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テスラは「折り紙のように折り目をつけた」ガラスをルーフやダッシュボードに使用するようだ!その「折り曲げ方」が特許にて示される

2021/08/23

テスラ・サイバートラック

| 生産が近づくにつれ、そのデザインへの期待が高まる |

テスラの「こだわり」はほかメーカーとは異なるところで発揮されるようだ

さて、生産を控えて様々な話題が出てきているのがテスラ・サイバートラック。

そこに使用される技術そしてデザインがどの程度再現されるのかが話題の焦点となりますが、サイバートラック最大の特徴というと直線と平面、そしてフロントガラスとルーフ(ガラス製)とで構成されるピーク(頂点)。

そして今回公開となった新しい特許によって、その実現の方法が明らかになっています。

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テスラはこうやってガラスを折り曲げる

この特許「Automotive Glass Structure Having Feature Lines and Related Method of Manufacture」では、ガラスにレーザー等を当てて折り曲げる方法を示しており、その内容としては「実質的に平面的なガラス構造の位置に局所的な熱を(例えば、レーザー、加熱要素を介して)適用し、その位置で(例えば、平面的なガラス構造の線に沿って)ガラス構造を曲げて、ガラス構造に特徴的な線を形成することを含む」。

つまり部分的に熱を加え、柔らかくなるであろうその部分を鋭角に折り曲げるということになりそうです。

Tesla-Cyber-Truck (2)

なぜテスラは2枚のガラスを使わない?

そこで気になるのが、なぜテスラは「フロントグラスとルーフ」という二枚のガラスを使用せずに一枚のガラスにこだわるのか。

この理由については不明ではあるものの、これまでのテスラの発言からするに、「そのほうがカッコいいから」という単純な理由なのかもしれません。

なお、この「折り曲げたガラス」はダッシュボードに使用されることも登録された特許にて明らかになっており、しかし事故の際に割れて飛散しないよう表面にフィルムを貼ることも示されています。

この「ガラス製ダッシュボード」を採用する理由は不明ですが、ここをディスプレイの一部として使用する可能性があるのかもしれませんね(各国の道路交通法上の問題がないのかは気になる)。

テスラ・サイバートラック
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そして今回登録された内装の特許図面を見ると、先に発表されたコンセプトモデルとかなり近い(というかほぼ一緒)ことがわかりますが、この再現性を見るに、エクステリアについてもまずコンセプトモデル同様のルックスを持つと考えていいのかもしれません。

Tesla-Cyber-Truck (3)

さっそくテスラ・サイバートラックをカスタムする企業が現れる

まだ実際には発売されていないテスラ・サイバートラックですが、「ストリーム・イット」なる会社がさっそくこのカスタムを発表。

簡単に言うと「サイバートラックをキャンピング仕様にコンバートする」もので、その荷台部分に伸縮式のキャビンを取り付けるという内容です。

同社のCEOであるランス・キング氏自身もサイバートラックを実際に予約している一人だといい、自身の経営するソフトウエア会社を通じて照明や水栓、室内の温度調節などを音声で操作できる機能を搭載するほか、32インチのテレビが設置されており、メインのリビングスペースにはキッチンからオフィス、さらにはベッドルームへと変化させることが可能。

2021-08-21 23.05.43

さらには床暖房、シャワー、洗面台、トイレを備えた小さなバスルーム、調光可能なスマートガラスなどが装着されている、とのこと。

そして興味深いのは、すでにストリーム・イット社が1,000件の受注を獲得したということで、このコンバージョン価格が5万ドルということを考えると、けっこうな売上額になりそうですね。

テスラのこれまでのクルマはほぼカスタムの余地がなかったものの、サイバートラックは文字通り「トラック」なのでその用途が多岐にわたり、使用者に応じた様々なカスタムが登場し、ビジネスチャンスも拡大するのかもしれません(そのほうがサイバートラックの人気も高まりそう)。

テスラ・サイバートラック「サイバーランダー」を紹介する動画はこちら

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参照:CyberLandr

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