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BMWのデザイナーが「電動化とデザイン」について語る。「これからのデザインは大胆で意味のあるものでなくてはならない。デザインによって持続可能性を表現してゆく」

投稿日:2021/10/28 更新日:

BMWのデザイナーが「電動化とデザイン」について語る。「これからのデザインは大胆で意味のあるものでなくてはならない。デザインによって持続可能性を表現してゆく」

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| たしかにBMWは以前からデザイン、そしてデザインによる排他性の演出にこだわってきた |

ついつい見た目の奇抜さに惑わされがちだが、実際にはデザインと機能とが密接に結びついている

さて、なにかと話題になるBMWのデザイン戦略。

主にはあまりに大きすぎるキドニーグリルへの批判ということになりますが、実際のところ大きなキドニーグリルは消費者に好評だと言われるので、結果的に「このグリルの採用は成功であった」と考えて良さそうですね。

そして今回、BMWのデザイナー、ドマゴジ・デュケック氏があらためて「我々のブランドには、革新的なデザインが必要」とコメントしています。

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「大胆で意味のあるデザインが必要」

ドマゴジ・デュケック氏によると「BMWにとってのデザインは、エレクトリック時代への移行にあたって重要な役割を果たす」とのことで、そのためには「大胆で意味のあるデザインが必要」とも。

その端的な例としてiヴィジョン・サーキュラー・コンセプトを挙げ、「"大胆さ "を実現するには、さまざまな工夫が必要です。誰もがクルマを魅力的にする方法を知っていますが、それが意味のあるものでなければ、それは空虚なものです」とコメントしています。

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さらに同氏は「BMWのデザインが進歩するにつれ、キドニー・グリルやホフマイスター・キンクなどのBMW特有ともいえる特徴は維持されつつも、革新的な分野へと変化していくだろう」とも。

これはどういうことかというと、ピュアエレクトリックモデルであるi4とiXのキドニーグリルには各種センサーが収められており、単なる飾りではなく「機能するデザイン」として車両に統合されているということを指しており、これこそが同氏のいう「意味のあるデザイン」なのでしょうね。

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BMWはキドニーグリルについての批判を重々承知している

さらにドマゴジ・デュケック氏は「ここ数年、キドニーグリルについていろいろな議論がなされてきましたが、将来のお客様の世代とファンを結びつけることが重要です。ファンは必ずしもお客様ではありませんが、お客様にファンになっていただきたいのです。アイコンを維持するためのデザインだけではなく、新しいアイコンを創造しなければならないのです。なぜノイエ・クラッセがアイコンなのか?なぜ人々はホフマイスターのキンクが好きなのか?なぜならば、それらが革新的だったからです」とも。

以前には「うまくいっているときほど変わり続ける必要がある」ともコメントしており、とにかく未来のために変わり続ける必要がある、ということなのかもしれません。

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実際にBMWは、エレクトロモビリティへの移行の一環として、1960年代に付けられた "ノイエクラッセ=Neue Klasse(新しいクラス)"の名称を復活させ、FAARやCLARアーキテクチャに代わるフレキシブルなプラットフォームを開発し、数多くの新型車に採用するともコメントしており、エレクトリック化に際しては様々なデザイン的変化がもたらされることになりそう。

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さらに、ノイエクラッセについては「電動化、デジタル化、持続可能性を意味しています。私たちは常に、"いかにして持続可能でインテリジェントな、より少ない資源でより多くのことができるクルマを作ることができるか "を問いかけています。これは、BMWにとって非常に重要なことです。デザイナーとして、クロムを使わず、革の使用量を減らすための素材を作るなど、素材の扱い方にも工夫を凝らしています。私たちにとっては、電動化だけでは、他の企業のように持続可能な道を歩んでいるとは言えません。彼らは電気自動車を作れば、それで仕事は終わりだと思っています。しかし、問題はもっと大きいのです」とも語っており、BMWの考えるデザインとは、単に目に見える部分のみを指すのではなく、もっと深い部分にまで関わっているのでしょうね。

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参照:Autocar

 

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