| クルマを盗むのは許される行為ではないが、オーナーとしては少しは心が「救われた」んじゃないかと思う |
な、クルマが戻ってきたにもかかわらず警察はいまだ犯人を捜索中
さて、クルマの盗難や強盗などが報じられることが多い昨今ですが、今回はニュージーランドより「ちょっといい話」。
この話の主人公はニュージーランドのオークランドという静かな町でカフェを経営するヴァルン・チャダさん。
いったんクルマを盗まれるも、そのクルマが謝罪の手紙、そしてヴァルン・チャダさんの子供へのプレゼントともに戻ってきたという経験を語っています。
その「事件」はこうやって起こった
ヴァルン・チャダさんはカティ・ストリートにてカフェを経営している人物ですが、ある日の仕事の後、店に忘れ物をしたことに気づいて店へと戻り、その際にはエンジンをかけたままにしていたのだそう。
そして彼が忘れ物を回収してトラックのもとへと戻ってみると、彼のホールデン・コロラドの姿はどこにもなく、ほんの一瞬の間に盗まれてしまった事に気づきます。
カフェには防犯カメラが設置されているものの、残念ながら犯人の姿を捉えてはおらず、映っていたのは走り去るトラックの姿のみ。
ヴァルン・チャダさんの受けたショックは想像にあまるものがありますが、驚くべきことにその4日後に出勤してきたヴァルン・チャダさんが目撃したのは自身の盗まれたトラックで、なんと「盗まれる前と全く同じ状態で、全く同じ場所に」置かれていたのだそう。
さらに驚かされたのは一枚のメモとおもちゃが車内に置かれていたことで、メモにはこう書かれています。
やあ、ここに君のトラックを返しておくよ。
あの日は酔っ払っていて、家に帰るのにトラックが必要ったんだ。本当にすまない。キーもちゃんと返しておく。
君の赤ん坊のためにおもちゃも買っておいた。本当にすまない。そしてありがとう。
タイミングよく置きっぱなしのトラックを盗んだこと、そしてヴァルン・チャダさんに子供がいることを知っていたことを考慮するに、犯人は身近な人なのかもしれませんが、ヴァルン・チャダさんはトラックが無事に戻ってきたこと、犯人が謝ってくれたことからこれ以上の追求を行うつもりはないとも語っています。
ただし、警察のほうではまだ犯人を探しているとも報じられており、仮に犯人が捕まったとしても、ちょっとは情状酌量を加えてほしいといった気もしますね。
この事件の一部始終をヴァルン・チャダさんが語る動画はこちら
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