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【動画】需要が高まる「防弾仕様」。”後付け”防弾仕様車の作りや作業工程を見てみよう

2018/08/10

| テスラの防弾仕様はこうなっている |

米国や南米では重火器を使用した犯罪が多発しており、そのため最近は「防弾仕様に車を改造する」会社が大忙し、とのこと。
今回紹介するArmourmaxもそのひとつですが、今回テスラを「防弾仕様」にコンバート。
ガラスを防弾仕様に、そしてドアパネルの内側には防弾パネルを仕込んでいます。

重量はどれだけ増加?

サイドウインドウだとこんな感じで、その厚さはなんと3センチ。
純正の10倍の厚さとのことで、そのため色々な修正がなされることに。

窓ガラスが分厚くなると当然ドアの内張も影響を受けることになり、さらにはパワーウインドウの開閉機構も(重くなった重量を支えるために)アップグレードが必要で、さらにはドアヒンジなども強化が必要になってきます。

動画ではそのほかのクルマの「防弾仕様化」が紹介されていますが、ハッチバックのクルマだとリアハッチも当然分厚いガラスと防弾プレートにて重量が増加し、ダンパーを強化したり、自動開閉機構を持つ場合はやはりモーターを強化したり、となかなか大変。

防弾仕様のレベルにもよりますが、車体重量も1トン〜2トンほども増加するとされており、そうなるとサスペンションはもちろんエンジン、トランスミッション、ブレーキの強化も必要となり、相当なコストがかかるのは間違いなさそう。

防弾レベルはどんな基準?

なお「防弾」のレベルは欧州標準化委員会(CEN)規格で定められ、その基準が表記されます。
米国においては国立司法省研究所(NIJ)がこの規格を決定しますが、ここでそれらの基準を記してみましょう。

EN-B7/NIJ-IV
民生用では最高の防弾性能となり(これ以上を求めると”装甲車”が必要)、NATO弾や徹甲弾も防御。
ただし重機関銃からの攻撃は防げない。
EN-B6/NIJ-III
狙撃銃、自動小銃対応。
EN-B5
狙撃用ライフル(AK-47/M16等)、サブマシンガン(UZI等)に対応。
手榴弾の破片も防御可能。
EN-B4/NIJ-IIIA
ハンドガンからの攻撃を防ぐことが可能。

それでは動画を見てみよう

こちらがそのテスラを紹介する動画、「What's inside a BULLETPROOF TESLA?」。

こちらは上のテスラを「防弾仕様化」した会社、Armourmaxの工場を紹介する動画、「What's inside a BULLETPROOF CAR?」。

こちらはBMWが「ボディガード向け」に行なっている、襲撃に備えたトレーニングスクールの紹介動画、「BMW Security Vehicles. Training.」。

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