| なぜオフローダー? |
ジェームズ・グリッケンハウス氏率いるスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス=SCGは昨年にフェラーリP4/5風のスーパーカー「SCG 004S」を発表していますが、今回自身のFacebookにて、スーパーカーとは対極にあるオフローダーを公開。
このオフローダーは「BOOT」と名付けられ、かなり「本気」な車。
というのもSCGはこの性能を証明するためにアンデスの火山(標高6893メートル)を走行させ、「もっとも高い場所での走行記録」を狙うとしています。
ついに個人フェラーリコレクターのプロジェクト実現。キャメロン・グリッケンハウスSCG 004Sが公開に
ここにも狂気の男がもうひとり。SCGがついにその新型スーパーカーのティーザー開始
SCGが追加で内装の画像を公開。センターシート採用は今後、少量生産スポーツカーのトレンドに?
やはりセンターシートを採用
現在予定している仕様では5リッターV8自然吸気エンジンをミドシップマウント(というかほとんどリア)し、2ドアと4ドアが存在。
トランスミッションは「ATのみ」ですが、これは「MTは需要がない」という判断から。
というのもすでに発表済みのスーパーカー、SCG004Sであってもマニュアルの受注は非常に少なく、オートマティック・トランスミッションのほうが圧倒的だったため、と語っています。
SCG004Sの目的の一つはグリッゲンハウス氏の好きな「フェラーリP4/5」を再現することにあったと思われるものの、今回の「Boot(ブーツ)」に関しては「機能優先」。
サスペンションのトラベルは50センチを予定しており、「どんな環境でも走ることができる車」という機能や構造から先にアプローチしているようですね。
異常に高い「シュノーケル」も高い渡河能力を予想させます。
なお乗員は「3名」で、これはSCG004S同様にフロントにセンターシートを持つため(オフローダーであれば外の様子を確認しながら運転できるように運転席を通常の配置としたほうが良さそうではあるものの、そこは外部の様子を確認できるモニターなどあるのかも)。
発売は2019-2020年とされ、価格は1100万円程度、とアナウンスされています。
先に発表したスーパースポーツとは全く違う車ではありますが、同じくスーパースポーツ発売後に究極オフローダーを発表したのは「レズバニ」、そして5000馬力の車を発表した「デヴェル」がありますね。