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中国のEV市場での競争は熾烈を極める?Avatr 12の「受注が好調」と発表されたわずか4日後に価格が630万円から557万円へと大幅に値下げされる

中国のEV市場での競争は熾烈を極める?発表後「受注が好調」とされていたAvatr 12の価格が発売後わずか4日で630万円から557万円へと大幅に値下げされる

| ほぼ同時期に発売されたシャオミSU7の影響もゼロではないだろう |

ここからの競争でいったいどれくらいの自動車メーカーが生き残ることができるのかは興味が尽きない

さて、中国の新興EVブランド、アバター(Avatr)は昨年11月に新型車「Avatr 12」を発表したところですが、つい先日(4日前)「受注が4万台に達した」と発表したにもかかわらず、実際の発売に際してはその金額を引下げるという異例の対応を行っています。

当初(予約開始時)は4つのグレードの価格を300,800元(630万円)~400,800元(840万円)の間にて設定していたものの、発売時には265,800元(557万円)〜378,800元(794万円)へと変更され、発表時に比較して最大で35,000元(約74万円)の値下げがなされているわけですね。

いったいなぜAvatrは値下げを?

なお、この値下げは非常に衝撃的で、エントリーグレードの値下げ幅のほうがトップレンジよりも大きいところを見ると、昨今よく報じられる「中国のEV市場における販売の苦しさ」がここにも現れているのかもしれません。

さらには時を同じくしてシャオミが発売したSU7の価格が215,900元という衝撃の安さであったことも無関係ではないのでしょうね。

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Avatrは当初、長安新能源とNioによって2018年に設立されたブランドですが、その後Nioのウィリアム・リー氏が「経済的理由により」Avatrから手を引き、これに変わって17%の株式を取得したのがバッテリーメーカーのCATL。

長安は現在でも株式の40%を所有し、残りはさまざまな投資ファンドからの出資によって構成されますが、ファーウェイが主要サプライヤーとして機能していることも報じられています。

現在のAvatrのモデルラインアップは「11(SUV)」そしてこの「12」の2モデルとなりますが、ブランドの特徴としてはその先進性。

Avatr 12のフロントには10,500個のライト ビーズを含むLEDライト ストリップが装備され、エンブレムはふだんボディ表面に隠されており、しかし電源ONにて浮かび上がるという演出も。

さらに「リアウインドウレス」による未来的な外観の演出や荷室空間の拡大など様々な特徴を持っているようですね。

ボディサイズは全長5,020ミリ全幅1,999ミリ、全高1,460ミリ、ホイールベース3,020という堂々たるもので、駆動方式はRWDとAWD、出力は230kW〜425kWm、航続距離は650〜700km。

インテリアだとファーウェイのHarmonyOS 4とADS 2.0が搭載され、 ナッパレザー張りの(温度調節機能とマッサージ機能を備える)シートとステアリングホイール、27個のスピーカー、64色のアンビエント証明が標準装備されるなど「かなり豪華な部類」です。

ADASだとAvatr OS 3.2.0車両システムが搭載され、これは制限速度に応じて走行速度を自動調整できるNCA(ナビゲーションクルーズアシスタンス)などの機能を持つほか、料金所でクルマの速度を自動的に低下させるといった機能もあるようですね。

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