
| そして「デザイナーが社長を務めていた」極めて稀な自動車メーカーでもある |
正直、現代の自動車業界においては屈指のデザイン力を持つと考えていいだろう
さて、テスラの「最悪」な2025年第1四半期の決算とは異なり、「過去最高」の第1四半期の成果を発表したのが韓国キア。
全体の販売台数は前年同期比10.7%増となり、198,850台を販売していますが、3月単月でもキアは記録を更新し、販売台数は前年同月比13.1%増の78,540台となっています。
なお、キアは現在ヒョンデグループに属していますが、ヒョンデ傘下に入ってからの立て直しの際に採用したのが「デザイン重視」という戦略です。
やはり自動車業界においてデザインは重要である
実際のところ、アウディにてTTをデザインしたとされるペーター・シュライヤーをヘッドハントし最高デザイン責任者(2006年)、その後はCEO(2012年)に据えており、当時はデザイナーをこれほどの高い地位、しかもCEOに据えるというのは極めて異例のことで、いかにキアがデザインに注力していたかがわかります(現代であっても、デザイナーがCEOを務める例はないと認識している)。
実際のところ、キアのクルマは(自動車に興味のない人がそれを見ても)目を引く存在であることに間違いはなく、ヒョンデのクルマとプラットフォームを共用しながらも「ヒョンデより売れる」クルマもしばしば。
かつて自動車というのは性能や信頼性に(自動車メーカーによる)差があり、それらの差が「自動車メーカーを選択する理由」となったものですが、今ではそういった差がほぼなくなってしまい、かわりに大きな差別化要素となったのが「デザイン」や「ブランド」なのだと捉えています。
キアの場合、そのブランド力は高くない(むしろかなり下)ステータスではあったものの、それだけにデザインに対するこだわり(重視度)が非常に高く、そこへずば抜けた注力を行うことで破格の成長を遂げてきたのだとも考えられます。※デザインに対する投資は、自動車の基本性能を向上させるための投資よりは高くなく、キアは思い切った戦略を採用したということになる
「キアは、当社の強力な製品ラインナップとブランドの成長による信頼性の向上を背景に、記録的な販売を続けています。また、顧客の関心とショールームへの来店も増加しています。Sportage、Telluride、Carnivalは、それぞれ過去最高の月間販売を達成し、第1四半期の記録的な販売に貢献しました。さらに、EV6とEV9は、ジョージア州ウェストポイント工場で本格的な生産を開始しており、製品と供給網の改善によって、Kiaの電気自動車の販売はさらに加速すると期待されています。」
キア・アメリカ販売担当副社長 エリック・ワトソン
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