>マクラーレン(McLaren)

マクラーレンは今年で(ブルース・マクラーレンのチーム創設から)60周年だった!あまり60周年が前面に押し出されないもののTUMI(トゥミ)が60周年記念バッグを発売

2023/04/17

マクラーレンは今年で(ブルース・マクラーレンのチーム創設から)60周年だった!あまり60周年が前面に押し出されないもののTUMI(トゥミ)が60周年記念バッグを発売

| マクラーレンはなぜブルース・マクラーレンのチーム創設をあまり祝いたがらないのか |

せっかくなのでその伝統をもっと前面に押し出してはと思うが

さて、マクラーレン創業者、ブルース・マクラーレンが自身の名を冠したチーム、「ブルース・マクラーレン・モーターレーシング」を設立してから今年で60周年。

ただしマクラーレンはちょっとややこしい歴史というかグループ構成を持っていて、創業者のブルース・マクラーレンは1963年にチームを創立した7年後の1970年に事故死を遂げており、その際チームはテディ・メイヤーへと引き継がれることに。

マクラーレンの市販車はマクラーレン・カーズにルーツを持っている

その後もチームとしてのマクラーレンが存続するものの、どこかの時点(おそらくは80年代)で中東の投資グループがその権力を握ってしまい、そこからさまざまな事業展開がなされることになるのですが、市販車部門として1985年に設立された「マクラーレン・カーズ」で、ここからは1992年にかの「マクラーレンF1」が発売されています。

マクラーレンF1は今年でちょうど30歳!「ロードカーとして設計されたのにル・マンで優勝してしまった」など知られざる事実30選
マクラーレンF1は今年でちょうど30歳!「ロードカーとして設計されたのにル・マンで優勝してしまった」など知られざる事実30選

| 自動車史上、マクラーレンF1ほどピュアで、ユニークで、高度な技術が注ぎ込まれたクルマもないだろう | その取引価格の高さがマクラーレンF1の評価をそのまま表している さて、マクラーレンF1は199 ...

続きを見る

ただしこのマクラーレン・カーズはこのF1を発売したのみで休眠状態に入り、2010年に「マクラーレン・オートモーティブ」として生まれ変わり、「MP4-12C」を皮切りとして2014年に650S、675LT、570S、540C、570GT、そしてP1といったハイパーカーを発売し、さらに続いて720S、GT、セナ、エルバ、スピードテール、さらに最近ではハイブリッドスポーツ「アルトゥーラ」も発表済み。

なお、ポルシェは今年「スポーツカー誕生70周年」を祝っており、フェラーリも昨年は創業「75周年」、ランボルギーニも今年に創業60周年を記念してさまざまなイベントを行っているのですが、マクラーレン・オートモーティブはこれまで「マクラーレン創立記念」として何かを祝ったことはないように記憶しており、祝ったことがあるとすれば「ル・マン24時間レース優勝記念」。

塗装にかかるのは1台800時間!マクラーレンが1995年のル・マン出走車を再現した「セナGTR LM」特別仕様車5台を公開

いずれも当時のカラーリングに現代的なアレンジが加えられる さて、今年はマクラーレンF1がル・マン24時間レースにて優勝を飾ってから25周年という節目の年です。そのためマクラーレン、および当時のレーシン ...

続きを見る

1

その(創立を記念しない)理由は定かではないものの、現在のマクラーレンは創立者であるブルース・マクラーレンの手を離れてから長い時間が経過し、かつブルース・マクラーレンがそもそも市販車に関与しなかったためなのかもしれません。

さらにマクラーレンそのものは創業者一族と資本的な関連性が(おそらく)失われていたようで、しかし最近になってマクラーレンは「ブルース・マクラーレンの娘」を雇い入れるなどブルース・マクラーレンをヘリテージとして活用する方向を見せているようにも感じられ、しかしそれでも「創業記念」については何もなされないまま、というのが実情です。

これがマクラーレンの本社だ!マクラーレン創始者の娘が案内するファクトリーツアー

| マクラーレン本社は”自動車メーカー”という固定概念を覆した | マクラーレンがその本社の様子を紹介する画像を公開。 マクラーレン本社はその先進性、充実した設備、工場に至っては「チリ一つ無い」真っ白 ...

続きを見る

ただしTUMI(トゥミ)がかわりにマクラーレン60周年記念を祝う

しかしながら今回TUMI(トゥミ)が発表したのがマクラーレンの創業60周年を記念した新しい限定コレクション。

5

このコレクションは、にはマクラーレンのシグネチャーカラーでもあるパパイヤオレンジが使用されていることが特徴で、「エアロ」インターナショナル・エクスパンダブル・4ウィール・キャリーオン(294,800円)、「トルク」スリング(99,000円)、「リーメックス」アクセサリー・キット(60,500円)、「ヴェロシティ」バックパック(179,800円)といったモデルにて構成されています。

3

このほか(オレンジではなく)ブラックをベースとしたモデルもいくつかラインアップされており、幅広い層にアピールできるラインアップを持つもよう。

2

マクラーレン・オートモーティブのチーフデザイナーであるゴラン・オズボルト氏によれば「私はずっと、TUMIとともに、コアコレクションとカーボンファイバーコレクションに加え、マクラーレンの60周年を記念した特注カプセルエディションを作りたいと考えていました。今回発売するこの豪華なトラベルピース・コレクションは、未来を見つめ、限界を押し広げ、両社の理念を反映したモダンなデザイン言語と楽な機能性をマッチさせるという、創業者ブルース・マクラーレンの情熱も称えています」。

1

そしてマクラーレンはこのTUMIとのコラボレーション製品を幅広く訴求することを狙っており、今回の60周年記念コレクションの発表に加え、年間を通じてF1レースグランプリでの展示、さらにプレゼント企画、インフルエンサーを起用した販促などを予定していると報じられています。※現時点ではなぜかランド・ノリスしか公式フォトに起用されていない

合わせて読みたい、マクラーレン関連投稿

マクラーレンがBowers & Wilkinsとのコラボヘッドフォンを発売!価格は日本円で約12万円、マクラーレンの車内オーディオを7年間手掛けてきた実績が生かされる
マクラーレンがBowers & Wilkinsとのコラボヘッドフォンを発売!価格は日本円で約12万円、マクラーレンの車内オーディオを7年間手掛けてきた実績が生かされる

| マクラーレンは比較的コラボレーションに熱心であり、いずれもストイックな製品が多い | ランボルギーニがストリート系ブランドとコラボするのとは対照的 さて、マクラーレンがバウワース・アンド・ウィルキ ...

続きを見る

マクラーレン×TUMI(トゥミ)に新シリーズ登場!マクラーレンらしくカーボンファイバーを使用したスーツケースやバッグが4アイテム追加
マクラーレン×TUMI(トゥミ)に新シリーズ登場!マクラーレンらしくカーボンファイバーを使用したスーツケースやバッグが4アイテム追加

| マクラーレンとカーボンファイバーは切っても切れない関係にある | かなり高価ではあるが、マクラーレンのファンであればぜひ押さえておきたい マクラーレンとバッグメーカーのTUMI(トゥミ)は数年前か ...

続きを見る

マクラーレンが高機能スニーカーブランド「APL」とコラボ!第一弾として「セナにヒントを得た」APLマクラーレン・ハイスピードを5色、6万3300円にて発売開始
マクラーレンが高機能スニーカーブランド「APL」とコラボ!第一弾として「セナにヒントを得た」APLマクラーレン・ハイスピードを5色展開、6万3300円にて発売開始

| マクラーレンっぽくも、そして運転に適していなさそうなのがちょっと残念 | あくまでもファッションアイテム、もしくはスポーツ用というコンセプトなのだと思われる さて、マクラーレンは市販車展開開始当初 ...

続きを見る

参照:TUMI

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->マクラーレン(McLaren)
-, , , , ,