テスラが「現在の」モデルS、モデルXオーナーに対し、テスラのスーパーチャージャーの利用料を「ずっと無料」にすると発表。
テスラは昨年末までにモデルS/モデルXを購入した場合(それまで通り)、充電はずっと無料としていましたが、それ以降に購入したオーナーに対しては「一定の流量までは無料、それ以上は有料」へと変更。
その後に「ずっと無料」になる購入対象期間を昨年末からさらに延長しており、しかしそのキャンペーンも終了したのですが、今回さらにそのキャンペーンを復活させ(新規購入はもう無理ですが)、さらには「キャンペーン機関対象外」に購入した人にも救済措置をとったことになります。
正直この「充電料金無料」は相当に大きく、ぼくはBMW i3で毎月8000円ほど充電に支払っており(自宅での200V充電)、これが無料(年間だと10万円近くなる)ということですね。
ただ問題は日本だとこの「スーパーチャージャー」が14基しかなく、生活圏にこのスーパーチャージャーがないと全く無意味だったり、そこへ行くのにバッテリーや時間を使用するのはちょっとムダが生じることに。
なお今後発売される「モデル3」については最初から「無料充電」は適用されない見込みで、こちらは充電に関する費用が「有料」だと報じられています。
今回の措置について真意は不明(テスラはオーナーの優遇と表明)ですが、現在アウディがe-tronスポーツバックの予約を開始したり、ルシード・エアーが発売間近だったり、さらにはファラデーFF91、NIOからもモデルS/モデルX同様の性能を持ったEVが登場しそうだということも関係しているのかもしれません(オーナー離れを防ぎたい)。
ちなみにこの「ずっと無料」権利は車について回るようで、仮に今後「充電が有料化」されたとしても、「ずっと充電無料」対象期間中に初回登録された車両を中古にて購入すれば「ずっと無料」で新しいオーナーは充電できる、とも言われていますね。