
| デンツのいわゆる「スペクター」モデルがバージョンアップ |
デンツの手袋の装着感の良さは折り紙付き
さて、英国のグローブ(手袋)専業メーカー「デンツ(DENTS)」。
今回は007映画「007スペクター」にてジェームズ・ボンド扮するダニエル・クレイグが着用したモデルがタッチパネル対応となって新登場(30,800円)。
ちなみに実際に劇中にて使用されたのは「FLEMMING(フレミング)」なるモデルですが、これは007シリーズの原作者であるイアン・フレミングにちなんだものだと思われます。
そして今回登場したのが「ROLLERSTON(ローレンストン)」というモデルで、フレミングのデザインはそのままでタッチパネルに対応している、というのがその違い。
デンツは1977年創業の老舗手袋メーカー
このデンツは1977年創業という歴史あるグローブメーカーで、その装着感をして「シークレットフィット(装着していることを忘れてしまうほどのフィット感)」と評さており、エリザベス2世の戴冠式用手袋を製作したことでも知られます。
ちなみにぼくはいくつかデンツのドライビンググローブを使用していて、ドライビンググローブで他に有名なのはイタリアのメローラ(1870年にイタリア・ナポリで創業、映画「ローマの休日」でも使用されている)かと思います。

ぼく的な印象としては(両方を使用したところでは)デンツは皮革の伸縮性が少なく縫製にて手にフィットさせ、しかしメローラはしなやかで伸縮する皮革をもってフィットするという感じ。
どちらがどうという判断は下せないものの、ぼくとしてはデンツのほうが好みです。
それはともかくとして、今回発売された007モデルについてですが、裏地なしのシープスキンを使用しており、カラーはネイビー、ブラウン、そしてブラック(劇中で使用されたのはブラック)。
こちらはブラックの手のひら側。
手のひらに「斜め」にラインがありますが、これはステアリングホイールを握ったときに「ステアリングホイールと並行」となるように計算されています。

こちらはブラウン。

ネイビー。
手首内側にはシャーリング、外側にはストラップがありフィット感を高めてくれます。
ちなみにタッチパネル対応ではない「フレミング」はもうちょっとカラーバリエーションが多く、コニャック(ワインレッド)、ハイウェイ・タン、グレーも用意されています(反面、ブラウンはラインアップされていない)。

デンツはこんなドライビンググローブをリリースしている
なお、デンツは様々なドライビンググローブをラインナップしており、その一部を紹介してみると、こちらは英国カラーを持つ「15-1952(26,400円)」。

手の甲側には編み込み仕様の「コットンクローシェ」を使用した限定モデルで、裏地なし、インシーム製法によって作られています。

THE SUITED RACERとのコラボモデル、5-1000(26,400円)。

ブラック、コーク(タンレザーっぽい)、タン(こっちはむしろブラウンっぽい)が揃い、素材はヘアシープ、裏地なし。
ちなみにヘアシープは毛穴が小さく、表面がスムーズに仕上がるのだそう。

こちらもやはりアーティスト、THE SUITED RACERとのコラボモデルで「5-1001(25,300円)。

手の甲部分のクロスカットが特徴的で、指のサイド部分にはブラックを使用しており、”指に吸い付く”タイトシルエットが特徴です。
カラーはこの一色のみですが、クラシカルな感じがちょっとイイですね。

こちらはデンツの定番ドライビンググローブ
こちらは定番の「15-1094(29,700円)」。

カラーはブラック / タン、レッド / ブラック、ブラック / グレー、ブラック / ハンター、ネイビー / タンが揃います。
素材はヘアシープ、裏地なしのスリムフィット。

ちょっとオシャレな色使いの15-1091(28,600円)。

親指とステッチカラーが本体とは別に色となっていて、ブラック / グレー、ブラック / ダークレッド、(写真の)ネイビー / オレンジ、ネイビー / グリーンという組み合わせ。

最後はベーシックな15-1099(27,500円)。

シンプルな単色仕上げとなっており、ブラック、ネイビー、イングリッシュタンの3色という構成です。

参照:DENTS