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やっぱりこのリアフェンダーの張り出しはハンパない。ボクの考えるザ・ベスト・オブ・アストンマーティン、新型ヴァンテージを見てきた【動画】

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新型アストンマーティン・ヴァンテージは非常に魅力的な存在である

さて、新型アストンマーティン・ヴァンテージを見てきたのでざっと紹介したいと思います。

「新型」といっても実際に発表されたのは少し前なのですが、今の今まで見にゆく機会がなく、よって新型車チェックが今までできなかったというのが実情です。

なお、アストンマーティンは現在カタログにラインアップされるスポーツカーとしては「ヴァンキッシュ」「DB12」「ヴァンテージ」を持っていて、ヴァンテージはこの中だと「末弟」に位置し、しかしぼくとしてはもっとも惹かれるのがこのヴァンテージ。

そしてなぜぼくがヴァンテージに惹かれるのかというと、それは「軽量コンパクトでシンプルだから」。

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新型アストンマーティン・ヴァンテージはこんなクルマ

ぼくは比較的高級なクルマにも惹かれるものの、実際に自分のお金を出して購入するのであれば「単純な目的にフォーカスしたシンプルなクルマ」を好む傾向があり、そしてその目的は「スポーツ」でも「オフロード」でも構わないわけですね。

そしてこのヴァンテージは「スポーツ」に特化したクルマであって、そのために軽快かつダイレクトな乗り味を持っていて(といってもフェイスリフト前のヴァンテージにしか乗ったことがないのですが)、それがぼくの好みにマッチしている、ということに。

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そこでざっと新型ヴァンテージのスペックを並べてみると以下の通り。

  • 車両本体価格: 26,900,000円
  • エンジン: 4.0L V8ツインターボ
  • 最高出力: 665PS / 6,000rpm
  • 最大トルク: 800Nm / 1,800-5,000rpm
  • 駆動方式: 後輪駆動
  • トランスミッション: 8速オートマチック
  • 全長×全幅×全高: 4,495 x 1,980 x 1,275mm
  • 車両重量: 1,685kg
  • 最高速度: 325km/h
  • 0-100km/h加速: 3.5秒
  • 乗車定員: 2名
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その他の特徴としては「50:50の理想的な重量配分」「Eディファレンシャル装備」「シャシーとパワートレーンとを統合した最新のアクティブダイナミクス」といったものも。

ただしこういったパフォーマンス面だけではなく大きく魅力を増したのが新型ヴァンテージのエクステリアで、最新のアストンマーティンに共通する「ガバっと口を開いたフロント」に加え・・・。

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とんでもなくワイドになったリアフェンダー。

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そしてこのリアフェンダーのワイド化によって大きく雰囲気が変わっています。

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そほのかディティールを見てゆくと、注目すべきはこのドアミラー。

どこが「注目」なのかというと「ベゼルレス」な点ですね。

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これによってハウジングを最小化できるので前面投影面積が小さくなり、より優れた空力性能を獲得できるほか、「スタイリッシュに見える」というメリットも。

ちなみに鏡面の調整は「ハウジングごと」ミラーが動くというスペクタクルなアクションを見せ、そしてステーが長く「外側に」出ているために後方確認が容易になっています。

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フロントフェンダー横の「エア抜き」も拡大し・・・。

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リアディフューザーもアグレッシブに。

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ちなみにボディラインはかなり複雑で、随所に鋭いエッジが隠されています。

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こういったデザインを楽しむならば、ダーク系メタリックをボディカラーに選択したほうが良いかもしれませんね。

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ドアは「ちょっと上に向けて開く」スワンスイング。

足元が大きく開くために乗降が容易となりますが、嬉しいのは「ドアがどの位置でも止まる」ことで、これによって狭い場所での乗降、とくに横にクルマが止まっている際の乗り降りが楽になります。

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ちなみにヘッドライトはヴァンキッシュと共通のインナー構造(現行世代のアストンマーティンはうまくパーツを共有している)。

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この個体には多数のカーボンパーツが装着されていて・・・。

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ウイングエンブレムやバッジはブラック仕様。

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新型アストンマーティン・ヴァンキッシュのインテリアはこうなっている

そして新型ヴァンテージではインテリアも大きく進化しており、これも現行世代「共通」の仕様へと進化。

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この個体はスパルタンな仕様を持っていますが・・・。

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ステッチやヘッドレストの刺繍はアストンマーティンらしいグリーン。

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エアコン吹き出し口や・・・。

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スイッチ類もほかモデルと共通ですね。

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メーターはこう。

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メーターフードの形状はまるで芸術作品のようですね。

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センターコンソールも一新され・・・。

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各部のデザインがより新しく。

直感的な操作が可能な最新世代のピュアブラックテクノロジーのタッチスクリーンを搭載し、ワイヤレスでのApple CarPlayとAndroid Autoにも対応しています。

触感を重視した機械式スイッチギアと最新テクノロジーが共存する「モダンさと伝統が調和した」デザインですね。

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パドルは結構大きく、「+」「ー」がくり抜かれることで表現されています。

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もちろんステアリングホイールも最新世代。

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カップホルダーは二名分。

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新型ヴァンテージは、アストンマーティンの74年の歴史の中で「最速のヴァンテージ」として、パフォーマンス、デザイン、テクノロジーのすべてにおいて大幅な進化を遂げた、真のドライビングプレジャーを追求するスポーツカーと言えそうです(とくに中古車はお得感が強く、かなり魅力的な選択肢である。購入直後に値段が下がるので高年式中古の価格は割安であり、しかしそこから大きく下がることはない)。

新型アストンマーティン・ヴァンテージを見てきた際の動画はこちら

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