| なかなか物欲は止まりそうにない |
さて、最近は株価の上昇につられて利益が出ており、おかげで色々と腕時計を購入したりしていますが、それでもまだまだ「欲しい」と思える製品が多いのがこの世界。
なお、腕時計に関してはクルマと違って「維持費」がかからず、うまく買って売ればさほどお金を失わずに済み、場合によっては利益も出るので、ぼくは「投資」のひとつだとも考えているわけですね。
ここで、現在のところ、ぼくが欲しいと考える腕時計5本を紹介してみたいと思います。
1.パテックフィリップ アクアノート エクストララージ(5167A)
買おうと思っていてなかなか買う機会がない、パテックフィリップ・アクアノート・エクストララージ(5167A)。
以前に買おうと考えていた2017年後半の相場は200万円くらいでしたが、最近の相場はなんと480万円くらい。
2018年4月、2019年4月にそれぞれドカンと値を上げているようで、ここまで来るとロレックス・デイトナどころではなく、あまりにプレミアの幅が大きすぎるのでもはや「買えない」ほどに。
予約できるところがあれば予約して購入しようとは考えていますが、とにかく恐ろしい価格変動ですね。
なお、パテックフィリップは言わずと知れた「3大雲上ブランド」のひとつであり、ここまで高くなったとしても、「買って損はない」腕時計。
ただしぼくは「本当にパテックフィリップが欲しい」と考えているわけではなく、「とりあえず一度は買っておかねばならないだろう」「買って気に入らなければ、売ったとしても損はしないだろう」という純粋とは言えない動機から購入を考えていて、それが「本気で買おうとはできない」理由なのかもしれません。
2.フランクミュラー「ヴァンガード」
これもなかなか手が出せない、フランク・ミュラー。
購入に踏み切れない理由としては「変な流行り方をしたこと」「売るときに異常に安いこと」「ベルト(ストラップ)があまり好きではないこと」。
「流行り」については言及するとカドが立つので避けるとして、「売るときに安い」のはちょっと困りもの。
よって、並行輸入品(かなり安い)か、中古品(この場合はメンテナンスを考えて正規)の購入を考えていますが、とくに「コレ」とモデルを決めているものはなく、定期的に中古市場でもチェックしておいて、良さそうなものが出てきたら買うか、というスタンスですね。
ただ、ぼくはフランクミュラーの技術や仕上げについては高く評価していて、並行もしくは中古市場の価格で入手すること前提であれば「非常にコストパフォーマンスの高い腕時計ではないか」とも考えています。
ポリッシュケースにホワイトベルト、カーボンケースにホワイトベルト、ゴールドケースにブルーベルトもいい感じですが、これらを「サラリと身に付ける」のはけっこう難しいのかも。
なお、ぼくはレザーやクロコダイルベルトは好きではないので(そもそもふだんはジャージを着ているので、それらの素材はあまりにミスマッチ)購入したとしたらラバーベルトに交換するだろうと考えています。
3.カシオG-SHOCK GWR-B1000
なんだかんだ言いながらけっこう好きなG-SHOCK(コレクターではない)。
その理由としては、頑丈であること、傷を気にしなくてもいい価格帯であること、タフソーラー、電波内臓であればバッテリーも不要で時刻合わせもいらないこと。
つまりは腕時計として「もっとも信頼性が高く実用的」なのがG-SHOCKだと考えています。
そしてこのGWR-B1000は最近発売された「カーボン」G-SHOCKですが、ちょっと価格が高め(8万円くらい)なのが玉に瑕。
なお、ぼくは(比喩抜きで)分刻みのスケジュールどころか”秒刻みのスケジュール”なときがあり、できればより正確に秒まで読み取れ、かつ読み取り時間が短い「デジタル」のほうが好みでもあります。
4.カルティエ サントス ドゥ カルティエ
最近リニューアルした「サントス」。
名称が最近のカルティエの法則に倣い「サントス・ドゥ・カルティエ」となり、ケースデザインが一新されることに。
もう随分昔の話ですが、ぼくが最初に購入した高級腕時計が「サントス」で、それだけに思い入れのあるビッグネームです。
なお、カルティエの製品は「トリニティリング」にせよ「サントス」にせよ”ドラマ”があるのがイイと考えていて(ぼくはウンチク好き)、サントスもやはりそこに惹かれるわけですね。
カルティエによる「サントス」の物語は下記の通り。
1901年、航空界のパイオニアであるアルベルト・サントス=デュモンは、友人のルイ・カルティエに飛行時に懐中時計を取り出して時間を見ることが困難だと打ち明けます。
その3年後、ルイ・カルティエは、友人のために、腕に着けることを前提とした最初のモダンウォッチをつくり、時計製造業界に革命を起こしました。1904年に誕生した腕時計は、先見性でつながりあった2人が実験的研究の末に生み出した傑作です。
Cartier
ちなみにサントスはリニュアール時に「上品な」デザインに回帰し、それまでラインアップされていた「ブラックADLC」が1本だけになり、ナイロンベルト採用といったカジュアルなモデルは姿を消したようです。
よって新しいサントスは非常に高級感あふれる腕時計となっていて、コンビやゴールドモデルに、鮮やかなブルーのクロコダイルベルトを装着すると「それはそれは」格好いいんだろうなと思うものの、おそらく(というか、きっと)ぼくはそういった仕様の腕時計が似合うタイプではないんだろう、とも考えています。
5.オメガ ダークサイド オブ ザ ムーン
ぼくは過去にスピードマスター(最初に登場した自動巻きのモデル)、そしてシーマスター(ジャック・マイヨールモデル)を購入したことがありますが、その精度のイマイチさ、売却価格の低さから「もうオメガは買うまい」と考えたことも。※その後に購入したロレックスの精度に高さ、そしてオメガとの差に驚かされた
ただ、その決意を覆させるほど気に入っているのがスピードマスター「ダークサイド オブ ザ ムーン」。
これはブラックセラミックをケースに使用したもので、かなり人気があるのか、オメガにしては珍しく価格が下がらない腕時計。
実際のところよく売れているのか、オメガは相次いで「グレーサイド オブ ザ ムーン 」「ブルーサイド オブ ザ ムーン 」「ホワイトサイド オブ ザ ムーン 」を発売していますね。
以上が、現在ぼくが考える「揃えておきたい腕時計5本」。
そのほか、パネライやIWC、タグホイヤー、クストス、トムフォード、ラルフローレンなど欲しい腕時計はたくさんあるものの、全てを網羅するのは難しくこのあたりは「二の次」となっています。