
| ウルス・ペルフォルマンテ・ハイブリッドのテスト車両がニュルブルクリンクにて目撃される |
さて、チョコチョコとスパイフォトが出回っているウルスSEのハイパフォーマンスバージョン「ペルフォルマンテ(発売時の名称がどうなるのかは不明)」。
今回そのプロトタイプがドイツ・ニュルブルクリンクを走行する姿が目撃され、YouTubeへと公開されています。
一見すると既に発表・発売済みの「ウルスSE」であるようにも見えますが、さらに刺激的なモデル――「ウルス・ペルフォルマンテ」のPHEV(プラグインハイブリッド)仕様である可能性が指摘されており、しかしランボルギーニはウルスの追加バリエーションについてなんら言及していないというのが現状です。
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ウルス・ペルフォルマンテはPHEVとして復活か?
ペルフォルマンテとは「パフォーマンス」を示すイタリア語で、先代ウルスのハイパフォーマンスバージョンとして設定されており、しかしその「ウルス・ペルフォルマンテ」は、2024年4月にウルスSEが登場したタイミングでラインナップから姿を消しています。
それからわずか1年後の今、ウルスSEのフェイスリフトには早すぎるタイミングで新たなウルスのテスト車両が出現したことから、これはウルスSEのフェイスリフト版ではなく、よりスポーティなPHEVバージョンであり、つまり「ウルス・ペルフォルマンテ PHEV」の開発が進行していると推測されているわけですね。
予想されるウルス・ペルフォルマンテ PHEVのデザインとスペックの進化
目撃された車両には以下の特徴が見受けられ、しかしここから変更が加えられる可能性もありそうです。
- アグレッシブな新型フロントバンパー
- 専用デザインのホイール
- 再設計されたリアバンパーとルーフスポイラー
- 内装は基本的にSEと共通っぽい(ただし一部テクノロジーアップデートの可能性)
現行「ウルスSE」のスペックを振り返る
現在の「ウルスSE」は、4.0L V型8気筒ツインターボ+プラグインハイブリッドという構成を持ち、最高出力800馬力という驚異的なパフォーマンスを発揮する”スーパーSUV(SSUV)”。
ウルス・ペルフォルマンテ PHEVがこれを上回る出力になることは間違いなく、サスペンションやエアロダイナミクスもチューンアップされる可能性が高い、とも見られています。
なお、現在「ハイパフォーマンスSUV」の需要は世界的に見て旺盛で、アストンマーティンではDBXの販売がトップレンジの「DBX 707」に集中していたといい、結果的にアストンマーティンはDBX707を中心としたラインアップに切り替えたという現実も。
こういった状況を考慮するに、ウルス・ペルフォルマンテ PHEVの成功も約束されたも同然だと考えてよく、ランボルギーニの「いっそうの成長」が期待できようというものですね。
Image:Lamborghini
ハイブリッドでも「ペルフォルマンテ」の名にふさわしい走りを
「ペルフォルマンテ(Performante)」の名は、単なる装飾ではなく、ランボルギーニCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏が新設したハイパフォーマンスグレードであり、それまでの「スーパーレッジェーラ」に代わるもの。
「スーパーレッジェーラ」から「ペルフォルマンテ」へと移行したことにつき、それまでのハイパフォーマンスグレードは「軽量化」をその性能向上の核としていて、よって「超軽量」を示すイタリア語、”スーパーレッジェーラ”が付与されていたのですが、同氏は「今後のランボルギーニのハイパフォーマンスモデルは軽量性だけではなく総合的なパフォーマンスを追求する」とし、”(軽量化のみによらないハイパフォーマンスモデルとして)ペルフォルマンテ”を高性能版の名称へと採用しているわけですね。
よって、ウラカン・ペルフォルマンテや従来のウルス・ペルフォルマンテがそうであったように、新型ウルス・ペルフォルマンテ PHEVでも極限のハンドリング、走行性能、もちろん軽量化の追求がなされるはずで、そのパフォーマンス、そしてニュルブルクリンクでのラップタイムには注目が集まります。
まとめ:電動化時代における「真のパフォーマンスモデル」に期待
ランボルギーニ・ウルス・ペルフォルマンテ ハイブリッドは、ラグジュアリーSUVの領域を超える真のパフォーマンスマシンとなる可能性を秘めています。
正式発表が待たれるこのモデルは、電動化時代における新たな「スーパースポーツSUV」として、ウルスの名をさらに高みへと押し上げることになることは間違いなく、新しい時代のハイエンドSUVとしての一つの基準を打ち立てることになるのかもしれません。
新型ランボルギーニ・ウルス・ペルフォルマンテ ハイブリッドらしきプロトタイプが走行する動画はこちら
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参照:statesidesupercars(Youtube)