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欧州スペックの新型キア・スポルテッジ発表!一風変わったルックスに充実の装備を誇り、もしかしたら大ヒット作となりそうだ

2021/09/08

| 最近のヒュンダイ/キアのデザイン、そして装備の躍進っぷりには驚かされる |

価格次第では新型スポルテッジが台風の目になる可能性も

さて、韓国KIA(キア)が5代目となる新型スポルテッジの欧州スペックを発表。

グローバルモデルとの最大の相違はその「全長」で、欧州スペックは133ミリ短く設計されており、そのほかパワートレーン等も欧州市場にマッチするように調整されている、とのこと。

さらにこの欧州版スポルテッジには「専用」のフロントマスクが与えられ、グローバルモデルに比較するとアグレッシブなルックスを持っていて、とくにヘッドライトは相当に独特なデザインを持っているようですね。

Kia-Sportage (1)

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新型キア スポルテッジはこんなクルマ

そしてこの新型スポルテッジはデザイン的な見どころが多く、フロントには新しくデザインされたキア特有の「タイガーノーズグリル」。

そしてその下には立体的なハニカムメッシュを持つ大きな開口部が存在します。

このグリルは少なくとも2層構造を持っており、かなりなコストがかけられているということがわかりますね。

Kia-Sportage (13)

ヘッドライトはまさに未来的。

いくつものエレメントを組み合わせ、グリルと一体化させるのは親会社のヒュンダイが用いるのと同じ手法です。

Kia-Sportage (8)

ルーフにはCピラーから連続する「リアに向かって上昇する」ライン。

これはキアEV6でも(ただしボディ下部に)採用されていたもので、今後のキアのデザイン的特徴となるのかもしれません。

Kia-Sportage (12)

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大型テールランプもやはりボディとツライチ。

全体的にフラッシュサーフェス化が進んでいるようですね。

Kia-Sportage (11)

奇妙なテールゲートに・・・。

Kia-Sportage (9)

これも斬新なリアアンダー。

Kia-Sportage (10)

ホイールは17インチ、18インチ、19インチが選択可能。

Kia-Sportage (14)

新型キア・スポルテッジのパワートレーンはこうなっている

そして新型スポルテッジのパワートレーンについてはプラグインハイブリッド、ハイブリッド、マイルドハイブリッド、そしてディーゼルという幅広いラインアップ。

PHEVバージョンは、1.6リッターT-GDIエンジンと66.9kWを発生するトラクションモーター、13.8kWhのリチウムイオンバッテリーパックを搭載して合計で261馬力(265PS/195kW)を発揮します。

一方、ハイブリッドモデルは、同じT-GDIエンジンと44.2kWのエレクトリックモーター、1.49kWhのバッテリーを使用し、226馬力(230PS/169kW)というスペック。

マイルドハイブリッドモデルだと1.6リッター4気筒T-GDIエンジンが採用されており、147ps(150PS/110kW)または177ps(180PS/132kW)を発生。

1.6リッター4気筒ディーゼルエンジンでは113馬力(115PS/84kW)もしくは134馬力(136PS/100kW)の2種類があり、NOxなどの有害な排出ガスを低減するSCRアクティブエミッションコントロール技術を採用している、とのこと。

トランスミッションについては、1.6リッターには7速デュアルクラッチトランスミッション、加えて全モデルには(欧州向けらしく)6速マニュアルトランスミッションが用意され、欧州向けの特別装備としてStop-and-Goテクノロジーを標準装備している、とアナウンスされています。

Kia-Sportage (2)

なお、新型スポルテッジでは、多彩なエンジンに加えて、さまざまなドライビングモードが用意されており、「コンフォート」「エコ」「スポーツ」に加え、雪や泥、砂の上を走るために開発された「テレインモード」を、キアとして初めて搭載。

さらには電子制御式サスペンションが搭載されており、ダンピングコントロールを常に調整することで、スポーティさと快適さを両立できるようになったと紹介されていますが、こうやって見るとけっこう魅力的なクルマのように思えます。

車体に使用されるのはキアの「N3プラットフォーム」で、高剛性かつ軽量に設計されており、ハンドリングを向上させながらも安全性を高め、かつ前方衝突回避機能や、ナビゲーション情報を利用して前方に急カーブがある場合に安全な速度で走行できるアダプティブ・クルーズ・コントロールといった安全技術を搭載し、制限速度が変わったときに巡航速度を自動的に調整するインテリジェント・スピード・アシストも装備する模様。

新型キア・スポルテッジのインテリアはこうなっている

そして新型スポルテッジのインテリアもまたエクステリア同様にアグレッシブかつデザインコンシャス。

湾曲した12.3インチのインフォテイメントタッチスクリーンを搭載し、内蔵されたコントローラーにより様々な操作が可能となっています。

Kia-Sportage (6)

ステアリングホイール奥には12.3インチのデジタルインストルメントクラスターが装備され、フル薄膜トランジスタ液晶ディスプレイが鮮明なグラフィックを提供するほか、すべての情報を最新の状態に保つための無線アップデートにも対応済み。

Kia-Sportage (3)

現在新型スポルテッジの価格は公表されていないものの、キア自体がプレミアムブランドではないので、装備に比較するとかなり割安な値付けがなされるかもしれません。

Kia-Sportage (5)

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