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ランボルギーニ・ウラカンLP610-4のインプレッション(内装)

2015/04/20

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ランボルギーニ・ウラカンの内装について。
基本的なパッケージングがガヤルドから変わっていないこともあり、シートの位置や座った時に見える風景はおおよそガヤルドと同じ。

フロントウインドウの面積が広く、サイドに三角窓があることも同じですね。

視界に関して言うと、サイドはおそらくですがウインドウの天地が大きくなっており、視認性が向上しているように思います。
三角窓の後ろ辺りからぐっと下がっているような印象ですね。

リアに関しては意外と見えるというか、ガラスエンジンフードを装着したときに付いてくるルーバーの隙間からも後方確認ができるので、思ったよりは視界が開けているように感じます。
前後左右ともガヤルドよりもやや見やすくなっているようですね。

ドアミラーはガヤルド同様に、いったん前へ大きく出てから外側へ張り出すデザインですが、これによって後方をカバーできる範囲が広くなっており、デザインと機能性をうまく融合させていると感じる部分。

室内は天然皮革と合成皮革によって覆われ、樹脂部分はメタリックグレーに塗装されるなど、非常に高級感のある作りです。
ガヤルドに比べると先進性が飛躍的に向上していますが、「ガヤルドのほうが落ち着く」という向きもあると思います。

メーターはすで御存知の通り12.1インチのTFT液晶。
これは新型アウディTTと同じものですね。
操作と機能についてもアウディMMIの準ずるものですが、車のアイコンなど一部はランボルギーニ・ウラカン向けにアレンジされています。

オーディオについてはガヤルド同様にあまり多くを望めませんが(そもそも室内に入るエンジン音や排気音が大きく、音楽を楽しめる環境とは言いがたい)、それでもガヤルドよりはずいぶん音が良くなっているように思います。

ちょっと困るのはカーナビゲーション・システムで、これはメーター内にインテグレートされて見やすい反面、カーナビ表示をさせるとウラカンの内装におけるひとつのトピックでもある「メーター」が見えないという矛盾も抱えます。

ステアリングコラムの左下には、ムルシエラゴやアヴェンタドールなどV12モデル同様にスイッチ類が並びます。
ライト類のスイッチになりますが、ウラカンでは、ガヤルドには無かった「スモールライト(パーキングライト)」がありますね。

センターコンソールにも各種スイッチが並びますが、これも主にはガヤルドと同じ。
ただしスイッチ類のデザインが一気に未来っぽくなっています。
そしてこれらのスイッチは直感的に「押すのか引くのか」わかりにくく、それはガヤルドも同じで、とうとうガヤルドを売却する時までぼくは完全に覚えることが出来ずにいました。
このあたりの混沌さは逆に「イタリアン」とも言えるもので、理詰めで設計されるドイツ車や日本車とはまた異なるところが良いと考えています。

パドルは非常に大きくなり、ガヤルドのL字型の小さなものから変更に。
操作方法は同じで、右がアップで左がダウン、両引きでニュートラル。
素材はガヤルドの樹脂から、ウラカンでは金属(たぶんアルミ)になっています。
ステアリングホイールは小径ですが、グリップにはパッドが入らないハードコア仕様(BMW M4はけっこう分厚いパッドが入っていた)。
なお断面は真円ではなく凹凸の付いた立体的なものになっています。
ウインカーレバーやワイパーレバーはなくなり、それぞれステアリングスポークの左と右に格納されています。

なお、おそらくですが、ルームミラーとペダルはアウディTTと同じもの(過去にTTを所有した経験上)。
アヴェンタドールのスイッチ類も一部アウディと共有していますが、このあたりはアウディとの血縁関係を強く感じさせるところですね。

センターコンソール上のスイッチ類は整然と配置されており、ランボルギーニらしくエッジの効いたデザイン。
操作感も良く、質感の高さを感じさせます。

内装全体に言えることですが、その質感やデザイン、操作した時の触感や音など、ガヤルドに比べて洗練され、上質になっていると言えますね(もちろんガヤルドはその直接的で加飾を配した内装が魅力でもあるのですが)。

ウラカンの画像はこちらにまとめています。

関連投稿:ランボルギーニ・ウラカンの室内収納スペース。まさにミニマム

ランボルギーニ・ウラカンの室内収納スペース。
まさにスーパーカーらしく、収納スペースはかなり限られていると言えますね。
逆にその割り切りが心地よいとも感じています。

まずはフロントドアですが、ドア下にポケットがあります。
深さ、幅共にさほど大きくなく、サングラスが収納できる程度ですね。
サングラスを入れることはできますが、比較的ポケットが浅いので、ドア開閉時に脱落しないかはちょっと心配(これはガヤルドも同じ)。

センターコンソール。
中には12VとUSB端子がありますが、ご覧のとおりUSB接続ケーブル(ライトニング)とipod touchを収納するとギリギリ。
脇に小型ボールペン(オレンジのもの)、上にグローブが入る程度です。

なお、iphone6(赤いバンパーが付いている)を収納することはできますが、かなりギリギリ。
ただしスペース的に純正ケーブルは使えず、iPhone6使用時はコンパクトなサードパーティーのケーブルを使用する必要がありそうです。

センターコンソールの下にある収納スペース。
小銭入れ等置いておく、またキーを置いておく(ウラカンはキーを挿す場所がない)のに良いかもしれません。

グローブボックス。
天地が狭く、車検証入れの収納は無理。
ぼくはウエスやティッシュなどを入れています。

シート後部。
ここには長尺物が入ります。
バッグなどはここに置いておくことになるかと思います。

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