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テスラが突然、中国生産のモデルYをアップデート。内外装の変更に加え快適性も向上、一部グレードでは性能アップも。一方、日本ではまだ新型モデルYの購入はできないもよう

2023/10/02

テスラが突然、中国生産のモデルYをアップデート。RWDでは性能が向上するも価格据え置き。一方、日本ではまだ新型モデルYの購入はできないもよう

| その変更は内外装、そして一部モデルではパフォーマンスや航続距離も向上 |

おそらくは日本仕様もこの新しいモデルYへと切り替えられるはずだが

さて、テスラは先日上海ギガファクトリーにて生産するモデル3のフェイスリフトを行っていますが、今回は突如として(同工場で生産する)モデルYのアップデートを実施することに。

その内容としてはエクステリア、インテリア、そして一部の仕様となっていますが、これは全くの予想外だとされ、各方面に大きな驚きが広がっています(もともとモデルYは2024年にフェイスリフトが入ると言われており、よって現時点でのアップデートは予測されていなかった)。

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新型テスラ・モデルYはこう変わった

そこで今回変更された内容を見てみると、標準装着のホイールがこれまでのシルバーの「ジェミニ」からブラックの19インチへ。

ホイールサイズは変わっていないものの、航続距離が従来に比較して1.7%(9km)伸びて554kmとなっているため、この新しいホイールはエアロダイナミクス的に優れている可能性がありそうです。

ちなみに「ロングレンジ」も4.2%(28km)走行距離が増え、「パフォーマンス」では変化ナシ。

Tesla-Model-Y (7)

なお、興味深いのは、エントリーモデルのテスラ・モデルY RWDの0-62マイル/hが5.9秒(従来は6.9秒)に向上していることで、何が原因で1秒(14.5%)向上したのかはわからず、ドライブユニット、バッテリー出力、あるいはソフトウェアの変更かもしれないと言われているものの、ほかのグレードにおける加速性能に変更は見られず、よって物理的・システム的なアップデートではなく、単にソフトウエアの更新によるものなのかもしれません(大規模な変更があれば、ほかのグレードの数値も向上しているはずである)。

Tesla-Model-Y (6)

なお、ホイール以外には外観上の変更は無いように見え、こちらが新しいモデルYですが・・・。

Tesla-Model-Y (4)

こちらは従来型。

Tesla-Model-Y (2)

新しいテスラ・モデルYのインテリアはこう変わった

そしてこちらが新しいモデルYのインテリア。

ダッシュボードにRGBアンビエントライトを装備し、(ウッドトリムに代わる)新しいテキスタイルのダッシュボード素材が採用されて、新型モデル3に近い変更内容となっています。

テスラからのアナウンスはないものの、中国現地のメディアは自動運転コンピューターHardware 4.0(HW4)を搭載し、その他いくつかの改良(NVH低減)をもたらしていると述べており、後者もまた新型モデル3に準ずる変更内容だと考えていいのかも。

Tesla-Model-Y (5)

ちなみにこちらは従来版。

ダッシュボードに小変更がなされていることがわかると思います。

Tesla-Model-Y (3)

現在のところ新型モデルYの価格は以前と変わらず、納期としてはRWDとパフォーマンスで2~6週間、ロングレンジで6~8週間。

参考までに、中国(上海)で生産されるモデルYは日本や欧州などに輸出されていますが、今のところ日本のテスラ公式サイトでは新しいモデルYが掲載されておらず、しかしそう遠くない時期に「切り替わる」ものと予想されます。

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参照:Tesla

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