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自分たちで作ったクルマでル・マンを完走し表彰台を獲得したグリッケンハウス。今回は軍需産業への参入を目論み武装スーパーオフローダーを公開

2022/10/24

自分たちで作ったクルマでル・マンを完走し表彰台を獲得したグリッケンハウス。今回は軍需産業への参入を目論み武装スーパーオフローダーを公開

| まさかスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスが最初に産声を上げたときはまさかここまでやるとは想像できなかった |

単なる富豪の趣味に過ぎないと考えていたが

さて、自力でル・マン24時間レースに参戦できるほどのレーシングカーを作って周囲を驚かせているスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス(SCG)。

これはフェラーリコレクター、映画監督など様々な肩書を持つジェームズ・グリッケンハウス氏によるプロジェクトですが、2014年頃から「スーパーカーを作る」という計画がスタートし、「どうせ無理だろう」と言われていたものの、なんと2017年にはアメリカ国内にて自動車メーカーとして承認され、その後実際にスーパーカーを発売することに。

その後はスーパーカーのみならず「世界で最もハードな」オフローダーだと称するBoot(ブート)なるクルマもリリースしていて、これはタフさで知られるバハ1000レースにも出場し、しかも自走してレースに参加し、さらに完走したうえ、また自走して自社まで戻ったということもあるほどです(同レースは完走率が低く、フォードが投入したワークス仕様のブロンコですらリタイアしている)。

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その後はスーパーカーとオフローダーを融合させたSCG008も

要は「あなどれない」のがこのスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスということになりますが、2020年にはSCGが発売していたスーパーカー「SCG004」、そして上述の「Boot」とを融合させたSCG008なるスーパーオフローダーを発表しており、その車種構成がどんどん拡大しているわですね。※SCG008は現在開発中であり、まだ納車はなされていない

さらにSCGはその販路を拡大することで収益を増加させていて、Bootについては「国家防衛、捜索救助、警察、消防、特殊部隊」といったジャンルにおいて、関係する機関の承認を待っているともコメントしており、さらに今回同社の公式Facebook上で公開されたのが「SCG008の国防バージョン」。

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現時点ではこの詳細が紹介されていないものの、ちょっと前の情報だとミッドマウントエンジン(おそらくV8)、33インチ・スプラインアクスル、ウィルウッド製ブレーキを搭載しているとされ、かなり高いスペックを持っていると考えて良さそうです。

なお、このSCG008の価格は1500万円ほどだと言われているので、それなりの装備にも納得ではありますね。

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アメリカでは軍需産業への納入は大きな利益獲得を意味する

なお、アメリカにおける軍需産業は非常に規模が大きく、よって多くのメーカーがなんとかここに食い込もうとしているわけですが、もちろんスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスもそのひとつ。

さらにGMの専門部署「GMディフェンス」も軍需産業向け企業となりますが、このあたりは日本ではちょっと考えにくい構図ではありますね。

ちなみにですが、スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスはなにかと主張が強く、新生デ・トマソが「P75」を発表した際には、自身がピニンファリーナにオーダーしたフェラーリP4/5のパクリだと主張したことも。

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加えて、最近だとフェラーリ・プロサングエが「観音開き」ドアを採用したことについても自意識過剰な発言をしたことも。

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参照:Scuderia Cameron Glickenhaus(Facebook)

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