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ブルーのランボルギーニに乗って考えた。一般には「安らぎ」「平穏」を表現するブルーであっても、色味次第では注目を集めるカラー、エネルギッシュさを表現することになるようだ

2021/03/04

ブルーのランボルギーニ・ウラカンEVO RWD

| 道路標識、JAFの車両、ブルーシートなど、意外とブルーを「注意を引くための色」として使う場合が多い |

さて、ぼくのランボルギーニ・ウラカンEVO RWDのボディカラーは「ブルー・ル・マン」ですが、これはほぼ同時期に納車となったポルシェ・マカンSと同じく、ぼくにとって「はじめての明るいブルーのクルマ(パステル水色や濃紺の経験はあったが、鮮やかなブルーははじめて)」。

これまでは購入しようと思ったクルマに明るいブルーの設定がなかったり、ブルーよりも優先したいボディカラーがあったりということで、これまでなかなかブルーを選ぶ機会がなく、しかしなぜか今回は「2台同時にブルー」がガレージに並ぶことになったわけですね。

そうなると俄然ブルーに興味が出てくる

こういった状況になるとブルーに対して興味が出てくるもので、ここ最近は「ブルー」の衣類や小物を購入する機会が多くなってきているという実情があるのですが、もともとぼくはブルーの衣類・小物を持っておらず(実は今までにひとつもない)、よってこれは「今までにない経験」ということもあり、ちょっと新鮮な気分で毎日を過ごしています。

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ブルー・ル・マンは人目を引きやすい

なお、ブルーは一般に波長が短く、イエローやオレンジ、レッドに比較して目立ちにくい色だとは思うものの、自動車の色としては珍しいためか、けっこう人目を引く模様。

たしかにこういったブルーを採用しているクルマはほかに思い当たらず、強いて言えばホンダがS660に2018年まで設定していた「プレミアムビーチブルー・パール」が近いかもしれません(現在S660に用意されているフレンチブルー・パールはちょっと濃い)。

そしてこのブルー・ル・マンは比較的周囲の明るさによって印象が異なり、周囲が明るいと水色っぽく見えることもあるものの・・・。

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ちょっと周りが暗くなると、やや濃く見えたりもします。

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このボディカラーの説明はなかなか難しい

こういった事情もあって、なかなか説明しにくいのが ブルー・ル・マンというボディカラーですが、今までぼくが(目の前にウラカンEVO RWDがない場合に)説明に用いていた表現が「フランス国旗の青」、もしくは「コバルトブルー」「ロイヤルブルー」。※ドラえもんは薄すぎる

ただしこれらのブルーは実際のブルー・ル・マンよりもちょっと濃く、「なんかちょっと違うなあ・・・」と考えていたのですが、先日ヒルトン大阪ホテル駐車場に止めたとき、ふと「これだ!」と気づくことになったのが「ブルーシートと同じ色」。

画像だと反射の関係でブルーシートのほうが明るく見えるものの、肉眼だと(ブルー・ル・マンとブルーシートとが)ほぼ同じ色味に見えたわけですね。

なお、奥の方にある作業用のリフトやコーンも「ブルー・ル・マンにかなり近い」ように感じます。

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そこでぼくがハタと思ったのが、「このブルーは、ある種の、注意をうながすモノに使用されることが多いのでは」ということ。

注意を促すというと「黄色と黒」の警戒色、危険をあらわす「赤」が一般的であり、これまでは青が「要注意」なモノに使用されるという認識がなく、よってこれは意外な発見です。

ちなみにヒルトンでは「青」を要注意(というか、要注目といったほうが正しい)カラーに採用しているようで、駐車場の階を表す表示もブルー、係員のユニフォームもブルー、乗っている自転車もブルー(これは偶然ではないと思われる。ちなみにこの自転車のフレームカラーはかなりブルー・ル・マンに近い)。

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ブルーも使い方次第で「注意・注目を集める」色に

そのほか路上に出てみると、道路標識も「ブルー」。

これは日本道路公団が「視認性を考慮して」選んだとされており、つまり注目させるためにブルー(と白の組み合わせ)を選んだということになりそうです。

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そして周囲の注意・注目を集める必要があるJAFも「ブルー」で、これはホワイトとブルーという「標識」と同じ組み合わせですね。

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作業用のクルマ、トラックもブルーが多いように思います。

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こうやって見ると、一般には「安らぎ」「平穏」「冷静」を表現すると言われるブルーであっても、色味次第では注目を集めるカラー、エネルギッシュさ、アクティブさを感じさせるカラーになるということですね。

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