、従来のB8同様にBMW 8シリーズ グランクーペをベースにしており、しかしアルピナがBMW傘下外で独立して開発した最後の世代のモデルの中では「最も希少で最強のクルマ」。

すでに「B3 GT、B4 GT、5シリーズをベースにしたB5 GT」が発売されていますが、これらとともに、この時代を締めくくる完璧な一台ということになりそうです。

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新型アルピナB8 GTはこんなクルマ

そこでこのアルピナB8 GTを詳しく見てみると、搭載されるエンジンはB5 GTセダンと同じ4.4リッターV型8気筒ツインターボで、出力は625馬力/850Nm、これによって0-100km/h加速はわずか3.2秒、0-200km/h加速は7.2秒経、そして驚くべきは最高速度が330km/hにも達すること(アルピナは紳士協定に参加していないので速度制限の必要はなく、よって最高速の高さはメルセデスAMG、BMW「M」、アウディのRSモデルに対するアドバンテージでもある)。

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そのほか、アルピナからはB8 GTのパフォーマンス面につき、以下の特徴がアナウンスされています。

  • 改良型AWDシステム:リア寄りのパワーデリバリーにより、機敏なハンドリングを実現
  • サスペンションの最適化:ボディコントロールを向上
  • 新しいバルクヘッドストラット:加速性能を向上

これらのパフォーマンスアップに比較し、アルピナB8 GTの外観はじつに「控えめ」で(これがアルピナの美点のひとつでもある)、BMW 8シリーズ グランクーペからの変更だと21インチサイズのアルピナスタイルのクラシックホイールに加え、カーボンを使用したフロントスプリッター上のカナード、ブルーにペイントされたブレーキキャリパー、やはり控えめなリアエプロンなど。

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加えてアルピナのバッジが「通常のBMWではない」ことを示していますが、多くの人はこのクルマの正体には気づかないかもしれませんね。

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なお、このB8 GTでは(少し前に亡くなった)アルピナ創業者、ブルカルト・ボーヴェンジーペン氏へのオマージュとして、彼のサインがキャビンの随所に刻印・刺繍されており(ドアシルには発光するサインも)、この意味でも「アルピナが独立して機能する最終年」にリリースされるモデルとして価値の高い仕様を持つことに(アルピナは2025年中にBMW「へと完全に併合される)。

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内装素材につき、標準ではメルリノレザーとアルカンターラのトリムが採用されていますが、アルピナ独自のラヴァリナレザー(フルグレインカウハイド)へのアップグレードも可能だと説明されていて、アルピナならではの上質さを堪能するにはぜひこのオプションを選択したいところですね。

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このアルピナB8 GTは2025年7月にデリバリーを開始する予定だといい、生産台数はわずか99台。※通常、アルピナはニューモデルを本国で発表すると同時に日本の公式サイトにも情報を反映するものの、今回は日本のサイトにはまだB8 GTが登場していない

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アルピナがBMW傘下に正式統合される前の最後のモデルとして、この車は50年にわたるアルピナの歴史を締めくくる特別な一台となりそうです。

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