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新型ヒョンデ・コナ・エレクトリックの詳細が発表。アクティブシャッター装備でCd値改善、充電性能や装備も大幅に向上し、価格は500万円程度に収まるもよう

新型ヒョンデ・コナ・エレクトリックの詳細が発表。アクティブシャッター装備でCd値改善、充電性能や装備も大幅に向上し、価格は500万円程度に収まるもよう

| ヒョンデ・コナ・エレクトリックは日本への導入が決まっており、国内仕様の発表が待たれる |

正直、かなり魅力的な外観を持つEVだとボクは思う

さて、ヒョンデが(先日少し情報を公開していた)新型コナ・エレクトリックの情報を公開。

今回は航続距離の予測値、仕様、発売時期といった情報が含まれ、それでも価格については公開されていないものの、現行モデルの33,500ドルからちょっと高くなり、35,000ドル(約515万円)くらいになるのでは、と見られています。

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新型ヒョンデ・コナ・エレクトリックはこう変わる

まずは新型コナ・エレクトリックのデザインから見てみると、先代に比較してフロントはよりクリーンなサーフェスを採用することでさらにエアロダイナミクス性能が向上し、LEDデイタイムランニングランプが車幅全域に広がり、そしてスプリットヘッドランプが継続採用されています(全体的に、現在のヒョンデ顔へ統一されている)。

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なお、LEDデイタイムランプは細かく区切られた「ピクセル」仕様。

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ヘッドライトはバンパーのコーナーに設置されており、これは比較的「ヒットしやすい部分」でもあるため、もしも新型コナ・エレクトリックでフロントを当ててしまうと、けっこう修理費用が高くつくのかもしれません。

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米国仕様だとオレンジのマーカーが組み込まれており、しかし日本仕様だとおそらくクリアレンズが採用されるものと思われます。

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フロントバンパーにはアクティブグリルシャッターが備わり、閉じた状態ではエアフローを改善し、開いた状態ではバッテリーを冷却することとなりますが、Cd値も改善されて0.29から0.27へ。

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なお、随所に「デジタルピクセル」っぽいディティールも見られ、アイオニック5の影響を幾分受けているようですね。

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ボディサイズは先代に比べて大きくなり、全長は4,356ミリ、全幅1,826ミリ、全高は1,580ミリへ。

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搭載されるバッテリーはロングレンジ仕様で64.8kWh、航続距離は(まだ認証がおりていないので)ヒョンデ内部のみの検査では418キロだという値が示されています(先代からほとんど伸びていない)。※標準仕様だと317kmくらい

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一方で充電エクスペリエンスは改善されており、400Vのレベル3DC急速充電を使えば、10〜80%の充電状態を43分で達成でき、さらにはより高い充電効率を実現するため、寒い地域に住むユーザーは、バッテリーのプリコンディショニングを選択することもできるとアナウンスされています。

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出力は変わらず、ロングレンジ仕様だと201馬力、標準仕様では133馬力、いずれも全輪駆動のみの設定です。

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テールランプもデイタイムランニングランプ同様の「ピクセル」仕様。

テールゲートには「KONA」の文字がありますが、日本だと「コナ」の知名度が高くはないので、「何乗ってんの?」と聞かれ、コナオーナーが「コナ」と答えたとしても、「え?粉?」となりそうです。

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新型ヒョンデ・コナ・エレクトリックのインテリアはこうなっている

そしてこちらは新型ヒョンデ・コナ・エレクトリックのインテリア。

いい具合にデジタルとアナログが融合しており、シンプルでカジュアルな、使いやすそうなデザインを持っています。

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メーターそしてインフォテイメントシステムはBMW同様の連結式(デュアル12.3インチ)。

インフォテイメントシステムでは様々なクルマの機能を設定できるそうですが、見る限りでは相当数のレバーや物理スイッチも残されており、「デジタル、アナログ両方で」同じ操作ができるのかも。

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なお、インテリアのアクセントは「ボディカラーにマッチしたものが与えられる」ようですね。

この新型ヒョンデ・コナ・エレクトリックの生産工場は韓国の蔚山、チェコのノショヴィツェとがあり、しかし日本向けはおそらく韓国製になるのではないかと思われます。

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参照:Hyundai Motors

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