■近況について ■駄文(日々考えること)

さすがに無傷ではいられなかった今回の株価大暴落。ただしこれはここ数年で何度か訪れた「リバウンドへのチャンス」であり、ボクは恐れずに投資を増加させる計画である

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| ボクは常に前に進むことしか考えておらず、苦しいときこそ「もっと前へ」 |

実際のところ、今回の暴落はボクの予想よりもその下落幅が小さかった

さて、今回は日米欧の株式市場そして暗号資産ほぼすべてが暴落したわけですが、ぼくはこれを「チャンス」として捉え、すでにいくつかの行動を取っています。

今回の暴落については事前にある程度予測できていたもので、まずは円が急激に高くなっていたことから(円建ての)金の価格が下がり始め、よってぼくは先週末に金をすべて現金化して「現金保有高」を上昇させ、株価が下がったときに株を仕込めるように準備していたわけですね。

そして今回の(予定通りの)暴落となったわけですが、これまで保有していた米国株については売却せずに「持ったまま」。

その理由としては売買にかかる手数料、暴落からのリバウンドなどを考慮した場合、「たとえ暴落しても、このまま持っておくほうがプラスマイナスを考慮したとき、結果的に(そのまま持っておいたほうが)プラスになるであろう」という判断です。

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なぜ日本の株式市場は暴落したのか

ちなみにぼくは日本株を一切触らず、現在は米国株オンリーで、その理由は何度か述べた通り「日本の株式市場は実体経済を反映しておらず、過去の経験則やニューヨークや中国、ロンドンなど他の市場の動向に左右されるため」。

ちなみに今回の暴落の直接の原因は「円高」だとされ、これは「円高になると輸出産業の利益が減少するから」。

しかしこれは何十年も前のセオリーで、かつて日本が農業国で自給率が高く、そしてトヨタや日産やホンダなどの自動車メーカーが国内で生産を行い、東芝やソニー、パナソニック、日立などの家電メーカーが白物家電を扱っていて、かつ国内で生産していた頃の話だと捉えています。

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ただし今や日本の自給率は低下しており(カロリーベースで38%である)、「日本の」メーカーであっても国内生産比率が低下したり国内生産から撤退する例も少なくはなく(たとえばトヨタの2023年の国内生産比率は33%である)、よって円安に動いたとしても「かつて」の時代ほど大きな(プラスの)影響はなく、しかし逆にエネルギーや食品の輸入コストが増大するため、経済活動にかかわる負担、ぼくら国民の経済的負担が増加してしまうのが現状です。※ただしトヨタの場合、高価格・高利益モデルを日本で作って輸出しているので、円安の影響は(トヨタ自身が発表している通り)小さくはない

よって、円安=経済にプラス、円高=経済にマイナス(悪)といった具合に”何十年も前の思想が反映される”日本の株式市場はぼくにとって魅力的ではなく、この固定概念が(投資家の世代交代とともに)入れ替わらない限りは手を出したくないと考えているわけですね(逆に、この固定概念を”利用”するという考え方もないではない)。

さらに言えば、米国市場を左右するいくつかの要因は、消費者物価指数であったり、住宅着工件数であったり、失業者数であったり、つまり「国民の実際の生活」に関連したものであるのに対し、日本の株式市場を左右するのは「外国の株式市場」「金利」「為替レート」といった、国民よりも国そのものや企業に関連したものである場合が多く、これについても日本の株式市場は「国民不在」といった印象が強く、ここもぼくが日本株を好きになれない理由です。

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今後の株式市場はどう動くのか

そして日本の株式市場は主にニューヨーク市場に左右されることが多く、NY(ダウ平均株価)が上がれば次の日の東京株式市場が値上がりし、NYが下がれば次の日の東京も下がり、つまり主体性を持たないとも考えています(これもまた、容易に”利用”が可能な指標である)。

よってぼくが注目するのは米国市場のみで、そして今後のぼくの予想としては「上昇傾向を維持するであろう」。

その理由は米国における慢性的なインフレ、投資効率の向上(現代ほど投資によってお金を得やすくなった時代はなく、労働に意味を見いだせない)といったものがありますが、やはり米国企業のグローバルにおける市場支配率が高まるであろうことが最も大きな要因であると捉えています(ぼくが米国におけるそれぞれの産業のトップ企業に投資するのはここに理由がある)。

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よって今回のように暴落した場合には市場支配率の高い企業、たとえばマイクロソフト、アマゾン、Google(アルファベット)、アップル、エヌビディアなどを買い進むのがベターだとも考えているわけですが、ぼくの基本姿勢は以前に述べたように「バイ&ホールド(買ったら売らない)」。

ただしどこかで売るべき場面がでてくることも間違いなく、その場合は「もっと上がるかもしれないが、その先の利益のことは考えずに売るべきときには売って先のことは(そこから上がったとしても)考えない」、そして買うときには「この先もっと安く買えるかもしれないが、そんなことは考えずに買うべきときに買う(下がったとしても期にせず、長期保有でプラスになるのを待つ)」。

要は先のことは誰にもわからず、よって今できるベストな判断を行って迷わず実行し、それについては結果がどうなろうとくよくよ考えない、というのがぼくのスタンスです(言うほど容易いことではないけれど)。

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ちなみに今後ぼくは金融資産を「3つに」分けることを考えており、ひとつは安全資産である「金への追加投資」。※いったん金はすべて処分したが、円高が一服すると考えているので、ここでまた仕込む予定である

2つ目はローリスク・ローリターンを考えた信託会社への資産運用委託(これはあまり好きではないので今まではやってこなかったが、今は資産運用に対するリターンが大きく、考え方をシフトした)。

3つ目はハイリスク・ハイリターンを狙った投資であり、成長分野・成長企業への積極投資を行うことでチャンスを獲得したいと考えているわけですね。

ちなみに為替については非常に読みづらい状況が続いているものの、米国での各種統計が予想以上に「悪い」ことを鑑みると早期利下げの可能性が高く、日本については利上げが円高を招き、それが史上最大の株価暴落を招いたことが広く認知されているため、ここからの利上げを行うことは考えにくく、よって日米の金利差が大きく開くことはないと考えています。※日本の利上げは少し前の米国のように「加熱した景気進行を抑制するため」ではなく、行き過ぎた円安を是正したいという目的によるもので、これもまた日本の「国民不在」の考え方を示しているように思う

ただし「まったくわからない」のが大統領選の行方であり、トランプが当選すれば輸出を強化するためにドル安=円高へと誘導する可能性が高いとも考えていて、そうなると金はじめ色々な相場が想定外に動く可能性があり、今年の秋から年末に一波乱あるとも考えているわけですが、しかしこれは「コロナ禍」そして「ロシアのウクライナ侵攻時」同様、ぼくにとっての大きなチャンスであるとも考えていて、(本当は死ぬほど恐ろしいですが)踏み込むべきところへと踏み込んでゆこうと考えています。

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