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BMWがTwitter上で批判する人々に喧嘩を売る!「なあ年寄りさん達よ、変わるべきでない理由って何よ?」

2020/11/17

BMW Z4(レッド)

| いいかげんBMWは批判に耐えかねたようだ |

さて、これまでにも様々な批判にさらされてきたBMW。

80年代だと、3/5/7シリーズそれぞれが「拡大もしくは縮小コピーされただけのクルマ」つまり金太郎飴だと非難され、その後クリス・バングルをデザイナーに迎え入れて各シリーズでの個性を主張しはじめた際には「そのデザインは受け入れがたい」と批判されています。

直近だとやはり巨大「キドニーグリル」

そして直近だと7シリーズのフェイスリフトにはじまったキドニーグリルの巨大化が攻撃の対象にさらされており、これについては批判にショックを受けたデザイナーが「いや、キドニーグリルの巨大化にはこういった理由があるのだ・・・」と正式にコメント(反論)する事態に。

【動画】BMW「なぜ7シリーズのキドニーグリルが大きのかって?それにはこういったワケがある」デザイナーが語ったその理由に納得

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そして4シリーズでは批判をモノともせずにグリルが巨大化

ただ、その後にBMWの姿勢が若干変化しており、巨大キドニーグリルに対して「開き直り」ともとれるコメントを発するようになっていて、さらには4シリーズで「さらに大きな」バーチカルキドニーを採用するに至っているわけですね。

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なぜキドニーグリルは巨大化するのか

そしてなぜキドニーグリルが巨大化するのかということですが、ひとつは「効率化」。

これまでアッパーグリルやロワーグリル、サイドグリルなどあちこちに空いていた穴を集約することで、冷却のためのデバイスを軽量化できることになり、さらには構造もシンプルに。

かつ車体中央線上に重量物を集約でき、ほかのスペースはエアフロー改善に役だてることができるという機能上のメリットがあります。

こういった理由は「後付け」かもしれませんが、実際にレーシングカーであるM4 GT3を見ると、その効率性・機能性については納得せざるを得ない、とも考えています。

ただ、ぼくが考えるグリル巨大化の主な理由は「対中戦略」。

中国人はロールスロイスのような押し出しが強いグリルが大好きだとされ、そしてロールスロイスを傘下に収めているBMWはそれを実感しており、よってそのデザイン手法をBMWにも転用したと考えられます。

なお、中国でもっとも高級さとされる「(毛沢東が設立した)紅旗」はロールスロイスのデザイナーを引き抜き、ロールスっぽいクルマを作らせていることからも「巨大グリル大好き」なことを知ることが可能ですね。

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BMWは今後強気に?

そしておそらく、なんだかんだ言われながらもBMWの巨大キドニーグリルは販売に貢献しているとも考えられ、BMWはそういった状況に自信を得たのか、今回のiX発表に際して受けた批判に対して強い口調で反論したことが話題に。

批判の内容については様々ではあるものの、そういった数々のネガティブコメントに対してBMWは「OK、ブーマー。じゃああんたらの言う”変えるべきではない理由”は何なんだ?」と問いかけることに。

この「ブーマー」はおそらくベビーブーマーを指しているものだと思われ、しかし直接ベビーブーマー(1946-1964年生まれ)をターゲットとしているわけではなく、”頑固で変わろうとしない年寄り”の比喩だと思われます。

ちなみにこちらはSNSマネージャーだそうですが、足を組んでくるくると椅子を回す様子がかなり挑戦的。

参照: BMW(Twitter) 

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