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テスラが工場を拡張するため50万本の樹木を伐採。かわりに100万本を植林するも環境団体は「3000台のガソリン車を1年走らせるのと同じCO2が排出される」と非難

テスラ

| 結局のところ、テスラは何をやっても非難されるようだ |

有名になれば何をやっても攻撃の対象となってしまう

さて、ストライキ、環境活動家による攻撃など何かと話題になるテスラのベルリン工場(ギガベルリン)ですが、工場を拡張して年間100万台の自動車を生産する許可を得たことが公式にアナウンスされています。

環境によると、テスラがドイツのギガファクトリーの建設を開始して以来、約50万本の木を切り倒し、二酸化炭素排出量が13,000トン増加したのことで、一方のテスラは大規模な森林再生計画の一環として2024年に100万本以上の木を植えたと主張しています。

テスラのギガ・ベルリンは論争の的である

テスラは2020年から2023年5月(この敷地の建設が終了する)までの間に813エーカーの森林を伐採したとされ、この森林伐採は、1台の内燃機関車で3,300万マイル(5,300万km)走行するか、3,000台の自動車を1年間稼働させるのと同等と言われています(報道を信じるならば、環境に対するインパクトはかなり大きい)。

今回の例に限らずギガベルリンは様々な問題に巻き込まれており、たとえば地元の環境省が「敷地を拡張し、年間生産台数を100万台に倍増する計画を承認」したことが抗議活動を引き起こしたことは記憶に新しく、5月には、約800人のデモ隊が工場に押し寄せています(一部の過激な隊員の行動によって操業が中断されたことも報じられている)。

そして環境団体カイロス(Kayrros)の創設者は「近年、グリーンウォッシングの事例が数多くありました。大企業が主張するあらゆる種類の『グリーン』な主張に対し、一般の人々は当然ながら疑念を抱いています。(森林が消失した)衛星画像だけで、誰が真実を語っているかがわかります」とコメント。

テスラが新しいEV組立工場を建設(拡張)するために木を伐採しなければならなかったことには議論の余地がありませんが、テスラは破壊された木を補うためにドイツで100万本以上の木を植えたと述べ、7月にソーシャルメディアXに投稿された動画では「サッカー場450個分に相当する面積に木を植え直した」と主張しています(これらのほとんどは落葉樹で、広葉樹、桜、シデ、菩提樹など多様な樹木が混在する)。

もちろん、100万本の新しい木が吸収する有害な二酸化炭素の量は、50万本の完全に成長した木ほど多くないという議論も成り立つものの、テスラは少なくとも、自らが引き起こした損害の一部を相殺しようとしており、そしてそもそもテスラのクルマがCO2を排出しないという事実に対しても、環境団体はもう少し寛容になっていいのではないかとも考えています。

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