BYDが中国にてウインドウレスのスピードスター「Super 9」を発表。同社のプレミアムブランドFang Cheng Bao（ファン・チェン・バオ）より発売予定

｜　BYDは底しれぬ資金力をもってとんでもなく早い展開を行っている　｜

中国の自動車メーカーの特徴の一つがこの「ビジネスの展開の速さ」である

さて、BYDは現在、Denza、Yangwang（仰望）といったサブブランド、Dynasty（王朝）、Ocean（海洋）といったシリーズを展開していますが、昨年6月に立ち上げられたのが「Fang Cheng Bao（ファン・チェン・バオ＝方程豹）」なる新サブブランド。

このファン・チェン・バオではほかブランドに比較してより個性的なモデルを展開するということがアナウンスされていますが（Yangwangの下に位置するらしい）、今回オートチャイナ2024にて「Bao 3」「Bao 8」なるSUV、「Super 9」と名付けられたスピードスターを発表することに。※すでにBao 5が市場へと投入されている

BYD Fang Cheng Bao unveils new model Bao 8 and 2 concept carshttps://t.co/l8NWUg4FFv$BYDDY $BYDDF

— CnEVPost (@CnEVPost) April 16, 2024

BYD「Fang Cheng Bao（ファン・チェン・バオ）」スーパー9はこんなクルマ

そして今回Fang Cheng Baoブランドから発表された3台のうち、もっとも注目すべきはスピードスターボディをまとうSuper 9かと思われ、この発表イベントにてこれらのクルマを紹介したのは現BYD のデザイン責任者、そして元ランボルギーニとアウディのデザイナーでもあるヴォルフガング・エッガート氏です。

BYD Fang Cheng Bao unveils supercar concept Super 9. pic.twitter.com/D4lKExOgBi

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このFang Cheng Bao Super 9は現段階ではコンセプトカーにとどまるそうですが、ディヘドラルドアを備えたスピードスターであり、なかなかに魅力的なルックスを持っていいて、市販時にはBao 9という車名が与えられるようですね。

なお、ドアの開閉する角度から見るに、同じBYDより発表されたヤンワンU9をベースにしていると考えてよく、同社はブランドにかかわらず「9」という数字を最高峰のクルマに与えるようにしているのかも。

現時点ではその詳細は発表されていないものの、搭載されるパワートレーンもU9同様だと考えてよく、しかし左右シートがパネルで分割されるスタイル、ロングノーズが強調されたシルエットなどはクラシカルであると同時に未来的でもあり、実際に発売されればけっこう大きな注目を集めることになりそうですね。

Fang Cheng Bao Super 9 is a good looker with scissor doors.@BYDCompany @BYDGlobal pic.twitter.com/fmlqQW1YLx

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なお、現在BYDは販売体制を再構築しており、従来の販売店モデル（フランチャイズ）を直営店に置き換えているそうですが、2023年の時点でFang Cheng Baoのディーラーは中国全土で70店舗、そして2024年にはその数を倍以上の150店舗にする計画があるのだそう。

そしてこのショールームの展開については、BMW、メルセデスベンツ、アストンマーティンなどのプレミアムカーブランドが退出した後の店舗をそのまま引き継ぐことが多いとされ、これによってスピーディーかつ効率的な展開を進めているようですね。

Fang Cheng Bao Super 9 revealed by BYD. Convertible electric super car. Two doors, two seater.@BYDGlobal pic.twitter.com/QKbgXAmU7Z

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参照：Car News China