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【動画】BMW Z4はエンジン単体でなんと415~439馬力あたりを発生していることが判明。BMWの最新エンジンはやはりスゴそうだ

2019/06/30

| そのポテンシャルは計り知れない |

つい最近、新型トヨタ・スープラがカタログ値以上の出力を発生しているというパワーチェック結果が公開されましたが、今回はその兄弟車であるBMW Z4についてもやはり「公称値以上の」出力が出ていることが判明。

なお、以前にBMW M5もカタログ値以上を発生しているということが明らかになっていて、最近のBMWのエンジンはどれも「逆詐称」を行っているということになりそうです。

米国仕様のBMW Z4 M40iは日本より強力な380馬力仕様

今回BMW Z4をシャシーダイナモに乗せてパワーチェックを行ったのは米国のショップ。
ちなみに米国仕様のBMW Z4 M40iは380馬力を発生します。
ただし欧州では排ガス規制の関係で340馬力にパワーダウンしており、日本仕様のZ4 M40iも同様に340馬力仕様にて輸入されています。

そして今回のパワーチェックの結果だと、その数字は実に373馬力。
自動車メーカーの表記する出力とは、シャシダイに乗せて計測した数値ではなく、「エンジン単体」が発揮する出力。
実際に車体に搭載されるとトランスミッション、駆動系などでパワーが食われてしまい、実際にはカタログ値の10~15%を差し引いた数字が「シャシダイ上での数字」になると言われています。

よってカタログ値380馬力のBMW Z4 M40iだと、342馬力~323馬力という結果になるのが順当。
ただし今回373馬力という数字が出ており、駆動ロスが10%だとすると415馬力、同じく15%だとすれば439馬力も(エンジン単体で)発生している、ということになります。

なお、日本の場合だと、カタログ値記載のエンジン出力を計測する場合、 JIS規格では「エンジンに補機類を装着した状態」だと定義していて、これはエンジンにラジエターと冷却水の循環に関する装置、排気管(エキゾーストシステム)、エアクリーナーなどを装着した状態で、トランスミッション以降は「ナシ」。

一般に「トランスミッション以下」のコンポーネント、パーツによってロスされるのはFFで10%くらい、FRだと10%~15%、4WDだと20%~25%だとされています。

BMW Z4は本当にポルシェ718ボクスターを食いそうだ

今回の計測によって判明した「エンジン単体では415~435馬力」という数字は驚異的としか言いようがなく、というのもこの数字はつい先日発表されたポルシェ718ボクスターのハードコアモデル「ボクスター・スパイダー」と同様であるため。

BMW Z4のほうが車体重量が重くはなるものの、それを含み入れたとしても一部で「ポルシェ718ボクスターに匹敵する」と評される理由がよくわかります。

なお、日本仕様のBMW Z4 M40iは「340馬力仕様」なのでエンジン単体で415~435馬力を発生しているわけではないものの、おそらくBMWは「北米仕様と欧州/日本仕様のZ4」について物理的な構造にて出力を変更しているのではなく、ECUにて調整していると思われます(そこまでコストをかけることはできない)。

よってECU解析が進めば、日本仕様のBMW Z4 M40i、そしてトヨタ・スープラも「簡単に」出力を向上させることができるということになり、「エンジン単体では400馬力以上」のスープラが誕生することになりそうです。

VIA:Joseph Hatheway

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