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価格帯別「おすすめの腕時計」はこれだ!50万円までだと中古でホイヤー、フランクミュラー、パネライも視野に入る

2018/11/22

| 50万円まで出せば”憧れ”ブランドの人気モデルも視野に入る |

cartier watch

さて、これまでに「5万円まで」「5万円から25万円まで」のオススメ腕時計を公開してきましたが、今回は「25万円から50万円まで」。

この価格帯ではけっこう色々な腕時計を選ぶことが可能で、「新品で買うとかなり高価な」ブランドの中古腕時計も購入可能。
もちろん新品でも様々な選択肢もあり、中古/新品織り交ぜて色々な可能性を検討してみたいと思います。

IWC

25万円だと「アンティーク」しか選択肢に入らなかったIWCも、「50万円まで」となると現行モデルを中古にて探すことも可能に。
IWC現行モデルはオメガ同様「モデルチェンジ」を行うことで現代的なルックスに生まれ変わっていますが、「アクアタイマー(左、中古/38万円~)」「パイロットウォッチ・クロノグラフ(真ん中、中古/45万円~)」「パイロットウォッチ・マークVXIIIヘリテージ(右、新品/45万円~)」あたりが狙い目だと思います。

カルティエ

そしてカルティエ(CARTIER)も現行モデル、もしくは終売となったモデルでも比較的新しい腕時計を中古にて選択可能。
カルティエの腕時計はエレガントさとダイナミックさを持ち合わせるのがひとつのウリで、ほかのどのブランドにも似ていない独自性を持っているように思います。

ぼくがここで勧めたいのは「サントス(左、中古/45万円〜)」。
カルティエ初の腕時計でもあり、同時に腕時計の歴史を語る上でも外せない一本(ルイ・サントス・デュモンの生涯も涙なしでは語れない)。
語るべきウンチクも多い腕時計で、一本持っておくと話題にも事欠かない選択でもありますね。

そして「ロードスター(中古)」はすでに終売となっているものの、3針モデルでは30万円くらいから、クロノグラフだと45万円くらいから出てきますね。
ロードスターはその名の通りクルマをモチーフとした腕時計ですが、そういった「クルマとの関係性」もこれを推したい理由でもあります。

次いで「カリブル・ドゥ・カルティエ(中古/45万円〜)」。
これはカジュアルにもビジネスにも使える一本で(ちょっと大きめですが)、そのオールマイティさが高く評価できる腕時計ですね。

「バロンブルー(中古/43万円〜)」もちょっときれいめカジュアルからビジネスまでOK。
「バロン」はフランス語で「バルーン」つまり風船ですが、風船のように空に昇って行くという意味が込められており、上昇志向の強い人にオススメ。※カルティエの腕時計、そのほかの製品はこんな感じでドラマを感じさせるものが多い

「ドライブ・ドゥ・カルティエ(中古/42万円~)」はラウンドとスクエアとの中間のようなデザインを持っており、その見た目の独特さもさることながら、腕にはめてみたときの美しさがピカイチだと考えています。

なお、カルティエの腕時計(新品)は「腕時計専門店」だと割引率が大きく、よってカルティエ・ブティックで購入する意味はない、と考えています(これはシャネルも同じ)。

ルイ・ヴィトン

ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の腕時計「タンブール」もぼくとしては強力にプッシュしたい選択。
「タンブール」とは太鼓の意味で、文字通り太鼓っぽいケースがその名称の由来です。
加えてルイ・ヴィトンは旅行用カバン(トランク)がそのブランドのルーツということもあり、海や陸、空の「旅」をモチーフにした腕時計がいくつか存在。

「タンブール・ヴォレ/ヴォワイヤージュ(真ん中/右、中古だと45万円くらいからある)」もそういった一本で、航空機や自動車の計器をモチーフとしており、「この時計はね・・・」と語ることができるのがナイス(ウザがられるかもしれませんが)。
そして「海」だと「タンブール レガッタ(左、30万円〜)」という選択も。

ちなみにルイ・ヴィトン・タンブールは厳しく並行輸入品を規制しているようで、並行品や割引販売されるものは「皆無」。
よって新品だとルイ・ヴィトン・ブティックでしか購入できないようになっています。

ブライトリング

ブライトリング(BREITRING)は好感度ナンバーワンとも言える腕時計ですが、モデルチェンジを滅多にしないので長く価値を維持できる腕時計ブランドでもありますね。
この価格帯だとクロノマットあたり(25万円~)がいいんじゃないかと考えています(ナビタイマーは中古でもっと安い価格帯のものを拾うことができる)。

ちなみにブライトリングは内外価格差の大きなブランドで、国内正規モデルの新品は「ちょっと買いづらい」のも事実(ブライトリングもそれを認識しており対策を講じている模様)。
他に内外価格差が大きいのはフランクミュラー、オメガ。

タグホイヤー

この価格帯になるとかなり選択が増えてくるのがタグホイヤー(TAG HEUER)。
カレラ(3針だと新品で25万円くらいから、クロノグラフだと中古で25万円くらいから)、最新モデルのホイヤー01、モナコ(中古では32万円くらいから)あたりがオススメ。
ホイヤーはデザインやカラーに独自性があり、知っている人からすると、遠くからでも「ホイヤー」とわかるのがいい、と考えています。

とくにホイヤー01はケースの直径、厚みともけっこうボリュームがあって存在感を感じさせる腕時計ですね。

エルメス

エルメス(HERMES)の腕時計は中古になるとかなり割安となり、とくに「セザムスケルトン(右、中古だと28万円〜)」、「アルソースケルトン(左、中古で40万円〜)」あたりが狙い目(これらも、購入価格よりずっと高価に見える腕時計のひとつ)。
なおエルメスの腕時計は値下がりが大きく、「新品では買いたくない」ブランドの一つです。

パネライ

この価格ゾーンではけっこう色々と選べるのがパネライ(PANERAI)。
ラジオミール(中古だと39万円〜)、ルミノール・サブマーシブル(中古では45万円〜)、ルミノール・マリーナ(中古で39万円〜)あたりがオススメ。
パネライは値下がりが小さいのもいいですね。

なお、同じパネライでも「フェラーリとのコラボモデル」は結構安く(中古30万円〜)、文字盤に「PANERAI」の文字はないものの、フェラーリ好きの人にはオススメできる選択です(フェラーリはウブロとパートナーシップ契約を結ぶ前にはパネライと提携していた)。

オメガ

オメガ(OMEGA)でこの価格帯だと「シーマスター プラネットオーシャン」。
オメガも値下がりが大きく、中古でしか買いたくない腕時計メーカーの一つですが、中古で仕込んでおくとそこからは「そんなに」下がらず、買い替えがしやすいとも考えています。

プラネットオーシャンはオメガにおいて比較的人気が高いモデルのひとつですが、中古だと30万円台から探すことができる、お買い得感の強い腕時計でもあります。

ジャガールクルト

かなり「通」なジャガールクルト(JAEGER LECOULTRE)も中古なら手が届くのがこの価格帯。
ただしラウンド型の「マスター」は中古でも50万円を超えるので購入は叶わず、購入可能なのは「レベルソ」くらい。

しかしぼくは「ジャガールクルトといえばレベルソ」と考えているので、むしろレベルソ狙いでもあります。

ちなみに「レベルソ」は「リバース」の意味で、腕時計の本体部分を台座から取り外して「反対を向け」再装着できるもの。
貴族がテニスなどスポーツをする際、腕時計を壊さないようにするために考案された機構だそうですが、これもまた「ドラマ」のある腕時計ですね。



ボーム&メルシエ

ボーム&メルシエ(BAUME ET MERCIER)のドレスウォッチ、「クリフトン」も中古であれば35万円あたりから購入可能。
非常に美しい腕時計であり、ケースバックもスケルトンなので満足度の高い一本といえそう。

シャネル

シャネル(CHANEL)J12クロノグラフ。
中古だと36万円あたりから探せますが、クロノグラフは3針モデルに比べるとケース直径が41ミリと大きく、3針の38ミリが「小さい」と感じる人にはオススメ。

ケースやベルトがセラミックなので傷つきにくく、従って中古でも比較的程度の良い個体が多いことが特徴(シャネルは乱暴に扱う人も多いので、コンディションが悪いものの混在している)。

なおベルト構造は特殊で、そのあたりの時計店ではサイズ調整ができず、シャネルの正規販売店へと持ってゆく必要があるものの、無料で調整を行なってくれます。

ちなみにシャネルには「スーパーレッジェーラ」なる、アルミとセラミックとのコンビ腕時計が存在しますが、これはアルミ部分の劣化が激しいので(安くても)購入しないほうが無難。

ロレックス

ロレックス(ROLEX)は価格が高騰してしまい、50万円以下で購入できるのは中古の旧エアキング、もしくはデイトジャストくらい。
デイトジャストは「好きな人」であればともなく、それ以外はあまりオススメできない選択肢(いつかはブーム再燃とは言われているが、一向にブレイクの兆しがない)。

よってここはエアキング一本となりますが、これも今買っておけば徐々に値上がりしてゆきそうな一本ですね。

フランク・ミュラー

フランクミュラーも中古だと結構な数が出回っており、この価格帯で購入できる中古は「カサブランカ」「トノーカーベックス」「トランスアメリカ」「ヴァンガード」あたり(30万円台から探せる。ヴァンガードはちょっと高め)。

フランクミュラーも「ラウンド」型腕時計を発売しているものの、これは買うときに安くとも売るときはもう一つ安く、ベル&ロス同様「そもそもラウンド型はそのブランドらしくない」のでやめておいたほうが良いでしょうね。

なお、フランクミュラーの腕時計はサイズが大きいこと、そしてあまり大事に扱う人が少ない(ファッションブランドの腕時計、流行りものはこういった傾向がある)ので、慎重に程度を見極める必要がありそうです。

ラルフローレン

なにかと話題のラルフローレンの腕時計。
「ファッションブランドの腕時計だし、名前をつけただけのOEMじゃないの?」と思われがちですが、実は相当にこだわった製品だそうで、実際のところ「いい話しか聞かない」腕時計です。

ただ、新品で買うと高いので中古しか購入する気は起きず、この価格帯だと「スポーティングウォッチ」が選択可能。

ベルトにレッドやイエローのラインが入っているのがいいですね。

トムフォード

トムフォードTOM FORD)の腕時計(新品)はつい最近発売されたばかりですが、実物を見ると「なかなか」。
結構よく考えられていて、「さすがはトムフォード」と唸らされる部分もあります。

まだ中古市場に出回るほどタマ数がなく、新品でしか購入できませんが、そのぶんケースの仕上げ、ベルトを自由に選べるのでそのぶんの「楽しみ」は大きいと言えるかもしれません。

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